目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

眞の意味での💎翡翠とは?ー名古屋鉱物ショー弐日目で得た「鮮緑」の翡翠原石ー

眞の意味での💎翡翠とは?ー名古屋鉱物ショー弐日目で得た「鮮緑」の翡翠原石ー

 

 

 

 

ヤフオク! - パイロクスマンガン石 愛知県田口鉱山 国産鉱物 ... (yahoo.co.jp)

 

たとえ小さくとも此のやうに良い標本は良い標本となる。

但し此れは半額位になった方が良いやうにも思いますが。

 

 

さてようやく鉱物展の第弐日目の模様に就き書きます。

尤もNHKなどは今大災害に對する防災関係のことばかりを放送して居る。

 

ですが文明はいずれにせよアカンものと自分の場合はさう見て居ります。

其の文明がそもアカンので今を有意義に生きたいとのことでせうか。

 

文明はそも直らんしよりにより其の指導層にアホが多くどーにもならんものだ。

なのですが其れを言うてはまさに御仕舞いですので其の文明の崩壊はむしろ避けられぬ運命として受け容れ今のうちにやりたいことをやりますと云うのが自称詩人の考え方其のものです。

 

故に所謂「酒池肉林」以外での「罪の無い」道樂の追求などを是非御勧めして置きたいのです。

ですが其れもなるべく生ものー生命ーを扱わない所謂無機的な趣味の方が良い訳だ。

 

でもって今後大都市に起こるであらう大災害に就いてはイザさうなれば助かる確率は低いので余り神経質に其れを心配などせず壱応「防災避難袋」を壱つ用意する位で何時死んでも良い位にむしろ何でもやれるうちにやって置くべきだらう。

 

個人的にはもしも大金があれば家の高山の近くの方の土地にログハウスでも建て其処へ逃げて行くつもりで居りました。

其処に拾年分位の食料や水を備蓄し文明とは無関係に生きて行くのが自分の夢でしたが何時迄経っても金が無いので其れもまた不可能です。

 

不可能ですが「鉱物ショー」にて活躍すること位は結局ずっと出來て居る。

文明はそもまるでイカんが「鉱物ショー」をやること位は彼等にも出來るのである。

 

でも其の「鉱物ショー」に大地震が來たらどうするので?

結果建物が潰れ鉱物と心中することとなりませう。

 

 

ところで壱言言わせて頂きますが此処🗾國に近代的な大都市を築くこと自體が誤りです。

🗾國は災害が多発する災害國でありしかもこんな地震國ですので近代をやらずにあえて竪穴式住宅や高床式住宅などを造り其処にて是非慎ましく自然と共生し暮らす道を歩むべきでした。

 

要するに🗾國の近代化其れ自體がそも✖だ。

また🗾の住居は木造でしかも壊れてもまたすぐに直せるやうな簡素な物と是非して置くべきでした。

 

ですが其れをやって居ないので結局アカンのです。

なのだがアカン文明を幾らアカンと言ってもむしろ何も解決はされません。

 

ですのでむしろアカン文明は其れとしてあくまで否定的、批判的に見詰め實としての自分の今を完遂させた方がより有意義です。

そも文明の失敗はあくまで社會の失敗なのであり我我現存在の生命としての失敗なのではありません。

 

だからやりたいことをやりつつ其の失敗に殉じて行って下され。

 

そんな気分で石を愛でる気になれるのか?

