目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

地獄と極楽ー唯識無境 弐ー

識の転変 その心の動きを「識 (vijñāna) の転変 (pariṇāma)」と言う。その転変には三種類あり、それは 異熟(いじゅく) - 行為の成熟 思量(しりょう) - 思考と呼ばれるもの 了別(りょうべつ) - 対象の識別 の3である。識の転変は構想である。それによっ…

アンドロイド観音「マインダー」の説法に感動す

アンドロイド観音「マインダー」お披露目 京都・高台寺 いや、いや、コレはむしろ素晴らしひ! ここまで自然に説法が出来しかも分かり易く前向きな内容での。 コレではもしやわたくしも負けて仕舞ふのではないのか。 わたくしはいつも暗くて難しひことを言う…

地獄と極楽ー唯識無境 壱ー

真理そのものを得ようともがくのではなく真理にはほど遠くなりし社会文明の様を嘆くのがわたくしの文學そのものですのでわたくしはむしろ真理と「闘ふ」のであります。 真理と「闘ふ」バカは聖人には居られませんので其のバカは即ち阿修羅、かの宮澤 賢治の…

つひに出た!アンドロイド観音

北政所ゆかりの高台寺にアンドロイド観音 開発費1億円 ロボットが般若心経を説法!アンドロイド観音『マインダー』に驚きの声 ロボット観音、ロボット薬師、ロボット神将だのもうこれからは何でも出て来まっせ。 しかもAI搭載で本職の御坊様よりも明解に…

地獄と極楽ー観念地獄から脱する法ー

所詮世界とは認識上の産物である可能性が高くよって事実上は各人の認識の質によりまた違ふものが見えて居るのでありませう。 男女差また知能や心的傾向により皆がバラバラに違ふ世界ー宇宙ーが感じられて居る可能性が高ひ。 たとへば其の地獄と云うのもあく…

地獄と極楽ー神滅神不滅論争ー

こんにちは、今まさに真理と闘ふ詩人です。 其れでは本日は霊魂が有るか無いかにつき是非論じてみたひ。 神滅神不滅 中国の六朝(りくちょう)時代(220~589)に霊魂(神(しん))の不滅をめぐって展開された論争の総称。中国に仏教が移入されて輪廻(りんね)応…

地獄と極楽ー自業自得の因果かなー

因果 善因には善果、悪因には悪果が訪れるという業の因果の法則が説かれている。仏教では、一切の存在は本来は善悪無記であると捉え、業に基づく輪廻の世界では、苦楽が応報すると説かれている。一切は、直接的要因(因)と間接的要因(縁)により生じるとさ…

コアなファンは願って居る、仏教の復権を

葬式はなくなる? 通夜なし、式なしの「直葬」選ぶ時代に どうのこうのと云うことではなく、今や合理的に構築された日本の社会に於いて他国に比しべらぼうに葬儀費用が高いと云うことが問題なのである。 葬儀費用が高くとも社会がまともに賃金を出して居ると…

地獄と極楽ー無常と云ふ地獄ー

平家物語 祇園精舎 「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風 の前の塵に同じ。 祇園精舍の鐘の音には、諸行無常すなわち…

地獄と極楽ー社会(内面)の地獄から逃れる法ー

其の直観によれば世界は合理化と云う業を担ひ其の合理的社会化が本質的破壊を齎す為人類は滅ぶ他無ひのであります。 合理的社会化は合理的内面化でもありよって文明の進歩と共に人間は必然的に非人間化されて行きませう。 外側での進歩でもって人間の精神が…

地獄と極楽ー直観による無分別智の構築ー

直観 「知の領域で持つ、推論など論理操作を差し挾まない直接的かつ即時的な認識の形式 直観は本能とは異なっている。本能は必ずしも経験的な要素を必要としない。直観的な基礎による見解を持つ人間は、その見解に至った理由を即座に完全には説明できないか…

地獄と極楽ー般若(大乗)の智慧ー

ひと言で評せば大乗仏教は原始仏教、小乗仏教の対概念を対象とする仏法の領域なのだと思われる。 原始仏教、小乗仏教が直球としての正論を吐くのだとすれば、対する大乗仏教は変化球、其れもグルグル曲りくねったりストンと下に落ちたり要するに目を眩ませる…

地獄と極楽

「人生は地獄よりも地獄的である」 芥川 龍之介 芥川龍之介のアフォリズム 「人間的な、余りに人間的なものは大抵は確かに動物的である。」 其の動物的である本質がぶつかり合えば必然として其処に地獄の様が生じやう。 従って地獄とはあくまで地獄のやうな…