糸魚川翡翠としての「前向き」な価値ー本日さう「日光浴」しつつ「糸魚川翡翠原石」の数数と戯れて居た我ー
さて愛知県産の環境詩人は本日今年初となるバルコニーでの「日光浴」を慣行致しました。
其の「日光浴」こそがまさに我が趣味の筆頭のものでまた其の折には必ずや「鉱物」達が登場致します。
さうして「鉱物」を太陽光に翳しつつ眺め地球や文明の未來のことなどを全て忘れ言わば其の時のみの時間を過ごすことこそがまさに自分に取っての「癒しの時」となる。
また「筆記」の方でも癒されぬ訳では無いが「筆記」の方では「観念」が必然として入るが故に必然として「社會性」の如きものが其処には含まれ完全に解放される訳には行かぬ。
さて本日は光の具合が如何にも良く「鉱物」達がまさにキラキラと輝いて居る。
ところで何故世間の人人の多くは其の「キラキラ」に余り反応しないのだらう?
逆にみんなは「和」だの👪主義だのまたスタア性などに群がるものですがわたくしに限り其れ等にはほぼ興味が無いのでかうして我が部屋とベランダとに閉じ籠りつつそんな石の「美」をこそ愛で続けて居る。
またまさに其の「美」こそが我が生に於ける追求のテーマなのだ。
わたくしはすでに観念が齎す「虚構性」にもさらに社會が蔓延させる「資本の論理」にも飽き飽きして居る。
さうした意味での常識的な「幸福」の様からはあえて離れ自分にとっての「ほんたうの幸福」の時をかうしてしかと見詰めつつも半分泣いて居るのだ。
謂わば泣きながら其の「虚」としての感覚的現在をさうして生き続ける。
「破顔微笑」
其れもまさにそんな感じにて石の「美」に酔い痴れ独りほくそ笑む感じであらうか。
さて本日は主に「翡翠原石」を観賞した。
今年になり何故か其れが増えでもって過去に得た石をも引っ張り出し本日纏めて観てみたところ其のコレクションの域もすでに完成の域に近づいて居ることにまずは気付かされた。
兎に角石の数ばかりは多い。
其れが硝子製の大瓶でもって4つ程にもなるのでおそらく百以上は有るのだらう。
でもって昔得た大振りの糸魚川原石を眺めて居たところ、其の中に所謂「靑翡翠」と云っても良い物があることに気付いた。
尤も其れは231gある重い石でうっすらと黑も混じる透過せず余り質の良くない石である。
当初から「灰色翡翠」に見えるので適当に転がして居た翡翠ながら良く観るとコレは今値が高騰して居る「靑翡翠」と言ってもオカシクは無い。
此の「靑翡翠」はしかしながら光に翳しても其の色がハッキリする位のもので「結晶」は煌めかぬ。
でも翡翠なので「結晶」が無い訳でも無いが余り目立たないのである。
ところが今年得た参標本を光に翳すと特に弐標本が細かく「結晶」が煌めきまさに其れダケで💎級の石に見える。
つまりは「翡翠」の上質な標本は左様にまず「キラキラ」なのだ。
其の「キラキラ」な標本を何故か今年は立て続けに弐つ得て居る。
1.レモン翡翠
2.ピンク翡翠
また此れ等は色合いの方もまたぶっ飛んだほぼ「奇跡の糸魚川翡翠」と言えるものなのだ。
3.緑の大振りの翡翠
こちらは其の緑の部分に大振りの結晶がチカチカと輝く。
此の石は243g有り大きくなかなか見榮えの良い標本となる。
だが握り石として昔集めた標本には其の「結晶がキラキラのタイプ」が壱個しか無い。
其れは以前ー矢張り拾年程前かー新潟の其れも夫婦でたまに翡翠原石を出される人から得た物で結局其れも光の透過の方が良く上質の翡翠だと言えるが色の方は付いて居ない。ーさう摺り硝子のやうな感じの翡翠となるー
尚翡翠の結晶は細かくなり過ぎるとさうチカチカとは輝かぬさうですので其処は品質の見極めがまた極めて難しくもなる。
だが概ねヤフオクなどで売られる翡翠原石の場合はそんな「結晶がキラキラのタイプ」こそが最も品質の高いものと言えるのではないか。
どだい石の中でも「翡翠原石」は其の全てが「難しい」石なのだと言えることだらう。
自分もまた「翡翠原石」との付き合いは15年位にはなるのだらうが其れでもイマイチ良く理解出來ずに居る。
