目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

個を破壊するやうでは矢張り社会は悪い

利己主義化、矛盾化する社会の問題は個に於ける問題とはまた別の所にある。 即ち社会が悪いということである。 社会が悪いということにして、それでもって自己の生活を守ることに関しては其れが認められて居る。 少なくとも民主的な社会に於いては。 ただし…

死は徐々に遠ざかる。でも本当は死の近辺ばかりだ。

マックス・ヴェーバー 主な業績 生きることは病であり、眠りはその緩和剤、死は根本治療。 人生の時間は、自分の召命(しょうめい)を「確実にする」ためには、限りなく短くかつ貴重だ。 「資本主義は、キリスト教的禁欲の精神から、意図せざる結果として生ま…

近代とは合理化による宗教の自己矛盾過程である

元より「理性によって納得できること」「正しい論理にかなっているさま」=合理化である。 またマックス・ヴェーバーによると合理化とは「さまざまの要素を矛盾なく、ある目的にしたがって整合すること」だとしている。 従って文明とは此の合理化の産物であ…

マックス・ヴェーバーもまた偉い

世紀末から前世紀初頭にかけ活躍した独逸の社会学者マックス・ヴェーバーもまたかって其の高潔な精神性を発揮した学者の一人でした。 特に近代の本質を合理化の過程として捉える辺りはわたくしの考えに近いと申しますかほとんど同じ考えである。 ただしわた…

「ヒンドゥー=スワラージ」より思う事

ヒンドゥー=スワラージ 「ガンディーの主張は、表面的なイギリス統治の批判ではなく、近代文明そのものへの批判に向かっており、インドにとって真の文明とは物質的な繁栄を求めるのではなく個人が自らの精神を統御することにある、という。そのよりどころは…

ガンディーの思想に共感す

かのマハトマ・ガンディーはかって文明をして文明そのものを超えていくべきものであるとそう規定して居ります。 近代つまり最も顕著に現れし文明の要素即ち人間による人間自身の搾取の過程は到底善なる行為などではなく是非乗り越えていくべきものであるとそ…

理想に殉じた男の生き様とは?

現在の社会に満足している? それにしても一体どこに満足感をみいだせるというのだろうか、此の社会に? つまり、これは嘘の世論調査なのではなかろうか。 第一此のヤフーの統計では世の中に全然満足など出来ない、いやそれどころかむしろクソッタレだ、クソ…