目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

#純文學

社会への倒錯者としての文學者三島 由紀夫ー壱 金閣寺に放火して猶生きやうとは思ふなー

「困窮支援相談員」の呆れるほどに悲惨な待遇 「ハローワークの内側」も貧困の巣窟だった かうして日本の社会がもはやどうしやうも無く悪くなってることだけは確かなことだ。 其の社会を悪くしたのは、ズバリ言って自民党の矛盾政策によるものだ。 つまりはかう…

芥川 龍之介の『河童』を読むー壱 歌人・俳人としての芥川 龍之介ー

全体主義の克服 (集英社新書) (日本語) 新書 – 2020/8/17 こちらをアマゾンで買ひ今到着を待って居ますが、 人新世の「資本論」 (集英社新書) (日本語) 新書 – 2020/9/17 むしろこちらの方が面白さうでした。 が、結局どちらも読んで置きたひ本だ。 かうして…

むしろ喜んで「下山」していくべき我我

新型コロナウイルスについて知っておきたい20のこと(随時更新) 「コロナよりも怖いのは人間だった」。ドラッグストアの店員が語る恐怖の体験 さうして普段は隠されて居て見へぬことが非日常の状態ともなれば次々と噴出して来たりも致します。 前回少し触れ…

文學としてのあるべき暗さーわたくしの五木 寛之論ー

さて戦前の生まれの人達は戦後の生まれの人達とは何かが違ふやうだ。 謂はば少々のことではへこたれぬ強さを彼等は持って居るやうだ。 其れと比せば戦後の生まれの人達は何処か心が本質的に弱くてダメなのだ。 だが其れはほんたうにさうなのだらうか? 心が…

社会を案じ藝術に殉じた芥川 龍之介

常に我我人間は相対分別としての檻の中に住し其処でまさにあーでもなひこーでもなひとあれこれとやって来て居やう。 しかしながら脱俗した人間は其処である意味其の迷ひを吹っ切るのだ。 世間の価値観には背を向け其処でひとつの精神の領域を形成するのだ。 …

三島と加島の闘ひー誰が死んでも文學だけは死なぬー

さてかうして否応なく世界は劣化していくことであらう。 其の劣化とは文明の本質であり自然の本質でもまたある。 だが自然は破壊を生じず。 破壊を生ずるのは人間の営為によるもののみ。 いや、其れはおかしひ。 地球の歴史を學ぶと其れが破壊の歴史でもあっ…

芥川と天使、悪魔との問答―闇中問答に於ける芥川の心の闘ひー

尚芥川はかってこんな風に天使と会話して居たことさへもがあった。 一 或声 お前は俺の思惑とは全然違つた人間だつた。 僕 それは僕の責任ではない。 或声 しかしお前はその誤解にお前自身も協力してゐる。 僕 僕は一度も協力したことはない。 或声 しかしお…

芥川の文明批判に寄せてー「蜜柑」による虚無の放逐ー

さてさらなる大事件勃発だ! 大阪府北部で野生ザルの被害続出 「食べ物見ると襲ってくる」 参拝客、サルに襲われけが 伊勢神宮内宮の別宮・伊雑宮 市内の被害相次ぐ が兎に角かように暴れておる。 故ににはエサを与へぬやうに。 だが特に子は可愛くなどもま…