其の15年位の間に百位の標本を集めた訳であり實は其れ程金をかけて集めた訳でも無いのである。
大體高くても弐萬円程の物迄でより多いのが五千円以下の翡翠原石であり其れも拾年程前迄にヤフオクにて集めたものが多い。
だが近年は鉱物展の方で次次と糸魚川産の翡翠原石の標本を購入して來ても居るので決して惡くはない参万円位迄の石も含まれて居る。
其れでも其れ等は「結晶がキラキラのタイプ」なのでは無い。
だから「翡翠原石」はそも多様なのでありつまりは石として可成にややこしい物とならざるを得ない。
例えば全然光の透過度は無くとも凄い緑でもって極めて美しい石などもまたある。
故に「結晶がキラキラのタイプ」が絶對的に良い訳でもまた無いのであらう。
だから「翡翠原石」の蒐集はむしろ石の「上級者」向けの趣味とならざるを得ぬことだらう。
即ち、
1.石の質がそも多様で分かりにくい
2.良い石に限れば当然に値が張る
3.西洋人よりも東洋人が好む石
なのだ。
個人的に其れこそ15年程前はもっとハッキリと結晶化する鉱物標本の方が好きでしたが特に還暦を過ぎた辺りからほぼ「翡翠」が壱番手になりつつある。
4.標本の形が多角形になり易い
5.基本的に緑や靑などの寒色系の石となる
ことがまずは自分に合って居る。
何故なら個人的に「丸い物」よりも「カドカドの物」の方が好きなのだ。
また「論」の方でも「丸い物」よりも「カドカドの物」の方が好きなのだ。
さうか、其の「カド」が好きか。
さうカドに頬を擦り付け喜ぶタイプの人なのか。
尚「翡翠原石」は國石指定をされて以降結構値上がりをして居るやうである。
だが並以下の質の石に限り案外さうでも無いやうだ。
「翡翠原石」はまさにピンキリなので「結晶がキラキラのタイプ」でありしかも懐中電灯の光でもって全透するやうな質の石を得ることはかってもまた今でも難しいのだと言えやう。
またヤバい石などもまた有るには有る。
其れも昔は壱度現地の人が「透輝石」を「翡翠」だと言ってヤフオクにて売って居て其れをワタシが得てよーく見ると違う石であった。
また五年程前地元のSHIBATAさんが糸魚川産の「赤翡翠」だと言ってヤフオクにて売って居て其れをワタシが得てよーく見るとどうも違う石であるやうな気がしてならぬ。
ーしかも其れがまだ瓶に入ってるー
さらに大阪から六、七年前に落札したミャンマー産の緑翡翠原石は参割程騙されて居る。
でも此の石は可成に質が良くライトの光がスッと通る。
だから全然ウソの石なのでは無く緑の部分ももっと画像よりは薄くなるがちゃんと緑色にはなってる。
だから此の石などは案外得難い翡翠原石なのだ。
でも画像程緑色では無く其の緑色の部分が「ちっこい」のである。
さらに拾年以上前にまた其れも関西圏だったか、ヤバい石を六萬も出して買いコレなどはほぼ七割方騙されて居る。
ソイツを知り合いの💎屋に磨かせたところほぼウソの石でほとんどが灰色~白ででも壱面だけ緑の石が其れも薄くへばり付いて居る。
なので其れもまた全部がウソだったとは言えぬものなのだ。
でも💎屋の感覚からすれば其れはあくまでニセモノ翡翠なのだ。
また此のヤバい石などもこと画像では百萬~弐百萬程の標本に見える。
でも其の画像を探し出すのはすでに億劫である。
そんな訳で「翡翠原石」の蒐集は其れも良質の「翡翠原石」の蒐集は相當に難しいものと見て置くべきである。
尤も「翡翠原石」を採取したことが無いわたくしはさう「現金採集」の範囲にて其れを追求する他は無くであるからこそそんな失敗談と申すか武勇伝と申すかそんなものを幾つも潜り抜けつつようやく現在の翡翠運の良さに至って居る訳だ。
ちなみに今年になり得た翡翠原石は弐つが神奈川県よりまた壱つが兵庫県より來て居る。
また最近はいつも御世話になって居る石川県のKAWAIさんなどもまた翡翠原石を出されて居るが彼からはほとんど赤瀬産のオパール標本を求めて居りよって其の翡翠原石を買う気には何故かなれぬ。
尚其のオパール標本にせよ翡翠原石にせよ数が増えると要らん石が次第に増えて來てむしろ其れ等を売り標本を整理したくもなって來るものだ。
