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緑水晶と黄水晶の御話ー荒川鉱山産の緑水晶と五代松鉱山産の黄水晶に就いてー

緑水晶と黄水晶の御話ー荒川鉱山産の緑水晶と五代松鉱山産の黄水晶に就いてー

 

 

 

 

【精神科医・和田秀樹の「口グセ」にしたい言葉】「とりあえず試してみるか」 (msn.com)

 

尤も私は「前頭葉」の使い過ぎで常にヘロヘロなのです。

されど「前頭葉」を使うことはむしろ人間の義務であり責務です。

 

が個人的には兎に角ヘロヘロですのでむしろ「何も無い壱日」を望む訳ですが實はそんな日が年間に壱日たりとも無い。

ですので兎に角「やらない」日を是非儲けたいが何せ業病があるので何かと其処へと首を突っ込み何時の間にか泥沼の如き思考及びコレクションの世界へと吸い込まれて行くのであります。

 

 

さて其の緑水晶への深い興味はまさに個人的なものでそんな人がさうさう何処にでも居ると云うことでは無いのでせう。

要するに可成に「カルト的」な石趣味なのだらう。

 

まさに緑水晶の良いところは基本地味な鉱物趣味であり其れに人がワアワアと群がらぬところにこそあるのです。

人がワアワアと群がらぬ部分にこそある種の「上品さ」が生まれるのであり逆に人がワアワアと群がらるものにはつまりは其処に大衆性しか見出すことが出來ぬ。

 

さて自分が此れ迄に集めて來た緑水晶は主に地元岐阜柿野鉱山産の物である。

 

岐阜県柿野鉱山産 水晶&緑閃石 (Quartz & Actinolite / Japan) - 鉱物標本販売店 | Natural Soma | 共生水晶と仮晶 (natural-soma.com)

 

例えば此れなどよりも質の良い物を集めて來て居り特にスッキリした水晶の形でもって緑も濃い壱級品の標本ー四センチ位ーを壱本だけ持って居ます。

ところが先日述べたやうに五年程前に吹上の鉱物ショーで得た柿野鉱山産の大標本が机から落ち折れたことで壱本だけですが素晴らしい単結晶ー参センチ位ーの物が出來其れと弐本纏めてケースに入れてありますがまさに壮観です。

 

いずれにせよ何せ其れは「金がかからぬ」鉱物趣味の世界のものでありつまりはさう云うのが自分の理想とするものなのであります。

ですが「金をかけてナンボ」との部分がまた確かに鉱物趣味の鉄則なのでもあり従って要するに其の両方を意図的にすることでより豊かな鉱物への理解や趣味の深まりの部分が次第に醸成されて参ります。

 

 

さうして物事は兎に角「金」や「地位」や「肩書き」などとは逆方向の世界をも同時に見詰めた方がむしろ「より良く」なるものだ。

また「金」や「進歩」や「科学技術」のみで其れ等の価値を極限まで高めやうとすることで逆に失われて行く価値が大きく生じる。

 

さても現代文明が抱える問題点とはさうして何でも「良くしやう」として逆に壊して行って仕舞うことだ。

だからほんたうに文明世界を「良く」したいのであればむしろ「価値が無いか低い」とされるモノの方をこそ重視し且つ愛すべきなのだ。

 

だが其れは普通の人間にはまず出來ぬ認識となる。

でも石詩人はあえて其れをやります。

 

もう何処迄も其れでもってやってみます。

 

 

さて壱昨日に吹上の鉱物ショーにて荒川鉱山産の群晶標本を得たと昨日述べたところです。

 

鉱物採集:秋田県、荒川鉱山で | putonewordのブログ (ameblo.jp)

 

だが元より其の荒川鉱山産の緑水晶に大きく興味がある訳では無い。

ですがかうして鉱山の情報を検索してみると矢張りと云うべきか山奥の何やら危険な産地のやうです。

 

其の山奥の何やら危険な産地が好きな方ですが實際には行ったことが無くよって結構危険で斜面がキツい岐阜県の柿野鉱山などもまた行ったことは無いのです。

柿野鉱山は壱度是非行きたいと思いつつ結局行けませんでした。

 

ですが何せ地元の石ですので鉱物ショーやヤフオクにて手に入ると言えば入ります。

 

 

