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文明批判と美と心の探求と

『サバイビング・プログレス 進歩の罠』を再度視て思う事ーそんな「理性の良心」としてのドキュメンタリー作品を視て思う事ー

『サバイビング・プログレス 進歩の罠』を再度視て思う事ーそんな「理性の良心」としてのドキュメンタリー作品を視て思う事 壱ー

 

 

 

 

さて今回と及び次回分の作文にてとりあえず「観念的」に「近現代社會」との決着をつけむしろ他の面へと飛翔して行きたく個人的には存じて居ります。

ー他の面=藝術や物語りを中心とする具體的分野のことー

 

1.結果近現代の社會はあくまで「惡」いが其の惡を放逐することは宗教的次元によるものでないと成されない

2.大衆の認識への洗脳過程

3.自己實現は非観念的過程にこそ有り

 

ところがまさに其の「宗教的次元」であるにせよ「自己矛盾」する。

例えば露西亜侵略主義と結託した露西亜正教の様や我が國にて公明党が権力に擦り寄るなどとの宗教的な「自己矛盾」の例が挙げられやう。

 

其れもまあイザソコへ入り込んで仕舞えば或いは周りとはカンケーなく「幸せ」なのでは御座りませう。

また我我庶民もまたイザ現代文明に洗脳され何の疑問も無く樂しく自然を破壊して行くに限り實は「幸せ♡」なのだ。

 

ですのでまずはソコのところでの「洗脳」の有無こそが問題となりませう。

ところが「人生」とはむしろ其の「洗脳」のこととなる。

 

学校でさらに會社でまたケッコンでおまけに町内會やら子やら孫やら親類縁者やら友達やらに囲まれてこそ今アナタは仕合わせであり得る。

ボクなどは必ずしもさうでは無いがでも其れ等を前提としない限りまさに「生活」は成り立たない。

 

要するに其処には「社會的評価」が常に必要となりだからこそ引き籠りや登校拒否は排除の対象となり得る。

尚自分はかって自身も登校拒否をしたことがありましたのですが其れでもキッチリ地元の大學は卒業して其の登校拒否児の家庭教師を暫くして居りましたものでした。

 

そもセンセイがそんな登校拒否児ですのでもう登校拒否児の方方は限り無く安心してわたくしを受け容れて下さり結果其の登校拒否児弐名を復学させることに成功致しましたものです。

また其の後やりました塾の先生の頃は今思えば結構樂しかった。

 

其処ではまさに「ニンゲンは様様だ」とのことを學んだやうな気が致します。

先日も当時の写眞を眺めて居たところ當時の社會科のセンセイはむしろ今より老けて居りましたものです。ーなにせ心勞が何かと多くてー

 

 

3.自己實現は非観念的過程にこそ有り

 

わたくしは当時より何かと問題の多い現代社會が嫌いでしたのですが其れはまた直に観てみないと何とも言えぬことですので其れをせんが為にそんな「御勉強」中心での社會から「金儲け中心」での世の中に飛び込んで行ったが今思えば其れは明らかに「間違い」でした。

 

だから其れはアノ大變人のルソーやショーペンハウアーが會社勤めはしなかったこととおそらくは大いに関係があることでせう。

つまるところ此の世の中には「金儲け中心」で生きてはならない人もまた居てわたくしなどもまた其の末席に名を連ねて居たのではなかったか。

 

2.大衆の認識への洗脳過程

 

尚登校拒否児を学校へ行かせることはむしろ其の「洗脳過程」へと放り込むこととなる。

故にむしろほんたうは良く無くむしろ登校拒否をやりつつ現代文明をボロクソに批判するグレタ氏のやうな子供を育てることこそが眞の意味でのセンセイの御仕事です。

 

1.結果近現代の社會はあくまで「惡」いが其の惡を放逐することは宗教的次元によるものでないと成されない

 

でもって自分は廿代の後半より宗教活動などもまたして居りましたものです。

其処では主に「法華経」を學んだが實は大學の頃に宗教のことを多く學んでも居りました。

 

尤も現在「法華経」系統はヤバいとさう考えるに至った。

其れもまた宗教的な意味での「自立的」な「御勉強」が進んだ御陰でのことでせう。

 

また「クリスト」教なども實はヤバいとさう考えるのですがさうかと言って「邪教」なのでは無くあくまで「正教」であるとさう捉えるに至りました。

さらに「イスラーム」教などはほぼまんま「邪教」のやうで居て其れが必ずしもさうでは無く但し個人的に其れを「正教」として信じるかと言えば別に信じはしないのであくまで「其の他の宗教」として心の中に有るやうな感じですか。

 

では「禅宗」は?

