目覚めよ!

文明批判と心の探求と

一休道歌



我にありと思う心を捨てよただ 身の浮雲の風にまかせて




世の中はまどろまで見る夢のうち 見てやおどろく人のはかなさ





何事もみないつわりの世なりけり 死ぬるというもまことならねば




      



はじめなく終わりもなきにわが心 生まれ死すると思うべからず





心とて実には心のなきものを 悟るはなにの悟りなるらん





悟らぬも悟りも同じ迷いなり 悟らぬ先を悟りとぞいう




   

覚めぬれば覚めぬ先こそ覚めつるに 覚めぬ心のなど夢ならん





心をば取ると思うな捨てもすな 取捨のふたつを無分別にて





生きば生きん死ななば死なんと思えただ その行き先は有無にまかせて