目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

2016-01-01から1年間の記事一覧

劣化であり美そのものである時間

『私は世界を滅亡させる強大なカーラ(時間)である。諸世界を回収する(帰滅させる)ために、ここに活動を開始した。たといあなたがいないでも、 敵軍にいるすべての戦士たちは生存しないであろう。』(『バガヴァッド・ギーター』11-32、上村勝彦訳) 即…

「力への意志」を再考する

「およそ生ずる性質のものは、全て滅する性質のものである。」 事実としてそうであるとのことです。 すると、そも生ずる性質であることが不滅では無い性質を孕むということともなりましょう。 だから生じないことの方がまさに不滅なのであります。 生じると…

地震の力は理性の力

さて人工知能なんてことを考えて居た矢先に突然大きな地震が我が国を襲いました。 ですが今回は遠方の九州で発生した為、こちらでは全く揺れを感じることは出来なかった。 謂わば地震の力が九州を蹂躙していったのです。 其の地震の力とは、謂わば非合理的な…

謂わば理性が腐って居るのである、其の理性こそが。

急増する「妻からのDV」 相談できず傷つく男たち http://news.yahoo.co.jp/feature/143 -男性の被害は伸びが著しい。2015年に男性が警察に相談したDV被害は7557件。5年前の2010年と比較すると、9.5倍にもなった。- まず述べさせて頂きたいのであるが、こんな…

内省力に欠けたロボットやアンドロイドなど気持ちが悪い

悲観の力とは其れ即ち内省の力のことだろうと思われます。 そしてかっての知識人には此の内省の力が目立って存在して居たのだと言える。 ところが今の知識人には此の力がまるで欠けて居るかのように思われてならない。 まるで文明の尺度に自らの頭の中身を調…

悲観の力

血液型ゲノムー血液型性格相性診によるわたくしの診断結果 CHARACTER 性格 やるときとやらないときの差がはっきりしています。ON/OFFのスイッチが頭の中にあるようです。 何事にも抜け目がなく、小さなミスがあってもすぐに修復するでしょう。ちょっと悩んだ…

A型とB型の持つ本質的な差異

人は人間関係の上で色々とゴチャゴチャしたものを抱えて居り日々そうしたものを引き摺りながら生きて居るのである。 人間の社会生活、それも家族、親族、職場などの身近な単位でむしろ最も重要となるのがこの人間関係なのである。 たとえばわたくしはわたく…

問題の最終形としての二元的対立の遡行現象

悪とは何かと問えば其れは謂わば分解のことであろうと今わたくしは考える。 分解とは限定のことであり、限定されると長さや広さの区別、即ち大きさの区別、それから男女や動物と植物、というようにあらゆる区別が生じて仕舞うのである。 のみならず観念領域…

存在への信仰としての愛

愛ということにつき考えることは、これはもうまさに一番難しいお話しです。 第一そも愛は考えるものではないのかもしれない。 其処をあえて理屈でもって言えば、愛は存在するということと密接に結び付く心の働きであるとも申せましょう。 ですので存在という…

縄文人は幸せであったらしい

縄文期は争い少なめだった? 暴力死亡率1%台 岡山大教授ら人骨分析 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160330-00010004-sanyo-l33 以前にも述べましたが此の日本列島は類稀なる豊かな自然に恵まれたところです。 宇宙から眺めると地球はまるで宝石の如く…

愛の逆流

日本でじわり広がる”トランプ大統領”待望論―対米自立か隷属か― http://bylines.news.yahoo.co.jp/furuyatsunehira/20160327-00055887/ 尚わたくしは戦後民主主義をあくまで肯定的には捉えて来て居ないのである。 どだい民主主義というもの自体にも相当に不信…

望ましい合理化の範囲ースケールー

労働基準法改正により企業に年5日の有給休暇消化を義務づけ! http://worklifefun.net/obligation-of-five-days-off/ 有給休暇の義務化で本当に有給を使えるようになると思いますか? http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10136537850…

近代合理主義の暴走

ベルギー同時テロ 狙われたEU中枢 厳戒でも防げず パリ実行役逮捕直後 http://mainichi.jp/articles/20160323/ddm/003/030/184000c 今日の様にグローバル化されし社会に於いては、其処に於いていざ発生せし問題が即己の身にも降り掛かって来るのだと言えよ…

仏教界はむしろ自ら進んで合理化すべき

謎が解明? “お坊さん便”でわかった仏教界の「格差地獄」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160320-00000017-nkgendai-life 仏教会は猛反発 お布施定額「アマゾンお坊さん便」はアリ? http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/177192/1 こんな…

合理主義による自己破壊過程

要するに人間というものはそんなに高級なものでもなく常に理性的に振る舞えるものでもない。 其の理性とは名ばかりのもので其の実はただ本能を履行しつつ生きて居るだけのことである。 そんなのは実存的存在でもなくましてや宗教が提示するところでの普遍化…

