目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

我我個は果たして何と闘うのか?ー七草粥と時代遅れのロックンロールー

我我個は果たして何と闘うのか?ー七草粥と時代遅れのロックンロールー

 

 

 

 

さて昨日は今年初の買い出しにて岐阜県産 岐阜の七草コノミヤにて買って参った。

だから其れを本日夕方より粥に仕立てねばならぬ。

 

食うこと生きることは左様に精神の領域とは別箇での壱種ややこしい領域のことである。

おまけに科学技術が此の世をプラ包装ダラケにしたので此の岐阜県産 岐阜の七草弐パックにせよそんなプラゴミが出る。

 

要するに「循環型経済」がまるで出来ぬバカ其のものが此の世の現實なのだ。

要するにそんなもんは紙つまりはセルロース系の包装を開発すれば良くしかも其れを自宅にて処分出来るやうにするだけの話なのだが人類はむしろ頭が悪く其のことがまるで出来やしない。

 

丁度昨日母と其の「人類のバカさ加減」に就き話して居たところながら世間體を気にする度が高い母でさえ「人間はもういい加減にしないとダメだ、動物はああしてメスを追っかけまわしおまけに盗み食いばかりをするわでもう何ともならんもんだが戦争ばかりをやりたがる人間は余計にバカでしかも戦国時代からずっとやってる。」などと話して居たがまさに其の通りである。

 

此の人類の馬鹿は多分「富裕層」による「威張り」の感覚から齎されて居るものなのだらう。

其の「富裕層」による「威張り」の感覚即ち利己的な自己利益追求での観念から其の社會的な破壊への引き金がまさに引かれて居るのではなからうか。

 

 

また自分はそんな馬鹿共には生まれずまさに其処だけが幸運だったのだと言えやう。

逆に此の世にて欲しい侭に大金を得他の金欠の苦労に共感せぬ心の貧しい者共はやがて必ずや精神界がしかと用意する「地獄」へと堕ちやう。

 

なんだけれども其れもあくまで此の世では其の「地獄」がむしろ貧乏人の方へと向かって来るものと相場は決まっておる。

其れにかの露西亜正教でさえアノプーチン氏の祈りの前にウクライナのことを「敵」だとさう仰っても御座る。

 

だが其れは偉い宗教指導者様、むしろアンタの頭の中身こそが其の敵なのだらう。

かくして宗教は結局社會ー世の中ーを救えはしないのだ。

 

だがまあそんな下らぬことよりも今我が頭の中は其の「七草粥」のことで壱杯なのだ。

 

 

2023 - ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート - NHK

 

昨日買い物より帰りこちらの番組もまた視たが其の指揮者はかうして毎年コンサートを平気な顔にて開くことの其の「藝術の楽観性」のやうなことを述べて居た。

なのだが自分は此の「ニューイヤーコンサート」が「藝術」なのだとは實は思って居ない。

 

「藝術」の本質とは「創造」にこそあらうが此の「ニューイヤーコンサート」の場合極言すれば「既得権益層がソコにしがみつかんが為の豪華なる儀式」の様であらう。

よって所謂「鼻持ちならぬ」部分があり要するに其れは「金や権威、権力に群がらんとする馬鹿共の祭典」のやうなところがありまさに其れが腐臭をば放って居るのである。

 

だけれどもさう思いつつも毎年其れを視る我が感性とは壱體何であらうや?

まあ其れもまた常に弐面を同時に生きる我が生きざるを得ぬ宿命のことなのだが。

 

 

桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎 - 時代遅れのRock’n’Roll Band(Full ver.) - YouTube Music - Bing video

桑田佳祐 - 時代遅れのRock’n’Roll Band 歌詞 PV (littleoslo.com)より

 

次に紅白歌合戦の模様をオンデマンドにてチェックしたところかの松任谷 由実がCGの荒井 由実と共演する部分と此の「時代遅れの爺さん達」の歌の部分だけが気になり其れを視た。

 

尚此の歌の歌詞はとても良くまさしく此れが藝術表現なのだと正直に思う。

對して「ニューイヤーコンサート」の方は壱見豪華な藝術作品のやうに見えるが實は「虚飾に彩られた特権層の為の価値倒錯としての壱種の乱交パーテー」なのであるに過ぎぬ。

 

年配視聴者の「紅白歌合戦」離れは今後確実に進む…大先輩を雑に扱ったNHKにダメ出し!(桧山珠美) (msn.com)

 

さて其の「紅白歌合戦」の凋落の姿は戦後日本が創り出した価値の崩落の流れに其の侭重なるものと見ておくべきものである。

左様にNHKもまたダメだが其の視聴料と云う金の取り立ての御陰で實は良い番組もまた創れる訳である。

 

