そんなJinHao100にやられまくる日日ー「墨流しのJinHao100」+「フィリグリー軸のJinHao100」ー
其の筆記具マニアによる筆記生活とはおそらくは壱般の方方には及びもつかぬ世界のことなのやもしれぬ。
されど結局其のことはまさに此の世にありつまりはよもやウソには非ずでのこと。
さてわたくしは大體日に弐時間程は机上にて何かを紙に書きつつ過ごすことが多い。
尤も其れどころでは無い日などもたまにはあるがむしろ其れが日課でありつまりは常態である。
だがおそらく皆様は「またそんな面倒なことを…」とさう思われるのではなからうか。
だから其れは彼等筆記マニアに取りまるで面倒なことなのでは無くむしろ喜びの世界のこと其のものなのだ。
だが別に🚞マニアでもまた🏰マニアでも無いのでそんなもんを穿ったり訪れたりして居る奴はバカなんじゃないかとさう思う。
なんで結局其の「書く」との行為其れ自體があくまで彼に取っての無常の悦びなのだ。
でも其れはあくまで壱般の方方には分からんので「壱體何をやってんだアイツ?」とさう思われて居るダケなんだ。
また「書く」と云うことはまさに理性的行為である。
文字やまた絵のやうなものにせよ其のやうに「書き描く」ことこそが現存在にしか出來ぬ行為である。
アア僕はどうも持ってる理性が強過ぎるやうで其れでもってこんなに毎日書いてばっかり居るんだらうな。
…困った御仁だ。
確かに困った御仁だ…。
其れはさうとまた何かを手に入れたな。
壱體何を?
ズバリ「筆記具」をだ。
はい、白状しますと本日また中國から🖋が届いて居ます。
其れも實はこんなものが届いて居ます。
さて其のJinHao100なんですが現在とりあえずは蒐集での第弐段階へと突入して居ます。
其れも簡単に申せば「地味系のJinHao100」への蒐集へと進んで居るのです。
まさに其の「地味系のJinHao100」の蒐集の第壱弾が此の「墨流しのJinHao100」なのだ。
でもってどうですか、其の筆記の上での調子や軸の具合は?
…壱言で申せば最高です。
よって今回は金ペン化などはせずオリジナルの状態でもって此れを使うこととした。
でもってどう最高なのですか?
壱言で申せばインクの出が良い個體だったと云う訳です。
ところが其のインクの出の良し悪しで我我🖋マニアと壱般の方方では認識上違う部分が出て來る筈です。
其れでは此の個體を「筆おろし」してみます。ー其れも壱時間前にさうしたばかりでのことだがー
まずは所謂コンバーターに注射器ー針先となって居ないタイプの物ーにてインクを入れます。
我もかっては「スポイト」を常に使ったが精密にインクを注入出來るのはむしろそんな注射器です。
ですが針が無いので薬物使用などはやらうとしてもやれません。
あくまで其のやうに犯罪とは関係の無い善なる注射器なのだ。
でもってインクが満タンとなったコンバーターを首軸に差し込みます。
では早速に書いてみませう。
ありゃ書けんわい。
ではもう壱度書いてみませう。
…書けん。
するとソコで壱般人の方方はすぐに頭に來る訳です。
全く此のクソダワケめが!
では其れに比して筆記詩人はどう考えるのでせう?
ヤッター、コレは当たりの可能性が九〇パーセント程もある得難い御品ぞ!!
と其のやうにまずは考える。
でもってむしろ落ち着き払った所作にて其の書けぬペンのペン先をインク壺に突っ込みます。
勿論さうすればすぐに書けます。
ならそんなもんまさか🖋と言えんではないか!
また素人がすぐにさう怒る。
ですが筆記詩人はお構い無しに其の侭紙に文字を書き連ねて行く。
するとアラアラ不思議、其れもちゃんとインクが出て居るではありませんか!!
では其の現象を以下で説明させて頂きます。
1.使い始めや書き始めにインクが出ないペン先ーペン先+ペン芯のマッチングーの場合むしろインクが流れ易い性質を持つことが多い
2.むしろインクが多く流れるから使い始めや書き始めにインクが出にくい。
3.だからむしろそんな🖋に出くわしたら逆に「ヤッター」とさう叫ぶべき。
「ヤッター!!!」
ほいほい、かうしてもう何処までも書けて行けますねー。
ほーいほーいのーほーいほい。
では其れでもって文字を書いてみませう。
文明批判の梅原 猛
教育委員會
うーん、此のJinHao100のスチールペン先は本当に良い。
しなやかだし何よりデカいし其れに書き心地の方も優れて居る。
さてJinHaoの廉価万年筆の其の多くに此の傾向が見られます。
ですが何も中華🖋に限ったことでは無く日本製や欧米製の🖋でも其のことはたまにですが見受けられる。
ところがJinHaoの廉価万年筆の場合は其のやうにすぐに問題は解決される。
但し今回の場合は参度コンバーターを差し替えてもインクが出なかった訳です。
ですがと云うことはむしろ最大限にインクの出が良い可能性が高くなる。
でもって事實としてさうなり今此のやうにして快適な筆記が可能となった。
また最悪の場合インクが全く出ない🖋なども何処製を問わずにあります。
ですので其れはペン先の方を調整したり或いは「付けペン」として使うだけのことでせう。
なんですがそんな「知識」が無いと此の「墨流しのJinHao100」はすでにゴミとして捨てられて居る可能性すらもがある。
こんな御寶をアノ壱般人等はさうして捨てて御座る…。
嗚呼悲しいね。
なので「知らぬが佛」とは言えんのではないか矢張り。
「知らぬが佛知るは地獄」
もしや筆記詩人はソコにこそ堕ちたのだったか!