秋田県荒川鉱山産 緑水晶 (Quartz & Chlorite / Japan) - 鉱物標本販売店 | Natural Soma | 共生水晶と仮晶 (natural-soma.com)

 

ところで荒川鉱山産の緑水晶は此のやうに色が薄目で水晶の先っぽだけが緑色ですので此れ迄自分は大きく興味がありませんでした。

 

国産鉱物 荒川鉱山 緑水晶クラスター(超濃い緑!) - メルカリ (mercari.com)

 

ですがまた有るところにはこんな色の濃い物が有るやうです。

 

ヤフオク! - 国産鉱物 荒川鉱山 緑水晶クラスター(濃い緑 ) (yahoo.co.jp)

 

いやあ此れなどは凄い。

凄いですがあくまで萬単位の石では無い。

 

ヤフオク! - 荒川鉱山 国産 緑水晶 グリーンクォーツ クラス... (yahoo.co.jp)

 

うわあもっと凄い!

しかも色合いがまた壱級品だ。

 

此れは萬単位の石とはなるが💎の値段などからすればむしろ左程高くは無い。

しかもまだ売れて居ないやうですがでももう出されても居ない。

 

兎に角緑水晶位ならば拾萬、百萬を注ぎ込みスッカラカンにならずに済む分だけ穏やかな石趣味だと言えることだらう。

 

 

梓(甲武信)鉱山の鉱物 (mineralhunters.jp)

 

さて長野県にもまた緑水晶が出ます。

長野県の緑水晶はまたなかなか収集が難しい。

 

長野県 緑水晶 - Bing

 

以前此れに良く似た標本を得て居ますがデカいばかりで余り綺麗なものでは無い。

 

長野県甲武信鉱山産 水晶、楔石&緑泥石 (Quartz, Titanite & Chlorite / Japan) - 鉱物標本販売店 | Natural Soma | 共生水晶と仮晶 (natural-soma.com)

長野県 緑水晶 - Bing images

 

かう云うものばかりでは無く緑壱色の標本なども以前に「タケダ鉱物標本」から得ましたが其れは兎に角小さい標本です。

 

 

長野県産の小さな群晶標本

 

 

そんな訳で矢張り緑水晶としては岐阜柿野鉱山産の良い物がベストかとさう思われますが上のやうなヤフオクでの荒川鉱山産の石などを見ますとむしろソッチの方が魅力的にもまた見えて参ります。

 

 

ヤフオク! - 内蒙古産緑水晶・11g(中国産鉱物標本) (yahoo.co.jp)

 

また中國にも緑水晶が出さらにギリシャ産などもあります。

ですが上の標本は形が變でしかも高い。

 

ヤフオク! - 内蒙古産緑水晶・14g(中国産鉱物標本) (yahoo.co.jp)

 

あれかうして安いのもあるのか。

いずれにせよ中國に對し何かと親和的な自分ですが實際には中國産の鉱物は眞っ赤な「辰砂」位しか持って居ません。

 

さて其の中國産の「辰砂」の良標本は今値上がりして居るやうで今回の鉱物ショーなどにも良い物は出て居ませんでした。

 

ヤフオク! - ついに入荷 【超高品質】辰砂・188g(中国産鉱物... (yahoo.co.jp)

 

自分はかって此れに近い石を確か数千円でもって得て居ます。

其の「辰砂」は猛毒の鉱物で存在感の方もまた「猛毒級」です。

 

だから石は数が増えるとつい存在を忘れる物が出て來るものですが此の「辰砂」だけは忘れ得ぬ標本となる。

 

 

緑水晶 ギリシャ水晶 (tomo-crystal.com)

 

ギリシャの緑水晶もまた独特の物で20年位前に自分が最初に得た緑水晶がまさに此れでした。

ですが🗾の緑水晶の方が良いやうに個人的には思われる。

 

緑水晶 の商品一覧- 鉱物標本・隕石標本販売のWeb専門店 エヌズミネラル |鉱物標本・隕石標本の販売・通販 (ns-mineral.co.jp)

 

ほうかうして露西亜伊太利亜にも緑水晶があるとはまるで知らなんだ。

ならばいっそのこと世界中の緑水晶を集めてみては如何か?