はい、「禅宗」ばかりは正しいです。

 

さう常に正しいですが同時に間違っても居ます。

其れは「眞理」に對し正しいが「生活」に對し正しいとは申せません。

 

じゃあ「禅宗」こそが正教なのですね?

いえですから、

 

まさに其の(「クリスト」教+「禅宗」)÷弐、位が自分に取り合った宗教なのではないかと現在はさう思い及んで居ります。

また浄土信仰や密教に對しても個人的に理解があり且つ惡くはない宗教だとさう考えても居ます。

 

さてつい前置きが長くなりましたが以下にてまさに「文明」と「格闘」致します。

其の「文明」と「格闘」致す場合最終的には其の「宗教」的な課題こそが炙り出されても來やう。

 

 

暴走する文明 「進歩の罠」に落ちた人類のゆくえ | NHK出版 (nhk-book.co.jp)

 

此の本はまさに其の「進歩の罠」に就き書かれたものであり「文明批評」としては壱級のものです。

わたくしは七年程前に此の本を手に入れすでに何度か読み返して來て居る。

 

暴走する文明 / ライト,ロナルド【著】〈Wright,Ronald〉/星川 淳【訳】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

暴走する文明: 「進歩の罠」に落ちた人類のゆくえ | ロナルド ライト, Wright,Ronald, 淳, 星川 |本 | 通販 | Amazon

 

其の著者の「ロナルド・ライト」なる英國の作家が學者としての現代の知性などを交え展開するところでの所謂「文明論」の本となる。

まずは其の「ロナルド・ライト」なる英國の作家がなかなかの人物であり個人的にはまさに的確な文明評を展開されて居るやうにあくまで思われる。

 

Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: 暴走する文明: 「進歩の罠」に落ちた人類のゆくえ

『暴走する文明―「進歩の罠」に落ちた人類のゆくえ』|感想・レビュー - 読書メーター (bookmeter.com)

 

ですが其の本の要点をクドクドと述べる気などは無く本日論じたいのは以下の「ドキュメンタリー作品」の方です。

つまりはDVDのことですが其れを2020年にわたくしは手に入れ其れを視た途端にまずは魂を揺さぶられましたものです。

 

Amazon | サバイビング・プログレス-進歩の罠 [DVD] | 映画

 

此処に表示される迄には時間がかかるやうですが本日自分もanimist77名義にてたった弐行ダケですがレヴューを投稿して置きました。

勿論其の評価はー☆☆☆☆☆ーです。

 

要するに此のDVDを昨日弐度に亘りまた視てみた。

すると恐ろしいことにかってよりも其の「文明の暴走」に對し「麻痺」しつつある自分の心を感じ愕然とした。

 

尤もわたくしはかうしてずっと「文明を批判」して來た積もりです。

其れももうかれこれ五、六年、いや七、八年になるでせうか、兎に角其れをして参った。

 

其れは「文明を批判」する程に理性的なニンゲンでもまたあるとのことなのです。

だってワタシが只の洗脳ニンゲンならばそんなことをイチイチ言う筈がないではあ-りませんか。

 

ですから兎に角此の文明はヤバいのでさうヤバいと言ったダケのことです。

が、確かにダンダン其の批判其のものが不眞面目化して行ったことは否めません。

 

ですが皆様、ソコでよーく考えてみて下され。

何をかと言えば其処にて独り闘うことの其の苦しみや辛さのことを…。

 

御前なんぞむしろ樂しみながら其れをやってた筈だらう、エエッズバリ言ってさうではないのかい?

などとそんな意地の惡いことをこんな至って善人でもって気の小さいわたくしに申されても其れでは余りに酷過ぎます。

 

こんなか弱い壱詩人に人類の罪の全てをなすりつけて其れでもって君等は樂しいのか?

ああ確かに樂しい、おおまるで「極樂」の世界にでも居るかのやうだ。

 

さうだったのか、僕の存在がそんな「いびられ役」としてそんな意地惡な君等の役にも立って居たのか。

さうか、さうか、其れはまずは目出度い。

 

おい、少なくとも「文明の問題」ダケはもっと眞面目にやれい!