いや其れがむしろ非常に石を愛でる気分になれるものだ。

 

 

文明のことを突き詰めて考えて行けば行く程に「文明と自分は別」との超合理主義での考えが形成されて來其れに従い生きればそんなアカン文明と関わるのでは無く神や佛とまた自然と関わるであらう新たな認識世界を得ることが可能である。

 

 

さて吹上での弐日目(8月27日)は「翡翠」を求めに會場へ向かいました。

其の翡翠熱は相變わらず冷めること無く此処五年程はずっと続いて來た感じが致します。

 

其の折に會場で観た物

 

1.ペルー産の蛍石ー60萬ー

2.翠銅鉱結晶標本ー18萬と16.5萬ー

3.ロードクロサイトの美晶ー百萬ー

4.薬研山のサファイア標本ー9萬7千円ー

 

1.に就いて

 

新産地の高い山で採れた石ださうでデカくー20センチ位はある三角形の石ー其の色合いは信じられぬ程の鮮やかな緑壱色です。

此れ程美しい緑色の石を自分は初めて観た。

だけれども勿論観るダケのものである。

 

2.に就いて

 

其の翠銅鉱の標本を個人的に持って居りません。

翠銅鉱の良標本は高価となり易くしかも此れはと云う物がなかなか出ない。

 

最初此の標本を観た時に買おうと思いましたが良く観てみたところ18萬もの値段でした。

最初は壱萬八千円かと思ったのですが桁が違って居ました。

 

さて此の翠銅鉱の良標本ですが、まるで水晶の如くに結晶が成長した恐るべき物でした。

そんな大きいと云うか長い翠銅鉱の結晶が此の世に有ることを此の時に初めて知った。

 

ヤフオク! - 翠銅鉱 ダイオプテーズ <コンゴ> 99 (yahoo.co.jp)

ー比較的近い標本ー

 

でもって此れ等の1.と2.ダケですでにヘロヘロです。

此の世にこんな緑の石があるとはこの齢になるまでまるで気付かなかった。

 

其処からも此の地球上にはどんな物でもまた有ることが分かります。

さうさうして此の地球上にはどんな美しい物でもまた有るのです。

 

但し美女やそんな美しい物は常に金次第です。

 

 

3.に就いて

 

弐、参年売れずにとある店に飾ってある物で拾センチ位はありさうなまさに紅い米國スイートマイン鉱山産の菱マンガン鉱の結晶です。

マンガン鉱は世界壱高い鉱物標本と言っても良く其れに現在ではスイートマイン鉱山産の菱マンガン鉱は絶産となり値が上がり続けて居ます。

 

個人的にスイートマイン鉱山産の菱マンガン鉱を15年位前だったか得やうとして居たのですが其れでも5~10萬程は確かして居たので結局其れは止めて愛知県産のパイロクスマンガン鉱の方を蒐集して居りました。ー当時新潟のネットショップに幾らでも売り物が出て居たー

さうかうするうちに得られなくなって仕舞ったのが其のスイートマイン鉱山産の菱マンガン鉱です。

 

ですが基本的に自分は國産鉱物派ですのでそんな洋物の鉱物のことなどはむしろ弐の次である。

ところが此の百萬のロードクロサイトの美晶はまさに恐るべき物です。

 

ですがもしも此れを得て握り石にしたにせよ個人的な「認識」の方に變化は無いことでせう。

つまり「認識」は「御勉強」を重ねることで初めて變わるのであり幾ら金持ちとなり良い物を集めたにせよ變わるものではありません。

 

ですが自分の場合は壱円もかけずに父親が持って居た文學全集だのまた歴史の全集本だのそちらから知識を得たので其れが何より凄いのだしさらに自前で芥川 龍之介全集を買い込み高校、大學の頃に其れを読破致しましたのでまさに其れは立派な行いでしたのです。ーアッパレな御勉強ー

 

ですので石もまた観るダケではダメで其れを観る人の教養の如何こそがまずは大事なこととなる。

 

でもって其の鉱物展の店主とスイートマイン鉱山産の菱マンガン鉱のことに就き談義をして参りました。

其の展示される巨大な結晶標本は「ツーソンショー」で参、四年前に出た物だったさうです。

 

だがいまだ売れないので「結局世界の金持ちが買うやうな石なのですか?」と聞いたところ「世界の金持ち連中はもっともっと上のグレードの標本を買い入れる」との御話だった。

要するに世界では金持ちの度がそも違うので百万では無く五百万、さらに壱千万単位なのだらう。

其れも「原石」でもってさうなのです。

 

