目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

百年後には人類は自滅するとのことです



多分わたくしは楽観論者ではなく悲観論者なのである。


其れは生まれ持って来た性質なのでもはや如何ともし難い。



ただ、わたくしはただ闇雲に悲観的なばかりなのではない。

元々わたくしには適当さのようなものもある故、そうであるばかりなのではない。


然し、生まれつき可成に心配性であることだけは確かなことなのだろう。


もっともそれだけに見え過ぎて仕舞うのである。


人類の過去と未来のことが。





其れでわたくしは人文系の知識からの現代社会批判を行うことを思いついた。


なぜなら文明がまさに自滅への坂を転がり始めたことを五年程前に直観して仕舞ったからなのだ。






是はもう助からない。

人類は救われないと正直そう思ったのである。



其れでこんなところで現代の文明のあり方に対し飽きもせず批判を行って来て居たのである。



対して自然科学系からの文明批判乃至は未来予測といったことは今多くの書籍や論文などで行われて来て居る。






其れ等の幾つかにわたくしは目を通したが、流石に自然科学による批判乃至は未来予測は非常に恐いものがある。


其れがものの道理即ち物理的に規定され提示されて居る部分が何より恐いのである。


基本的に主観性が希薄で客観的に論じられて居る部分こそが恐いのである。





そんな中でも、わたくしがこれまでで最も恐いと思ったものが以下の本である。






自滅する人類-分子生物学者が警告する100年後の地球- (B&Tブックス) 単行本– 2012/12/20
http://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E6%BB%85%E3%81%99%E3%82%8B%E4%BA%BA%E9%A1%9E-%E5%88%86%E5%AD%90%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%8C%E8%AD%A6%E5%91%8A%E3%81%99%E3%82%8B100%E5%B9%B4%E5%BE%8C%E3%81%AE%E5%9C%B0%E7%90%83--B-T%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%9D%82%E5%8F%A3-%E8%AC%99%E5%90%BE/dp/4526069957/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1462187861&sr=8-1&keywords=%E8%87%AA%E6%BB%85%E3%81%99%E3%82%8B%E4%BA%BA%E9%A1%9E


尚、此の本はまだ一度読んだきりなのだけれど、ハッキリ言ってこれまで読んだ本の中で一番恐い本であった。


まさに本物のUFOと遭遇すること以上に恐い本であった。




こういう本を読むと、あらゆるやる気が失せる。




家の存続だの仕事だの女だの、金だの物だの、そうしたものにかかり煩って居る自分がアホに見えて来る。


だから真理や真実を追究するだけの精神的な余力のある方々にだけ是非読んで頂きたい本である。



もはやすべてから引退された貴方様にこそ是非お薦めの一冊である。


然し人生はむしろこれからだと考えて居られる貴方様にはお薦めすることが出来ない。






何故なら兎に角すべてのやる気が削がれる本だからなのだ。


だが、それだけに此の本こそが真実を伝えて居る筈なのである。


人類の未来に於ける、其の事の真相をついて居るのであろう。


だから此の本こそがここでの連休の課題図書なのである。






この際連休中は遊んで居なくともよろしいのであり、たとへば此の本を一冊持って山の中に分け入り、其処で是非是を思う存分読んで来られるがよろしかろう。


そうすることの方が、あらゆる下らぬ行動よりもむしろ価値がある。






尚、本の内容は一種過激である。


そして人類の未来をあくまで破滅的に捉えて居る。



そしてそうした凄い本である癖に人気が無く余り売れて居ない本でもある。



もっとも売れる本とは大衆つまり洗脳されし民が読む楽しい本と相場は決まって居るものなのであろう。


売れない本こそが真相をついた本当の本当の本なのであろう。






もっともそればかりではなく自然科学の側からの環境や文明、はたまた政治への視点なども盛り込まれて居て非常に為になる本でもある。


それと当然のことながら内容的に生物学の知識も駆使されて居るから人文系の頭では理解出来なかった地球の物理的な成り立ちや生物の歴史などについても無論のこと大変勉強になる。





然し、基調はあくまで人類が滅びるとの破滅的な論旨にあるので全く気を抜いて読めない本でもある。


其れも此の百年でまず危ないそうである。


いや、五十年でももはや可成に危ないそうなのである。





ということは、今生まれた子が五十に達する頃にはもは無茶苦茶でドロドロ、まさにゲロゲロでドッカーン、と逝って仕舞って居るということなのである。


何がって?


此の地球がである。








其れでは本を買う手間を省く為に以下に坂口先生の授業動画を貼り付けておくとしてみよう。





坂口先生のオモシロ授業 ~自滅する人類編 その 1~
https://www.youtube.com/watch?v=6D0tHvP1CBI

坂口先生のオモシロ授業 ~自滅する人類編 その 2~
https://www.youtube.com/watch?v=YKwvAyIcCXI

坂口先生のオモシロ授業 ~自滅する人類編 その 3~
https://www.youtube.com/watch?v=3KAxMFZyo2I



わたくしもこれから視てみるつもりなのだが、実は仕事で忙しく視て居る暇が無い為連休が終わってから視てみるつもりなのだ。


然し、オモシロ授業とのことですが是の一体何処が面白いというのであろうか。


人類が自滅するのが果たしてそんなに面白いのであろうか。





え、坂口 謙吾先生よ。


うーむ、どこかで聞いたことのあるような名ではあるのだが、まさかかの安吾とは親戚ではないことだろうな。



そんな訳で自然科学の側からの未来予測の中でも最も悲観的な予測を行ったものが此の本であり坂口先生の考えだということが出来よう。