 

 

映画『サバイビング・プログレス 進歩の罠』予告編 (youtube.com)

 

まさにこんな感じでの御話です。

 

サバイビング・プログレス 進歩の罠 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

尚此のドキュメンタリー作品はどうも人気に欠けるやうでしかも其の評価すらもが低い。

ですがあくまでわたくしに限れば此の作品こそが◎なのです。ー又は💮だー

 

でもって自分はコレを視ると自分の頭は狂って居なかったとの「確信」が持てるのだった。

でもみんなは其の眞實の姿こそが怖いのだし其れに洗脳もされてるのでこんなもんを観てヘラヘラ嗤ってなどはまさか居られない。

 

もしや御前はコレを視つつ嗤って居たのか?

それも「うふふふふふふ♡」とか言いつつチョッコレートと草加🍘を食いながらむしろ極樂の世界に遊んで居たのではなかったか?

 

確かにさうでした、むしろ大層良い気分でもってコレを視て居りましたのでした。

 

 

暴走する文明 - YouTube

 

かうしてこちらでも購入か又はレンタルすることが可能です。

 

4.ニンゲン(文明)に固有な抽象的思考能力及び其の能力より齎されて居るだらう近代的価値ー進歩的な価値ー

5.地球環境破壊

6.道義的腐敗=惡の蔓延

 

尚此の作品の筋を大まかに掴みたい方は、

Amazon | サバイビング・プログレス-進歩の罠 [DVD] | 映画

のところでレヴューを書かれて居る方が壱人だけ居られるので是非そちらを参照して頂きたい。

 

此の方は「人類に取り非常に重要なこと」が語られる作品だとまずは述べられて居る。

また最後に「人類の将來を鑑みれば悠長に批評して居る場合ではない」などとも書かれて居る。

 

まさに其の通りでのことなのだ。

しかしながら事實上其れは「もはや如何ともし難い」ことなのでしか無い。

 

其れも自立的な思考の有無=知識層で有るか否かに関わらずまさにさうなのだ。

其れ即ち頭の良し惡しや知識の有無に関わらずもはや其れは「無理」なことでしか無い。

 

何故なら雁字搦めでの「価値ヒエラルキー」がすでにニンゲンの認識を支配するに及んで居るからなのだ。ーわたくしの哲學的な帰着であり結論の部分ー

 

例えば企業は果たして何の為に有るか?

勿論其れは「金儲け」の為にこそある。

 

但しかって其のことをかのマルクスエンゲルスが批判しやがて社會は史的に唯物論の世界へと移行するとさう社會主義、共産制社會なる概念を導き出した。

ところが其の社會主義諸國も現在は資本主義とは無関係では居られなくなって居る。

 

何故なら「金儲け」をしないと結果ビンボーとならざるを得ずビンボーの度が酷くなればもはや飯も食えん。

其れもまだ🗾みたいな恵まれた國だと公園で無料の🍱が配られるが故にワシなどはすぐに其れに飛び付く。

 

でも露西亜だの中國だの北朝鮮にてそんな🍱が配られるとはなかなか思えぬ。

いや、だが其れを確かに配るなら共産党壱党支配だらうがプーチン独裁だらうがまたあのデブの独裁だらうがむしろまーなんでもエエわ。

 

兎に角此の世で壱番大事なのは其の「🍱」のことだぞよ。

そも「🍱」を民に配れんやうな國ではまさか其れは國とは言えずタダのムラみてーなもんだ。

 

 

例えば自然は果たして何の為に有るか?

勿論其れは「金儲け」の為にこそある。

 

なんとなれば木を伐り倒しソレを製品化しさらに開発しソコに畑だの居住地だのを造る。

まさに其のことが「文明」としての営為なのでありであるからしてそも「文明」とは反自然であり且つ自然資源の略取過程のこととなる。

 

また其のことが其の國を「開発」し「富ます」ことにも繋がるので要するに其れは「金儲け」の為にこそある。

 

 

例えば道義は果たして何の為に有るか?

勿論其れは「金儲け」の為にこそある。

 

何故なら坊主も神父も所詮はカネ次第なのだ。

坊主も神父もカネが無いと公園で🍱を貰うより他は無し。

 

そんな訳でたとえ法主であれまた大司教であれつまりはカネ次第なんだ。

だって幾ら「精神論」を説くにせよ實際にカネが無いと寺も教會も皆潰れて仕舞うじゃらう。

 

 

すると其の「金儲け」こそが「惡」なのですね?

まあとりあえずは「惡」でせう。

 

だから其の諸惡の根源としての「金儲け」を野放しにしないが為に「マルクス主義」が生まれた訳でせう。

じゃあもしや「世界革命」をすれば此の地球は助かりますか?