資本主義の惡いところは結局かうして富が偏在する部分にこそあることでせう。ーそんな不平等にこそ問題があるー

 

 

4.に就いて

 

個人的に拘りを持つ「薬研山のサファイア標本」が「鉱物標本開発」と云うブースにあると店の案内のところに書いてあり其れでもって其れを観に行きました。

ところが店主が居らずオバサンが居たので聞いてみると横の違う店であった。

 

暫し待つとヤル気の無さそうな店主が戻り「薬研山のサファイア標本」のことを尋ねるとコレだ!と云い出て來たのが薬研山のサファイアの群晶標本だった。

だが其処にかって自分がヤフオクにて求めたやうな鮮やかな靑の結晶は付いて居ない。

 

しかも値段を見ると九萬七千円もして居る。

でもって話にならないので「薬研山のサファイア標本」の追求は其れ迄となった。

 

だがかっては安い標本も色色と出て居たのだと言う。

また薬研山のサファイアは発見された直後に皆で分け其れで終わりだったとのことで矢張りと云うべきか此処🗾の鉱物採集者はそんな人間関係主義なのである。

 

いずれにせよ「薬研山のサファイア標本」は此処🗾産の鉱物の中でもおそらくはトップクラスに得難い物なのではないか。

 

 

得た物

 

5.糸魚川翡翠標本ー鮮緑+白系ー

 

翡翠を売る店があり其処に前日から気になる翡翠原石が置いてあった。

結局其の「鮮緑」の色合いに惹かれ其の標本を買った。

 

其れもまけては呉れず高いか?とさう思いつつ其の小さな翡翠を求めた。

 

其の店は名古屋市の工房原と云うアクセサリー店である。

確か以前にも此の店で良い翡翠原石を得たことがある。ー四年程前か?ー

 

其の翡翠原石はある意味ロウカン質の物で矢張り小振りの石ー3センチ位ーながら緑色の入る品質の高い糸魚川翡翠である。

但し今回の原石は其れよりも小さくー2.5センチ程ーではあっても緑色の部分が其れとはまるで違う「鮮緑」をして居る物だ。

 

値段は前回の石が2.5萬で今回の物が3萬である。

其の3萬は高いと言えば高いのだが現在糸魚川産の翡翠原石は軒並み値上がりして居り従って「鮮緑」部が入る其の翡翠原石が高いとは言えぬのかもしれない。

 

さて「鮮緑」の入る翡翠は「鮮緑+白系」となる。

何故なら石の全部が「鮮緑」であれば其れはもはや完全な💎となりよって指輪となり五百萬だの壱千萬だのと云う値が付くこととなる。

 

だが鉱物標本として出回る原石にまずそんな物は無い。

だから「鮮緑+白系」となるが其れでも其の「鮮緑」部がまるで嘘のやうに美しく輝いて見えるのである。

 

 

尚昨年の夏の終わりに吹上のショーで自分は弐つの翡翠原石を得て居る。

壱つは翡翠の地元の小滝物産店からコレクターさんの放出品を得たが其の石は大きくまさに「鮮緑+白系(灰色系)」である。

 

其れは安くして頂いたが兎に角其の「鮮緑」の色合いが目立つ原石である。

また要するに今回得た翡翠原石の「鮮緑」もまたそちらの方向性での色なのだ。

 

だが今回の標本の方がより色合いが良い。

勿論其れは画像でもって示さないと分からぬ色合いであるが。

 

 

【宝石】日本の海で、まるでエメラルドのような宝石ゲット! - YouTube

 

 

其れでもってユーチューブで探すとこちらで12分25秒から其の「鮮緑+白系」の翡翠原石ー採集品ーが登場するが其れに趣が似て居る。

但し此の石の方が「鮮緑」部が多く其の意味では上である。

 