其ればかりか官僚制もまた天皇制もさうして長く安定し過ぎて居るとダメになる分は明らかに出て來る。

だから時には壊れてみても良いのではないか。

 

NHKは今後「學的な専門性」をより高め其れこそ「大衆迎合」をしないマスメディアとしての道を切り開くことなども可能だらう。

だがさうすればする程に視聴料の取りっぱぐれがまた出て来ることとは思うのだが…。

 

對して「資本の論理」に毒された民放はマスメディアとしてより陳腐化して行くことより他は無い。

問題は今後文明に現實としての危機が訪れた場合に其れでも「お笑い番組」だの「TVショッピング」だのまた下らぬドラマだのばかりでやって行けるかどうかは可成に疑問である。

 

 

桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎「時代遅れのRock’n’Roll Band」特設サイト (southernallstars.jp)

 

時代遅れのRock’n’Roll Band 歌詞 桑田佳祐

 

この頃「平和」という文字が
朧げに霞んで見えるんだ
意味さえ虚ろに響く

世の中を嘆くその前に
知らないそぶりをする前に
素直に声を上げたらいい

旅路の果ては空遠く
まだ夢叶わずに
回り道を繰り返して

One Day Someday
いつの間にか
ドラマみたいに時代は変わったよ

目の前の出来事を
共に受け止めて
歌え Rock’n’Roll Band!!

我々が居なくなったって
この世の日常は何ひとつ
変わりはしないだろう

そんなちっぽけな者同士
お互いのイイとこ持ち寄って
明日に向かって
Twist and Shout, C’mon!!
…Shake It Up, Baby!!

子供の命を全力で
大人が守ること
それが自由という名の誇りさ

No More No War
悲しみの
黒い雲が地球を覆うけど

力の弱い者が
夢見ることさえ
拒むと言うのか?

One Day Someday
いつになれば
矛盾だらけの競争(レース)は終わるんだろう?

この世に大切な
ひとりひとりが居て

歌え Rock’n’Roll Band!!
闇を照らす
ダサい Rock’n’Roll Band!!

 

 

桑田佳祐 - 時代遅れのRock’n’Roll Band 歌詞 | Kgasaより

 

私は此の歌詞こそが「世界の今」と向き合うものだとさう正直思う。

對して其の「資本の論理」の側若しくは「既得権益」に固執する側は「世界の今」とまともに向き合えない=むしろ其の現實を避けてまさに「良かった過去」へしがみついて居る訳である。

 

 

さて先日大塩 平八郎のことを書いたが、彼と云う理性は結局其の側の「體制維持」の力の前に負けたのである。

だが大塩 平八郎はあくまで教育者としての乱を主導して行くべき人物だったのだと言える。

 

ズバリ申せば其の「體制維持」の力と「革新」の力との拮抗であり戦いであるものこそが此の世ー人間社會ーでの宿命なのだ。

であるから様様な「改革」もまた必然として其処より生じるものであり其の本質は「進化」にこそある。

 

但し其処でくれぐれも「進歩」とは言って居ない点に是非留意して頂きたい。

「進化」とは生物界で行われて居ることであり人間の社會で営まれるものは其の「進化」では無く「進歩」である。

 

ところが左翼革新思想が其の「進歩」をしたがるから所謂「構造改革」となり其れがある意味で伝統的な構造としての何かを往往にして破壊して行く訳だ。

だが此処日本では保守派である筈の自由民主党が其れを主導し行ったので色んな「體制維持」の力の方が壊されたが税金だけはむしろ其の侭に払い続けなければならなかった訳だ。

 

また「紅白歌合戦」を年末に日本のみんなが喜んで視る「伝統」もそんな改革ばかりですので当然に壊れ其れは歌が変化したばかりでは無く自由民主党が革新國家米國の言いなり=🐶と化しキャンキャーンとさうして舌を出し尻尾を振ってアノアホコイズミ以降は特に酷く其れが行われて来たことにも由来することだ。

 

ですのでかうして政治史を御勉強して来た僕に言えることとは、社會に於いての「進歩」は此の際止めて「進化」へ戻らうとさう云うことです。

だから「體制維持」の力と「革新」の力とをバランス良く成り立たせる為には實際其れしか手がありませんのです。

 

 