科学的理性という自己矛盾過程

此の近代的な思想の影響はすでに我々の行動にもハッキリと表れて来て居りましょう。 第一最近何故か歩きにくくて困る。 たとへば本日買い物のついでに我はダイソーの百円ショップに寄りしが、其の折にオバサンが連れと話し込んで居て通路を通ることが出来な…

科学的理性による全体主義の成立

科学其れも自然科学の様に自然そのものを客体化して捉え世界を豊かにする思想が存在すると、其処で所謂科学への過信、依存のようなものが次第に醸成されて来るように思われてならない。 要するに其れが無いともはや一刻も生きて行くことが出来ず、しかも其れ…

モロ出シの理性の治し方

モロ出シの理性の治し方 世界大百科事典内の理論的合理性の言及 【合理性】より …それに対して,近代の資本主義における経済活動や官僚制機構における業務においては,目的内容の価値自体は問題にされず,もっぱら手段の効率性が一般に合理性の基準となって…

キレてますか?そしてHですか?ハイ、どうも抑制が効かないんです。

安倍首相、すぐキレるワケ 「ストレスためない」退陣の教訓か トランプ氏の手法と共通点 http://mainichi.jp/articles/20160308/dde/012/010/005000c 元々安倍政権の掲げる政策が矛盾だらけなので、このやうにちょっとしたはずみで自分で自分が支え切れなく…

理性の原始的退行

理性とは其れ即ち分解でありかつ即ち矛盾のことであります。 分解ということは、其処でそも其れが小さくなって仕舞って居るのです。 より大きな理性即ち神仏レヴェルに於ける理性というものは、元々顕在化しないつまりは理性という形での分解過程を辿りませ…

合理主義の帰結としての破壊

どだい脱近代などと申しましても其れは夢物語の如きものでまさに机上の空論、砂上の楼閣の如きものそのものなのでありましょう。 しかしながら、近代の文明の諸要素が今まさに此の世界の圧迫を強めかつ諸に於ける不安定さを生み出しつつあることもまた確かな…

デヴィッド・ボウイ語録

デヴィッド・ボウイ語録 ー芸術の間に境界は無い。音楽をやり始める前、まだ僕が絵や彫刻をやってた頃から、僕は自分の絵と音楽を結び付けたいと思ってたんだ。 画家に当てはまることはミュージシャンにも当てはまる。特にスタジオでは、音楽も絵の一形式だ…

皆様は今日も充分に緊張して居られましたか?

司馬氏は続けて、日本人の公意識がかの武士道から醸成されたものだと述べられて居る。 確かに日本人は公の意識の世界にこそ生きているように見受けられる。 其処では兎に角公の場、全体の場こそが大事なのである。 此の公の意識は、矢張り儒教だの仏教だの、…

「無思想の思想」が持つ危うさ

先日NHKスペシャルの方であの司馬 遼太郎氏の日本人論が二回に分けて放送されたようで、わたくしも其の一回目の方を本日ようやく視ることが出来た。 司馬氏の日本人観には日本人の好奇心の強さということと無思想の思想云々といった部分が出て来る。 其の…

悪魔が来たりて上を向く

逆に云えば破壊なき建設を為すことの出来ぬ哀しい生き物が人間なのだと申すほか御座らぬ。 其の破壊の現在を履行する為に生まれた、或は生きて居るのが我々人間なのであろう。 ゆえに人間の持ち得る現在とは元々幻想そのものであり、其れが幻想であるからこ…

精神の重み

ともあれ世界はこうしてグダグダになりながらも動いていく。 次第にヘロヘロとなりながらも、そして何が何やら分からなくなりながらも動いていく。 理性と本能、欲望と抑制、過去と現在、対立と協調、破壊と建設といった二元的要素のごちゃ混ぜの状態でもっ…

「人口論」が予言せしこと

理性とは分解であり同時に鏡という客観性を形作るものそのものなのでもある。 また其れが自らの馬鹿さ加減を映ずる鏡のことなのでもある。 理性があれば上だというものではなくむしろ顕在化された理性こそが下にあるものなのだ。 何故なら理性そのものは分解…

世界と己を分かつ鏡など要らない

即ち理性とは名ばかりの歯止めなき大欲望世界を日々繰り広げて居るのが我々現代人の真の様なのである。 近代思想が行ったのは其の狂乱の様の推進でありかつまた擁護であり弁護であった。 かのルネサンス期に於いて鏡が発明されたそうであるが、たとえばこの…

理性的なものはむしろ下位に在る

Wikipedia-理性 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%86%E6%80%A7 理性と情動[編 集] 理性(あるいは高次の認知能力)は伝統的に、感覚(senses)、感情・情動(feelings、emotions)、情念(passions) 等と対比的に用いられてきた。理性は純粋に精神的能力であ…

やがて海は人類により破壊されましょう

さて皆様は現在というものが不思議なものであるという認識乃至は感覚を持たれたことがおありだったでしょうか。 わたくしなどは生来天邪鬼に出来上がって居る為かむしろ幼い頃からこの世界が不思議なもの、不可解なものとしてずっと感じられて居たのでありま…