中学生か高校生の頃に深夜放送か何かで視た覚えがあり其れが兎に角懐かしく思える。
元より人間の心に寄り添い共感を引き出すことこそが映画としての重要な役割なのではないだらうか。
勿論此の映画の評価は高くは無い。
だけれども、ヘーラクレースと友達となり新たな世界を垣間見たしょぼくれた男は彼との離別を心の底から悲しんだのだ。
すると何とラジオから別れた筈のヘーラクレースの声が。
寂しくなったら思い出して欲しい。君の心の中に思い出が残る限り。
1970年の映画なので勿論古い映画でしかもコメディ仕立ての部分もありさう熱心におススメしたいやうな映画ではない。
だが何故か平和で落ち着ける映画なのだ。
大した映画ではないのに印象に残るそんな映画なのだ。
アマゾンはわたくしがかって紹介させて頂いた此の二作品をヴィデオに加えて居るので其の点でも偉い。
其れに会員ならば様々な映画が無料視聴出来最近ではなかなか其れが楽しみになりつつある。
会員の年会費も抑へられている金額だし其処はあくまでユーザーにとって良心的な設定がなされている。
またわたくしのやうに買い物の品数が多いユーザーにとっては会員費でもって安くも買える訳なのだ。
しかも其れ等のほとんどが送料無料なのだ。
おまけに配達はまさに迅速で翌日には商品が届いて居たりもする。
おそらくは可成に合理化された配送システムが其れを可能として居ることだらう。
確かにわたくしは合理化することが嫌ひなのだけれど大いにメリットがあるゆえいつしかアマゾンジャパンのヘヴィーユーザーとなっていった。
もなかなかの映画だ。
歴史ものなのだが歴史ー神話ーに忠実にと云ふことよりも登場人物の人間模様につき描かれた部分がより多い。
遥か昔よりこんな風に人間はポリスと闘ひ國と闘ふことで征服と滅亡を繰り返して来た。
暫く前にはゴジラ映画の数々を視て全くのところただひたすらに懐かしかったのだ。
然しゴジラ映画にはメッセージ性もまたある。
其れからジュラシックワールドのシリーズも全てプライムヴィデオで視ることが出来た。
こちらはこちらで意外と強烈なメッセージ性を持って居る。
文明が何処まで自然を改変または再生して仕舞って良いものなのか、人間は単なる楽しみの為に生命そのものを弄って果たして其れで良いのか。
其れこそ今世界各地にある動物園だってさうだ。
狭い檻の中でまるで精神病者のやうに行ったり来たりして居る獣たちを観るにつけいたたまれなくなる。
まあそんな訳でプライムヴィデオでもって最近は色んな映画を視て来ても居る。