ところがまさに其の「進歩」からこそ金を毟り取る=私腹を肥やさうとして居る人非人の類が此の強欲資本の世界に於いてはむしろ物凄く増えて仕舞いました。

だからソコへ幾ら其の「大塩 平八郎の乱」をブチ込んだにせよ「ニューイヤーコンサート」にせよ「紅白歌合戦」にせよ其れはむしろ「永遠」に其れも何事も無かったかのやうに続いて行くんです。

 

だから其の「進歩」したい力こそが貧乏人より金を毟り取る力と等価でありしかも其の力=「威張る」力其のものであり其れが「體制維持」の力の中にも元元仕込まれて居るんだ。

なのでアノアスペルガーのかのグレタ氏が特権層や既得権益層に對しああして怒った訳です。

 

またつまりは其のやうに組織は「デカく」なり過ぎたりまた「長く」続いたりし過ぎたりすると必然として「根性が悪くなる」=地獄へ堕ちて行かざるを得ぬ背徳人間共の群れへと化して行かざるを得ぬ。

 

なので其の「藝術」としてのソングが語って居ることとはそんな腐った社會の有様=腐った支配層の価値観へのプロテストでなくて壱體何なのでせう?

 

 

時代遅れのRock’n’Roll Band 歌詞 桑田佳祐

 

この頃「平和」という文字が
朧げに霞んで見えるんだ
意味さえ虚ろに響く

世の中を嘆くその前に
知らないそぶりをする前に
素直に声を上げたらいい

旅路の果ては空遠く
まだ夢叶わずに
回り道を繰り返して

One Day Someday
いつの間にか
ドラマみたいに時代は変わったよ

目の前の出来事を
共に受け止めて
歌え Rock’n’Roll Band!!

我々が居なくなったって
この世の日常は何ひとつ
変わりはしないだろう

そんなちっぽけな者同士
お互いのイイとこ持ち寄って
明日に向かって
Twist and Shout, C’mon!!
…Shake It Up, Baby!!

子供の命を全力で
大人が守ること
それが自由という名の誇りさ

No More No War
悲しみの
黒い雲が地球を覆うけど

力の弱い者が
夢見ることさえ
拒むと言うのか?

One Day Someday
いつになれば
矛盾だらけの競争(レース)は終わるんだろう?

この世に大切な
ひとりひとりが居て

歌え Rock’n’Roll Band!!
闇を照らす
ダサい Rock’n’Roll Band!!

 

 

桑田佳祐 - 時代遅れのRock’n’Roll Band 歌詞 | Kgasaより

 

ですので、「藝術」とはそんな「直感的な社會の解釈」でもまたあり得ることである。

 

ーこの頃「平和」という文字が
朧げに霞んで見えるんだ
意味さえ虚ろに響く

世の中を嘆くその前に
知らないそぶりをする前に
素直に声を上げたらいいー

桑田佳祐 - 時代遅れのRock’n’Roll Band 歌詞 | Kgasaより

 

其の「平和」と云う概念をかうして壱種霞ませて居るものの正體とは、

1.文明に於ける馬鹿

2.政権与党による馬鹿

 

との弐種の「馬鹿」が重なり合うことで我が國の場合には特に其の朦朧度が酷くなって居る。

また、同時に「希望」と云う概念に関しても同様に其の朦朧度が酷くなって居る。

 

でもってして最終的には、

3.既得権益層の馬鹿

4.體制保持の為の個への圧迫

 

の弐点が逆に其の「體制維持」の力を弱めるとのつまりは「自己矛盾」が其処に社會的に生じて仕舞う訳だ。

要するに「何ともならん世の中」となりつつあり其れでもって確かに「素直に声を上げ」たいが其れも其の個<社會との原理により「みんなが進んで赤信号の道を渡る」ことには反對などし得るものでは無い。

 

つまりは戦後の公教育にてさうして「みんなが腑抜け」にされて仕舞った我が國では「反骨」どころか「反對意見」さえ述べられずまたつまりは其の様が「全體主義」によるものだと我は述べて來て居るのだ。

 

ーいつの間にか
ドラマみたいに時代は変わったよ

目の前の出来事を
共に受け止めてー

桑田佳祐 - 時代遅れのRock’n’Roll Band 歌詞 | Kgasaより

 

5.現代社會はそも其の時代認識を誤って居る

6.現代社會は妄想的自我をのみ今に生きる

 

現代社會は時代が進むにつれ「良くなる」とさう考えがちだがズバリ其れは誤りでの認識だ。

正しくは時代が進むにつれ「悪くなる」のである。

 

また其のことは佛法に於いてもまたキリスト教に於いてもさう古より認識されて居たことなのだ。

つまりはまさに其こそが眞理方面での「此の世での価値の履行」に関する認識なのだ。

 

