目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

2017-01-01から1年間の記事一覧

近代に於ける思想の誤りⅠ

そう心配せずとも、早晩必ずや近代文明は滅びる。 さて、以前に大學の先輩が教えて呉れたのであるが、彼が高校生の頃の社会科の教師が、矢張りと云うべきか近く文明は滅ぶとそう宣うて居たのだそうな。 従って社会科の教師といふもの程嫌らしいものはない。 …

飲酒は喫煙以上にヤバいことだ

ほうれ、ほれ、ほれほれほれほれ。 「節度ある」飲酒も脳に悪い? 流ちょうさに影響も 研究 ここからも人類は酒を飲むことをもう止めるべきだ。 何故なら飲酒によりこのやうに脳が破壊されて仕舞うからなのだ。 勿論煙草も止めるべきである。 肺癌で死ぬこと…

此の世は無いから欲も無い

仏法即ち真理による認識によれば、此の世の実在性はとりあえずは否定される訳です。 此の世界自体がそうした虚妄のものなのですから、其処で子孫の存続だの、社会の繁栄だの、または家系の興隆だの、はたまた美味い物を食いたいだの餓死したくないだの、孤独…

この際大乗仏教からも学ぼう

三月の初旬のことでしたが、、勉強が好きで比較的頭が良いと思われた上司が原始仏教を学びたいのだがどうだろうか?とお尋ねになりましたので即座に「其れは止めておいた方が宜しい。アナタがお利口なのは分かって居るのだが原始仏教程反常識的なものは無い…

超越論的な神仏の存在の認識

神は存在するのでしょうか?神が存在するという証拠はあるのでしょうか? 「神の存在証明」・・・のまとめ 「カントによれば、道徳法則に従うことが善である。道徳法則に従った行為をなしうる有徳な人間は最上の善をもつ。しかし、有徳であるだけでは善は完…

宗教は人間を自己規定する

わたくしの云う自己規定とは人間存在が自らの欲望を抑えると云う其の理性的行為に必然性を与えるという意味での規定なのです。 今現代人は諸の欲の追求、成就に対し抑制即ち歯止めが効かなくなりつつある。 そして善悪の基準を自分で創り上げつつあります。 …

心のともしびⅠ

言うまでもなく自然とデカダンスな方向を向き易い放蕩詩人や無頼の作家の類には宗教の教えこそが必要です。 第一世の中を斜に眺めていつも文句ばかり垂れているやうなそんな嫌らしい猫共には宗教のレヴェルでのまさに清廉潔白な、所謂無菌状態での精神の処女…

今後百年程の間に気候の変動により近代文明は滅びる

難しい話ではなく、今後百年程の間に気候の変動により近代文明は滅びる。 詩人にはそのやうに直感されて居るのであるから、事実其れは其の通りのことなのであろう。 尚元来文明とは余剰物である。 謂わばどうでも良いようなものなのであるからして、そんなも…

悲観と楽観

たとへば「楽観主義者は悲観的で、悲観主義者は楽観的だ」とブログで述べて居られる医師の方が居られますが其れは其の通りのことなのではないだろうか。 ちなみに此の楽観だの悲観だのいう区別の仕方は何より曲者なのでして、其処には常に表面的な意味での楽…

身心問題につき考えしこと

心の哲学 心身問題 所謂心と体の問題とは良く云われるのだが其の心と体と云う名辞に寄りかかると此の問題は余計に理解すること能わずでかえって思考がゴチャゴチャになって仕舞うのである。 上でのやうに先哲の方々も様々な御意見を述べられて居るのですがズ…

文明は今もまさにチュウチュウと搾取を重ねて来て居る

古来より社会つまり文明にとり最も大きな問題が搾取の問題である。 されど此の搾取過程は人類が余剰としての生産物即ち諸の蓄えを持つことが出来るようになった農耕文明以降の社会構造の根本を支え得るものでもあった。 だから貧富の差と云うか兎に角食うや…

個を破壊するやうでは矢張り社会は悪い

利己主義化、矛盾化する社会の問題は個に於ける問題とはまた別の所にある。 即ち社会が悪いということである。 社会が悪いということにして、それでもって自己の生活を守ることに関しては其れが認められて居る。 少なくとも民主的な社会に於いては。 ただし…

死は徐々に遠ざかる。でも本当は死の近辺ばかりだ。

マックス・ヴェーバー 主な業績 生きることは病であり、眠りはその緩和剤、死は根本治療。 人生の時間は、自分の召命(しょうめい)を「確実にする」ためには、限りなく短くかつ貴重だ。 「資本主義は、キリスト教的禁欲の精神から、意図せざる結果として生ま…

近代とは合理化による宗教の自己矛盾過程である

元より「理性によって納得できること」「正しい論理にかなっているさま」=合理化である。 またマックス・ヴェーバーによると合理化とは「さまざまの要素を矛盾なく、ある目的にしたがって整合すること」だとしている。 従って文明とは此の合理化の産物であ…

マックス・ヴェーバーもまた偉い

世紀末から前世紀初頭にかけ活躍した独逸の社会学者マックス・ヴェーバーもまたかって其の高潔な精神性を発揮した学者の一人でした。 特に近代の本質を合理化の過程として捉える辺りはわたくしの考えに近いと申しますかほとんど同じ考えである。 ただしわた…