 

其の方がむしろ独創性のある鉱物趣味でありつまりはカルトチックであらう。

 

まあ其のやうに「水晶」壱つを取っても實に奥が深くまさに石の沼の如きものを形成しておる訳です。

だから蒐集家は何処まで行っても其れに嵌まると云う訳だ。

 

 

さて以下は7月に得ました奈良県五代松鉱山産の黄水晶です。奈良県吉野郡天川村五代松鉱山の各種水晶 (mineralhunters.jp)

 

さても此の黄水晶には参りました。

自分の場合黄水晶は昔弐、参本の単結晶の物ー奈良産のーを集めたばかりで群晶標本を持って居なかったが今回初めて其れが得られました。

 

レモン水晶群晶 奈良県五代松鉱山産1

レモン水晶群晶 奈良県五代松鉱山産2

レモン水晶群晶 奈良県五代松鉱山産3

 

結論を言えば此れこそがもはや「うわあー」としか申せぬ石でした。

其れも其の黄色の水晶と云うのが何とも言えず美しい。

 

さて先回赤や黄色の石もまた好きだと申しましたがたまたま今日は緑の石の御話からかうして赤と黄色の石の御話へと自然に移り變わって行ったのです。

其の黄色の石やペンは何故か四國だとか奈良だとかつまりは関西から以西の方に有る物のやうです。

 

だけれども北海道にはまた黄色いオパールなども出ます。

また黄色い硫黄などもまた関東より東側でも出るのでせう。

 

黄色い石はしかしながら陽気な感じは確かにする。

例えば今机上にある緑水晶の標本と其の黄水晶の標本を観比べてみますと明らかに黄色い石の方が陽気である。

 

すると緑水晶は「陰気」なのですか?

まあ相対的には其のやうにも見えぬことも無い。

 

いずれにせよどちらも矢張り美しい。

だがそも石は何でこんなに綺麗なのだらう?

 

 

其の「水晶」には案外個人的に興味が無く何でかと言えば結構良晶が得られにくくまたパイマンやらオパールやらを集めて居ると事實上「水晶」迄手が回らないことが多いからなのです。

ところが何でか知らぬがかうして7月に黄水晶、さらに8月に緑水晶の群晶標本を得ることとなった。

 

矢張り鉱物コレクターに取っては「水晶」の蒐集こそが基本なのか?

 

ちなみに天川クリスタルの杉森氏が昨日話されて居たことですが、此の秋にヤフオクの方を再開し山梨の方で採れた水晶を売ります、とさう仰られて居た。

其の水晶は兎に角クリスタルの基本です。

 

まあ水晶位では💎だとはなかなか言えぬが兎に角石の基本こそが水晶であり且つ石英なのだからして。

 

ちなみに此の黄水晶はかって五代松鉱山にて出品者さん御自身が発見されたものだったさうです。

ところが発見した晶洞内の黄水晶を御仲間で分け合ったなどとも言って居られた。

 

鉱物の採集家の方方はまた仲間意識が強くありさう云うこととなるのでせう。

 

ところで普通🗾人が山で採集する水晶は透明なものが多く色付きはまず珍しくなる。

ですが透明な水晶は自分の場合そんなに好きではありません。

 

 

其れも壱つだけヒマラヤ産の素晴らしく透明なまさに氷水晶と言えさうな素晴らしい群晶標本をかって持って居ましたが結局人にあげて仕舞いました。

つまり自分に取っては水晶もまた最終的には「色」なのです。

 

「色」が強くハッキリと出て居る物こそがまさに自分に取っての良い「水晶」なのだ。

 

従って此の奈良産の黄水晶を得て以降は壱ヵ月程毎日日に翳しつつ此れを見てなど居りましたものです。

 

あああー、でも今机上で見ても此れは素晴らしい!

 

ならば緑水晶とドッチが良いのだ?

結局ドチラも良い。

 

左様に色に優劣などは無い。

まあですがどちらかと申せば緑水晶を観て居ると心が落ち着き黄水晶を観て居ると元気付けられる感じであるか。

 

兎に角そんな色の付いた水晶に限り自分の場合は大好きなのだ。

 

奈良県五代松鉱山産 黄色オベリスク水晶 (Yellow Obelisk Quartz / Japan) - 鉱物標本販売店 | Natural Soma | 共生水晶と仮晶 (natural-soma.com)

 

其れも黄色の色合いに限ればまさにこんなのが好みです。