でもって事實として「悪くなる」のにむしろ「良くなる」ことばかりを文明の価値観は信じて御座るので其の価値観其れ自體が妄想の類でのものとなる。

要するにほぼ「きちがい」なのだ。

 

そんな「きちがい」なのに威張るのは如何にもオカシイことかとさう思う。

 

ー我々が居なくなったって
この世の日常は何ひとつ
変わりはしないだろう

そんなちっぽけな者同士
お互いのイイとこ持ち寄って
明日に向かってー

 

桑田佳祐 - 時代遅れのRock’n’Roll Band 歌詞 | Kgasaより

 

即ち此の世での其のおバカさ其れ自體は未来永劫に亘り結局は何壱つ変わりはしない。

但し其の自らの「馬鹿」を認めるかどうかで人間の立場は大きく変わって來やう。

 

おおまさに其れを認めた時に初めて人間は「理性」的な段階へと至ることが可能とならう。

 

よって自己の其のちっこさを認め同時に欲望を自分で制御することで「知力」=「理性の力」を人間は其処に得ることが出来る。

だが逆に自分がデカいと逆に欲望も最大限に膨らみ要するに其処にて其の既得権益のみを守る體制を自らの心のうちに築き其れにのみ邁進する生の舞台を築き上げて仕舞う。

 

するともはや其処にては正常な心の働きが失われ要するに彼等は👿化して行かざるを得なくならう。

事實もうそんな👿ちゃんでえーす!

 

其れは其れは目出度いー🎊ー。

そんな御前らはすでに地獄行きが決まったぞ。

 

「No More No War
悲しみの
黒い雲が地球を覆うけど

力の弱い者が
夢見ることさえ
拒むと言うのか?」

 

桑田佳祐 - 時代遅れのRock’n’Roll Band 歌詞 | Kgasaより

 

其の「悲しみの黑い雲」を生じさせて居るのは畢竟既得権益側による放埓なる生への過分なる意志ー過分なる欲望ーである。

其れも「自然」が悪いとかさうした話では無く要するに其の贅沢三昧がしたいだけの惡代官や価値ヒエラルキー社會こそが其れを呼び込む訳だ。

 

「One Day Someday
いつになれば
矛盾だらけの競争(レース)は終わるんだろう?」

桑田佳祐 - 時代遅れのRock’n’Roll Band 歌詞 | Kgasaより

 

さうなのだ、此の世界での實相とは結局は其の「矛盾ダラケのレース」なのだ。

だから、

小<大

個<社會

との価値ヒエラルキーが変わることなどはまず無い。

 

まずは其の「絶望」した観点より出発する他は無い。

 

 

「この世に大切な
ひとりひとりが居て

歌え Rock’n’Roll Band!!
闇を照らす
ダサい Rock’n’Roll Band!!」

桑田佳祐 - 時代遅れのRock’n’Roll Band 歌詞 | Kgasaより

 

其処にて歌う人人はさうして歌え。

また繪を描くならば描けば良い。

さらに文人もまた何かを物申す筈だ。

 

よって其の個個としての實存的価値とはまさに其の「表現」の段階に於いて完遂されるのである。

「表現」と云う理性の段階に於いて初めて「馬鹿な支配者層が犯す罪」と闘える土俵に立つことが出来る。

 

では其れ以下ではそも闘えない?

 

そりゃ闘えませんヨ。

何故ならみんなは所詮そんな全體主義のドレイなのだから。

 

さてでは作文を中断し「七草粥」の調理に入ります。

…終わりました。

 

しかも椀に参杯も食いすでに腹が満腹だ。ー其の草の粥が滅茶苦茶に美味くてつい参杯も食ったー

ようやくコレで戦闘の準備が整った。

 

さてもなんですか、またアナキズムでの社會闘争とかそんなのへの参加のことなのですか?

いいえさうではありません。

 

其れはあくまで藝術上の闘争のことで貴方方の人生とはまるで無関係な個人的な闘争での御話です。

 

「力の弱い者が
夢見ることさえ
拒むと言うのか?」

桑田佳祐 - 時代遅れのRock’n’Roll Band 歌詞 | Kgasaより

 

そんな訳で我我個には常に「藝術」や「宗教」また「學問」の土俵にて「社會の馬鹿」と闘う自由が實は確保されて居る。

其の「土俵」まで個として努力を積み重ね這い上がれば決して「弱い個としての力」であるにせよ其れに太刀打ち出来ぬものでもありません。

 

まさに其れこそが我我に取っての「夢」の實現の場其のものとなることでせう。

また我我個としての實存的価値もまさに其の意味では決して捨てたものではないことだらう。