目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

藝術と宗教の本質的差異ー自我に於ける構築と放棄の違いー

其の矛盾的推進としての生の意味の本質を分って居るかどうかと云うことこそが聖俗の閾なのであり且つ藝術家であるか俗人であるかと云うことの区別でもまたある訳だ。 其の聖なる者であれ或は藝術家であれより深い世界への洞察を為し謂わばより鋭い感度にて此…

止と観の二元論より學ぶーコロナ禍での佛道修行 ー

其の社會がおかしい、つまりは社會が迷走して居ることと佛法が説くやうに人間の認識其れ自体が迷いにうち沈んで居ることとは哲學的には違うことかとも思う。 でも其の根の部分では問題のあり方は同じなのかもしれない。 社會の迷走とはみんなでやる迷走なの…

我の有無ーコロナ禍での佛道修行 ー

現代社會が抱える其の深い闇の部分、其れも根深く堆積する其の罪と煩悩の部分は文學を始めとする文の領域では決して其れを根本的な解決に導くことが出来ない。 ひとつだけ解決に導くことが可能であるのはまさに其れは宗教的次元に於いてでのことだ。 但し是…

役立たぬことの意義ースポーツ、藝術、宗教の意義ー

松山英樹が日本人初制覇を果たした「マスターズ」ってどんな大会? 私の場合はゴルフ歴が長かったー三十五年程ー訳ですが最近はゴルフに対する具象的限定ー足腰の調子がいま一つーを受け其れを続けられなくなって来て仕舞った。 尤も其れ以前にスポーツ其れ…

進歩と云う名の下に行われし文明の仕業

ANA過去最大の赤字でも「宇宙事業」設置 「いずれ救世主に化ける」3人の熱き思い かうして長引くコロナ禍不況にて資本主義経済体制としての文明の価値が大きく揺さぶられて居ることもまた確かなことである。 コロナ禍其のものを具象的限定と捉える我はまさに…

社會による悪の合法化

社會がなかなか変われぬのは其れが其処に価値ヒエラルキーとして絶対的に構築して仕舞って居るからだ。 其れも観念的、抽象的に規定する価値を価値ヒエラルキーとして絶対的に構築して仕舞って居るからだ。 其の絶対的な価値の場はたとへば封建制の如き社會…