女性かまたは心優しき男性の方々におススメしたいＳＦ映画のＤＶＤ

共に90年代後半のＳＦ映画で主演が女優と云うこともありどちらかと云うと女性の視点から描かれた宇宙の異文明とのコンタクトでありかつ破滅の危機に対する家族愛などをテーマとする真面目なＳＦ映画作品です。

其の真面目と云うのは或は時代の真面目さが反映されていることかと思う。

21世紀に入ってからのフルＣＧのものよりも実写の部分が多くありゆえに落ちついて視られます。

共に90年代の名作ＳＦ映画です。意外と泣けると云うかしみじみとする場面も多いので感情を揺さぶられることが多い作品でもある。

62歳で他界されたカール・セーガン博士の原作を元に製作されたもの。

其の宇宙の異文明とのコンタクトは私の知る限りでは最もソフトで同時に理性的なものです。

美しいコンタクトであるとさえ言える。

其処に宇宙や宇宙の知性体に対する浪漫や尊敬の念が感じられ、事実其の美しいコンタクトはまことに穏やかに行われる。

逆に言えばまだ人間が宇宙に浪漫を抱くだけの社会的なそして思想的な余裕のあった頃に作られた映画であったとも言える。

若かりし頃のジョディ・フォスターの美貌と演技が共に良い。

然し彼女は近年同性婚をしてまさに妙なところで話題をさらいました。

破滅を前にした家族愛の部分に心を打たれまさに其の部分が涙を誘います。

むしろ人間の内面にスポットが当てられて居り、様々な葛藤や軋轢と闘いつつ主人公は結局和解した父親と大津波に呑み込まれて仕舞う。

それでも地球の破壊は免れ人類再建への希望は残った。

共に単なる破壊ＳＦではなく心温まる部分を描いて居る点が繰り返し観賞に耐える点に繋がって居る事でせう。

浪漫や夢、そして家族の絆と云ったかってはありふれて居たことだらう心の上でのあり方の重要さがひしひしと伝わる良い作品となって居る。

目覚めよ！