目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

資本主義の矛盾としての今

其の大問題と云ふものは、普通庶民には論じ切れぬものだ。 さて大問題の中でも大問題なのが此の人間の生存のあり方=自己認識である。 さうして人は普通じぶんに都合の良ひ価値ヒエラルキーに基づき世界の価値観を決めて居やう。 其処には社会的自我なるもの…

日本国が常に抱える大問題

ノーベル賞・野依博士「本気で怒っている」日本の教育に危機感 かように怒る良識ある大人の方が是非居て下さらねば困る。 然し問題は教育のみにあるのでは無ひ。 おそらくは大問題のせめぎ合ひとなって居るのであらう。 日本国の現状とは其の大問題だらけな…

シンポしてさへ居れば人間は幸せなんですか?

元より此の世の諸事象の成り立ちとは相克的ー相剋・相克ーであり同時に相即不離ー相即不離ーなものなのである。 さういふのを直観者は常に眺めて居るが感度の鈍ひ方々には其れは決して見えては来なひ。 わたくしは其の感度の悪さをも批判して居るのであり同…

安倍先生は不倫のせいで早く亡くなったのではないか

安倍 公房氏は惜しひかな早くに亡くなられたのだったが、其の著作や対談などを今読んだり視たりする限り高度な理性的能力をお持ちの方だったやうで、わたくしの場合遅ればせながらも其の的確な社会時評に感服して居る次第である。 実際此の方が今生きて居た…

相対化としての脱思想的な絶対化

其の価値ヒエラルキーに於ける破壊と創造の意味の捉へ方こそが重要なのだ。 所詮価値ヒエラルキーも二元分裂しやうから破壊と創造の意味が其処で固定化され得る訳ではなく其処でもって相対的にしか規定し得ぬこととならう。 するとたとへば以下のやうな対立…

映画鑑賞の日々Ⅱ

やんごとなきダブル不倫 重要無形文化財“宮内庁楽部ナンバー2”が教え子と…… 特に此のやうなことは絶対にしないやうに。 不倫をすれば即地獄へ堕ちます。 キリスト教でも仏教でも或はイスラム教でも不倫は認められて居りません、其れは大罪だ。 アマゾンプラ…

映画鑑賞の日々Ⅰ

アマゾンプライムヴィデオで視たSF超人ヘラクレスがとても面白く其ればかりかとても懐かしかった。 中学生か高校生の頃に深夜放送か何かで視た覚えがあり其れが兎に角懐かしく思える。 期待して見る程の映画ではないのに神々とヘーラクレースと、ヘーラクレ…

大掃除よりーアノ岡林 信康の歌にしてやられるⅢ

左翼=インテリ層?の考へて居ることにも勿論一理ある。 どだい社会=人間は腐り易く其れも長く続く制度または組織程さうなり易い。 などと人間じゃねえ個は批判するがイザ組織の中に属すともはや其れには逆らえなくなる。 其処をあへて逆らうのが真の意味で…

大掃除よりーアノ岡林 信康の歌にしてやられるⅡ

岡林信康ファーストコンサート 兎に角面白いコンサートの模様だ。 友よ 社会と闘ふことが難しいのは、其れが人間そのものであるからなのだ。 さう社会とは人間そのものなのだ。 つまり個とは人間ではない。 だからこそ個は自然の延長線上にある。 だが社会と…

大掃除よりーアノ岡林 信康の歌にしてやられるⅠ

人間にはかって社会と闘わねばならぬ時代があり其れは六十年代後半から七十年代前半にかけてのことであった。 ヴェトナム戦争に於ける反戦運動やヒッピームーヴメント、またインテリ学生達による全共闘運動はまさにさうした歴史の必然によって社会に齎されし…

大掃除よりー近代こそが矛盾を増幅している

今回掃除をして居て気付いたのは自らの潔癖さに就ひてである。 昔新聞の記事などを切り抜き所謂スクラップ帖にして居たのである。 其れが余りにも几帳面にしてあるので流石は彼だなとさう感じたのだった。 中でもとりわけ多かったのが梅原 猛先生の「思うま…

大掃除よりー常に癒される音楽、でも批判もまたあり

大掃除するのは大体十年振りだ。 掃除中は、決まって音楽をかける。 音楽は何でもかける。 お気に入りと云うか定番なのはベートーヴェンと久保田 早紀である。 ベートーヴェンはピアノ・ソナタのみなのでさうウルサクは無い。 CD盤を整理して居たら、忘れ…