 

まあ百年程度は「人類滅亡」が先延ばしになるのやもしれません。

ですが今の社會主義陣営の様ではまたそのことも望み薄です。

 

尚「金儲け」とは「抽象的価値」のまずは壱番手に來るものです。

また「自然環境破壊」や「地球温暖化」を進めて居るのも結局は其の「資本」による「金儲け」主義によるものなのだ。

 

例えば『進歩の罠』の中では如何に「環境破壊」が進むのかと云うことが暴き出されて居ます。

其れは「現地人」が焼き畑をする為にまた生活の為に木を伐り出すと云った話ではまるで無かった。

 

要するにウォール街に代表される大手金融機関が後進國に貸した金の利子を取らんが為に木材としての天然資源を売却させて居た訳です。

要するにさう所謂「黑幕」が居る。

 

また大手石油會社は次世代エネルギー源としての藻を育成するスペースを確保せんが為にむしろ大規模に自然破壊を行う。

またそんな話は世界規模の話であり此処🗾なら大丈夫かと言えばまるで大丈夫には非ず。

 

どだい🗾の山奥には産廃物の処理場や廃棄場があり例えば其の周辺はダイオキシンに汚染されて居る可能性が高くある。

わたくしに限りそんな山奥がまた好きだものですから逆に個としての危険度が高くもまたなる。

 

さらに🗾の所謂里山の自然は本当の自然では無く壱度全部伐られて其の後に杉や檜などの有用林として造られた人工林であるに過ぎない。

其のやうに「文明規模」での出來事は至って大きなことをして行かざるを得ないものと相場は決まって居る。

 

要するに感情論でもってどうのかうのする問題ではもはや無くなる。

さて其の「感情」と云う面で此のドキュメンタリー作品は重要なことを伝えて居ます。

 

 

其れはニンゲンの意思決定に関する御話ですが、ニンゲンの意思決定は其の多くを所謂大脳旧皮質を使う古い形でしか処理されないとのことを番組中で脳科学者が述べて居る。

要するにニンゲンはいまだ原始人と余り變わらぬ情報処理過程でもって複雑怪奇な現代の諸問題を解決しやうとさえして居る。

 

故に必然として其れは何時迄経っても解決出來ずむしろより問題を膨らませて行くことともなる。

でもって其のことをわたくしになりに解釈すれば「理性的」な意味での問題の解決にはむしろ程遠いとのこととなる。

 

またさうした部分は所謂「大衆的嗜好」とも密接に絡み合いつまりは其れが「ワアー!」であり「キャアー!」となり易くつまりは大谷君だの藤井君だのの持つ力=スタア性にこそ群がる訳です。

自分は「ワアー!」であり「キャアー!」とは決してならない要するに壱種「クール」な人間ですのでそんなアホみたいなことはまるで分かりません。

 

との要するに「認識論」のやうなところに迄此の作品は踏み込んで述べても居るのだった。

 

よって、

 

4.ニンゲン(文明)に固有な抽象的思考能力及び其の能力より齎されて居るだらう近代的価値ー進歩的な価値ー

5.地球環境破壊

6.道義的腐敗=惡の蔓延

 

の部分は結果としてニンゲンの欲の部分こそが色濃く絡むだらう大問題の集積となる。

 

ところが、です。

ところが4.も5.も6.も「個」が其れを行うものでは無いことを是非確認して置くべきことでせう。

 

先の話で言えば眞の意味での「森林破壊」を進めて居るのは其の森林に恵まれた國の民人では無くグローバル企業だのウォール街だのとなるのである。

また道義的な意味での「惡」もまた「個」に於いて其れが為されるのではむしろ無く主にグローバル企業だのさらに國家だのそんなよりデカい組織こそが「儲け主義」の果てに成立させて居るであらう「抽象的価値」である。

 

であるからこそグレタ氏は其のグローバル企業をも含む資本主義に對しかって「否」を突き付けたのです。

また其のことは文明史に於いて大きな批判的活動であったのだとあくまでわたくしは評価する。

 

けれどまた其れはあくまで「理性」が行った仕事でした。

ところが此の世では常に「理性」が通るものとはまさか申せません。

 

其れはニンゲンの意思決定過程がそも原始的な「反射」の如きものでしか無いからなのだ。

故に「難しく」ものを述べれば普通ニンゲンは嫌がり逆にバカ凡のパパ並みにバカになりますとむしろ人は寄って参ります。