目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

我々は原始人である

たとえば 自然は良いものであるという 考えは誤りで 自然は良いものではあり得ず かつ自然は悪いものでもあり得ない という考えこそがより望ましい われわれの中で 自然はどこまでも叫ぶが われわれの中で 自然はどこまでも排除されていく われわれ人間はそ…

精神の保守と革新

私は究極の保守主義者なので同時にまた究極の革新派でもあり得る。 究極の革新とは出来れば此の世から永久に離脱したいー無論のこと仏教の教えに基づきーという旨であるが究極の保守とは逆に現在が永遠であっても構わないと考えて居る点にこそある。 さて一…

霊肉二元論につき考える

さて霊と物質の対立という根源的命題は遥かギリシア世界より人間に突き付けられて来しものである。 そしてかっての宗教や哲学ではこの物質の次元での追求乃至は放逸がむしろ戒められて来た経緯があった。 近代以降、特に現代にとって問題なのはそうした戒め…

トマス・モアの「ユートピア」思想

Wikipedia-トマス・モア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%82%A2 このトマス・モアという人のことですがかっては官僚の最高位である大法官まで出世しておきながら宗教上の立場から国法に反対し結局はあのロ…