また12分44秒から普通のロウカン翡翠との色合いの比較が此処で為されて居る。

其の比較から言えることがロウカン翡翠であれ「鮮緑+白系」で無いと眞の意味での💎翡翠だとは言えないことなのだ。

 

要するに原石の全體が緑色であれ其れが「鮮緑」で無い限り💎翡翠だとは言えないことなのだ。

 

天然ジェイダイド ひすい ろうかん ミャンマー産 |石の販売専門店【vec stone club】

 

例えばこちらがミャンマー産の所謂「ロウカン翡翠」の指輪であるが此のやうに其れはズバリ「鮮緑」色をして居る。

つまるところ世界基準ではまさに此の黄緑の色合いこそが最上質の翡翠の色合いとなるのである。

 

其のことは🗾に於いても勿論さうなのだが但し🗾人は「ハッキリした色合い」よりも「落ち着いた色合い」を好む場合などもあるとされて居る。

だがズバリ現在わたくしが翡翠に於いて拘るものとはまさに其の「鮮緑」の色合いが出て居るか否かである。

 

 

ヒスイって何だろう/糸魚川市 (itoigawa.lg.jp)

 

さてわたくしが翡翠原石に凝り出してからすでに拾五年程が経過して居る。

其の蒐集の経験から言えることとは「鮮緑+白系」の翡翠原石を得ることの相当な難易度の高さのことである。

 

翡翠原石自體は兎に角ショップやオークションなどで結構な数が売られては居るが其れ等の中からイザ「鮮緑+白系」の翡翠原石を得やうとすると其れは決まって至難の業なのだ。

よって今回得られた其の小さな「鮮緑+白系」の原石に我は至極満足して居るのである。

 

 

糸魚川ひすい探しの旅episode8 第6話 「遂に拾いました」@ひすい海岸 - YouTube

糸魚川ひすい探しの旅episode8 第7話 「翡翠TV史上最も美しく最大の原石」ヒスイ海岸で拾いました!! - YouTube

 

さて今回鉱物ショーに出向く前にこちらの横浜のJOYTECー翡翠専門店ーの荒木さんがヒスイ海岸で美しくもデカい翡翠原石をGETした動画を視て「御祝い」の言葉をかけてあげやうと思って居たのである。

 

ところがギッチョン、其の鉱物ショーでは世界各国からの高額な原石やまた売られて居る緑水晶だの翡翠原石だのについ目移りがしてそんなJOYTECさんのことなどスッカリ忘れておったのだった。

 

尚💎と飾り石はまた違う尺度にて評価されるものである。

💎の翡翠原石は矢張りあくまで其の「鮮緑+白系」の原石なのだとさう思われる。

 

されど飾り石としての糸魚川翡翠原石は荒木さんがヒスイ海岸で採取された物のやうに大きさと緑の部分の多さー広範囲さーこそが大事だとさう言えるのではないか。

また結構透過度の方もあるやうなのでつまりは上質な翡翠原石なのであらう。

 

さて昨日、今日と自分は此れ迄蒐集して來た翡翠原石を其の大きさや色合い別に纏め瓶に入れたりもして居た。

此れ迄は翡翠原石用の箱に入れてあったのだが矢張り常に机上で観て樂しみたいのである。

 

さうして瓶に入れた翡翠原石はなかなかに魅力的である。

瓶は割れることがあるがプラ容器では無く硝子製で無いと此の趣は決して味わえぬ。

 

其の翡翠原石の色合いには黑やラベンダー色ー糸魚川翡翠ーもあれば黄色い翡翠ミャンマー翡翠ーもまたありそんなカラー翡翠は其れは其れでもってなかなかに美しいものである。

だが究極的に美しいのはまさに其の「鮮緑+白系」の原石なのだ。

 

其れは輝かんばかりの翠色を放つ。

其の黄緑色の輝きこそがまさに💎としての翡翠の命なのだらう。

 

 

※黄緑系色の原石

 

糸魚川翡翠 市振海岸産 ラフカット

鮮緑糸魚川翡翠

小滝産上質翡翠