だが此処五年程出品者の方はやって居ないのでもはや其のことも次第に面倒臭くなりつつある。
「翡翠原石」の蒐集やまた「筆記具」の蒐集は基本的にそんな個の範囲での「思い入れ」の部分に拘ることであり其れは基本的に「高尚」なことでも何でも無くされど其れが「卑しい」ことかと言えば決してさうでは無いやうに個人的には思われてならない。
また石にもまた「ヒエラルキー序列」が常に生じるがむしろやれる範囲の中で其れに向き合いくれぐれも「上位ヒエラルキー」にのみ耽溺すること無きやうにして行かねばなるまい。
また上で述べた個人的な失敗などもまた其の「上位ヒエラルキー」に属する翡翠原石をまさに得んとした我が欲望に於ける失敗であり過失である。
さう兎に角何にでも「限定的」に向き合う位で事象の塩梅が丁度良くなるものとさう捉えて置かう。
【翡翠】春休みのヒスイ探し!あきらめかけているとまさかの結果に…【宝石】 (youtube.com)
いやあー、また如何にも「引きの強い」御方で…。
ですが結局デカ目の翡翠原石はもはや採れぬのか。
個人的には近年デカい翡翠原石に限り興味があり例えば庭石になりさうな位の物が欲しいともさう思われるが其のデカい翡翠原石に限り高価となるものと何故か相場が決まって居るやうです。
例えばココでは時に面白い石が売られて居るやうだ。
此れ等の靑翡翠などはまさに凄い。
翡翠製万年筆(ボールペン・シャープペン) (kiyoshop.jp)
また此の店にはこんな翡翠軸の筆記具迄ある。
尚軟玉翡翠(ネフライト)製の軸ー軟玉翡翠貼りーの限定品などはかってカラン・ダッシュの物にもあった。
いや其れはもしやファーバー・カステルの方だったか?
いずれにせよ石は重いので基本的に筆記具には向かず翡翠を用いてもまず良い筆記具にはならないものです。
ですがもしもタダで呉れると云うのであればこちらなどが欲しい。
原石 | 糸魚川翡翠工房こたき (itoigawahisui.jp)
さてココは大きな翡翠原石が多いので最近注目しつつ視て居るが予算的にはまるで手が出ない。
【淡緑色・親不知産・1,230g】(高品質淡緑色ヒスイ)糸魚川天然翡翠原石 | 糸魚川翡翠工房こたき (itoigawahisui.jp)
先に述べた自分が七割方騙されて買ったミャンマー産の翡翠原石にソックリな石が何故か此処に有る。
其のミャンマー産の翡翠原石の場合は所謂皮付きとなり其れを知り合いの💎屋が磨いたところまさにこんな風になったのだった。
【プレミアム・机上用・市振産・上品淡緑・ロウカン有・450g】(プレミアム淡緑色ヒスイ)糸魚川天然翡翠原石 | 糸魚川翡翠工房こたき (itoigawahisui.jp)
【海石・親不知産・濃グリーン模様・透明感良し・582g】(高品質濃緑色ヒスイ)糸魚川天然翡翠原石 | 糸魚川翡翠工房こたき (itoigawahisui.jp)
個人的にはあくまで大きな石でもって緑の石が好みです。
【プレミアム・入コン沢・床の間用・至高の青・透明感良し・2.9kg】(プレミアム青色ヒスイ)糸魚川天然翡翠原石 | 糸魚川翡翠工房こたき (itoigawahisui.jp)
【プレミアム・床の間用・海石・親不知産・1.0kg】(プレミアム青色ヒスイ)糸魚川天然翡翠原石 | 糸魚川翡翠工房こたき (itoigawahisui.jp)
例えば此れ等は凄い。
こんな翡翠原石を視て居るだけで心が躍り面白い。
面白い、つまりは言わば建設的に時を過ごすことが可能となる。
いずれにせよ大きな翡翠原石も要らないと云えば要らないがこんなのを玄関や床の間などに置くと結構面白いのではなからうか。
かうして翡翠原石は岩石標本としてのみでは無く所謂「観賞石」の方面に迄興味がのびて行くからこそ多様で幅広い石の趣味なのだとも同時に言えやう。
嗚呼こんな翡翠原石が手に入らぬものか?ー特に緑の奴がー
ですが其のことはどうあがいても無理である。
でもこんな写眞を視て居るだけでも至極良い気分になれるではないか!