「ヒンドゥー=スワラージ」より思う事

ヒンドゥー=スワラージ 「ガンディーの主張は、表面的なイギリス統治の批判ではなく、近代文明そのものへの批判に向かっており、インドにとって真の文明とは物質的な繁栄を求めるのではなく個人が自らの精神を統御することにある、という。そのよりどころは…

ガンディーの思想に共感す

かのマハトマ・ガンディーはかって文明をして文明そのものを超えていくべきものであるとそう規定して居ります。 近代つまり最も顕著に現れし文明の要素即ち人間による人間自身の搾取の過程は到底善なる行為などではなく是非乗り越えていくべきものであるとそ…

理想に殉じた男の生き様とは?

現在の社会に満足している? それにしても一体どこに満足感をみいだせるというのだろうか、此の社会に? つまり、これは嘘の世論調査なのではなかろうか。 第一此のヤフーの統計では世の中に全然満足など出来ない、いやそれどころかむしろクソッタレだ、クソ…

美しいことは美しい

現代社会の問題は厳然としてあり其れは次第に我我人間自身を圧迫して来るであろう質での厄介な問題です。 我我が如何に今この時を、この刹那の時の連なりを謳歌しようが根本の問題そのものが解決されぬ限りどんなに時を経ても其れは我我をして自己矛盾化させ…

不自由の自由

さて此処がヤフーから発禁を食らい検索にかからなくなったのはすでに一年程前のことなのでありまして、其処からしてもいかに此の世界が所謂真理を語ることに対し拒否反応を示すかということがハッキリ分かるのであります。 確かにわたくしは半分位頭がおかし…

生の始めに暗く死の終りに冥し

三界の狂人は狂せることを知らず 四生の盲者は盲なることを識らず 生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く 死に死に死に死んで死の終りに冥し ー 秘蔵宝鑰 序 沙門遍照金剛撰 ー 秘蔵宝鑰 三界狂人不知狂 四生盲者不識盲 生生生生暗生始 死死死死冥死終 …

文明はガンディーの考えからも是非学ぶべき

今や現代社会はかのカントの云う統整的理念ー実現が難しい高次の目標ーを持ち得ず謂わば現実を誤魔化して其の場しのぎの行動を取って居るのだと云われても仕方が無い程に思考力の減退を余儀なくされつつある。 然しまたカントの云ったやうに構成的理念ー実現…

罪深き現在

さて、一体罪とは何であるか、ということである。 わたくしは存在とは罪深いものである、とそういつも述べて来て居る。 其の罪深さとは限定という存在の本質に起因する。 まさに其の存在の限定性が、罪を生じさせる。 生じさせて仕舞う。 故に限定だから、罪…

淫行をなすと女は即魔物と化す

こんな風に男女共性欲は元々抑えるのが難しい。 安易な気持ちでJKビジネス=半数が性サービス経験―摘発店の就労少女調査・警視庁 保護者「先生たちを"しつけ"した方が…」 異常多発 公務員の"淫行""わいせつ" 札幌市 何故なら此の世界に生命を生み出す大元の…

仏教とは死後の幸せを求めるものですか?

仏教とは死後の幸せを求めるものですか? 此の問いに対しお坊様方が懇切丁寧に答えて下さって居ますので其処は何かと参考になることでしょう。 では僧侶の方々に代わり自称の仏教詩人であるわたくしめが答えさせて頂きます。 此処ではまず、幸せとは何かとい…

人間とはお化けである

結論としてわたくしが持ち得た世の実相とは諸の矛盾に翻弄され破滅に向かうことであろう精神無き世界のことなのである。 そして其れが何故其の様になるのかということを考えて居る。 ひとつには欲の解放が真理方向へは向かわないものだということにある。 精…

悩みを悩みとして悩まず絶望を絶望として絶望しない合理主義が未来を奪う

漱石アンドロイドお披露目 孫の声で「夢十夜」を朗読 さて、果たしてこのやうなアンドロイドが何故必要なのだろうか? 其れもよりによってあの漱石のアンドロイドだとは! 言うまでも無く漱石は近代文明を批判的な眼差しで見つめ明らかに其れに対し否定的だ…

中也の復讐

一月の名著 中原中也詩集 中原 中也は齢三十で死んだ詩人ですのでおそらくは密度の濃い生を歩んだ人だったのでしょう。 然し詩人の生の根幹には常に生と死、夢と失意、破壊と構築などといった内面の格闘がありまさに其の様こそが詩人の骨格なり存在感を成り…

人間こそが宇宙一の馬鹿である

學者が書いた本で今世界的にベストセラーになって居る本がコレだそうだ。サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福 わたくしはまだ読んで居ないがNHKの番組で取り上げられたものを視聴し此の本に於ける主張の大枠の部分は分かった。 其の基本スタンスが…

年頭の感

さて年が明けても相変わらず様々なことが自己矛盾化しつつ世の中は展開されつつあります。 自己矛盾=悪の履行なのでしょうから、我我の住する此の世界とはズバリ其の悪の世界なのであります。 其処では其の悪を知りつつ生きて居る人こそは利口で、悪だと知…