また軸の方の景色が良い。
だが此の個體は滅茶苦茶に個性的な軸景色だった。
即ち胴の壱部に變な墨色の模様が浮き出て居り其れがまるで龍の如くにのたくっておる。
うわーまさかハズレを引いたか。
と当初さう思いしがいやコレは物凄く個性的な軸景色でありむしろ得難い個性だ、其の個性其のもの。
と其のやうに次第に思えて來た。
うーん、もうコレは壱緒に墓に入っても良い個體なのではないか。
だから故にコノペンと自分は所謂因縁によりさうして固く結ばれて居り其の縁起関係に於いてすでに何人も立ち入れぬ絆で持ってしてしかと結ばれておる。
故にもはや其の實存的関係性は國家ですらまたどんな権力ですら奪い去れぬものと化して居らう。
そんなややこしいことを言って居ないで早う先へ進め!
さて其の「墨流し調」の軸であるが明らかに其れは欧米の価値観には無い意匠である。
其のやうな「墨流し調」の軸を欧米の筆記具メーカーは決して作りはしない。
だがアノ水墨画としての文化的伝統を有する中國はあえて其れを世に出した訳だ。
個人的に其のことにいたく感じ入った。
また其のやうな文化的伝統に関し🗾人もまた同調することが出來る。
どだい其の「龍」こそが欧米の世界観には決して出て來ぬであらう価値としての象徴なのだ。
「龍」
其れも昇り龍。
だがドラゴンズはでも相變わらず弱い。
またアノ松田 龍平よりも松田 翔太の方がより好みである。
彼松田 翔太命。
Jinhao 100 Fountain Pen F Nib 0.5mm Resin&Skeleton Writing Pen with Converter | eBay
くぅわぁーなんじゃーこりゃあーーー!!
其のモノへの耽溺は左様に限りなく続くであらう悲劇であり喜劇である。
だがあえてソコにて「わっはっはっはー」とさう笑い飛ばし逆に何処までをもソコにこそ耽溺してみるがエエ。
兎に角そんな中華共産主義🖋群は思いのほか出來が良くよって決してバカにしたりは出來ぬむしろ上質とも言い得る筆記具群である。
されど自分の場合は高くとも参千円位迄での中華産の硬筆筆等が良いかとさう考えて來て居る。
即ち廉価な🖋こそがむしろ良いのである。
ちなみに今回の「墨流しのJinHao100」の御値段は大體弐千円弱である。
きゃあ今しがた軸の「龍」が自分のことを睨んだ!!
いや其れは君がさう思った迄の御話で別に其の「墨流し」の意匠が君をどうかうしやうとして居るのではないだらう。
さうかなあ。
何だかさうでは無いやうな気がどうしてもするんですが。
其れはな、君が所謂「考え過ぎ」なのだ。
曰く「過ぎたるは及ばざるが如し」。
でも老荘思想に精通した思想詩人さん、むしろアンタの場合はほんたうに睨まれたのやもしれませんぞ。
別に精通などはして居ませんのですが只昔そんな「老荘思想」に凝って居た時期がありましたと云う御話です。
またお前は思想ならば何でも凝るのだな!
さう思想ならば👿主義の思想でもブラック陰謀論でも何でも壱通りはやって來て居ります。
其れはさうとさうして毎日のやうに筆記具が増え大變さうだね?
いやもう最近は毎日何をやってるのやら分からん位に筆記具ダケに没入して居りました。
さう言えば石には余り手を出して居ないやうだな。
でもちょこちょこと買っては居ますが。
ではいっそのこと其の筆記具と石とを合體などさせてみてはどうか?
ああでもイザ其れをやると凄く難しくなるんです。
何故なら石は重いので基本的に筆記具の軸には向いて居りません。
もう面倒臭いから全部を合體させて御仕舞い!
ついでのこと君其のものも其の筆記具や石と合體して仕舞え!
…でも其れは無理でせう。
また何で?
だって自分は少し變だとは云えかうして生命なのですし筆記具や石は単なるモノでせう。
其の限界は是非突破すべきぞ!
いや自分はあくまで「限定」的思想の文人なんで其の御勧めには断じて従えない。
でも今お前は筆記具に於いてむしろ「限定の解除」をしてさうして毎日樂しんで居るではないか。
いえ全然樂しんでは居ません。
何故なら其れでもって「御勉強」して居るだけのことであり「御勉強」とは基本的にとても苦しいことなのですから。
また急に利口振りやがって。
こんな利口だから利口なことを言った迄のことで貴方に批判されかうして心を傷つけられるいわれなどは何処にも無い。
其れはさうとこんなものをまたよりによりココの読者に読ませる気なのか?
こんなもんはもう誰が見ても變な作文だぞ。
全然變では無くあくまで「筆記具に於ける本質論」を語った迄のことだ。
さうか確かに君は偉い!君は確かに偉大なる筆記具ライターだ!
そんな当たり前のことを言われてもまるで嬉しくは無い。
…さうかうするうちに今日もまた日が暮れて参りました。
いずれにせよ其の「JinHao100」のフィリグリー軸版の物はまた凄い🖋でせう。
結局かって自分が🖋を追求し最終的に辿り着きましたのがまさに其のフィリグリー軸での古典的萬年筆群の世界だった。
美しいものが此の世には溢れるにつけ結局其のフィリグリー軸での古典的萬年筆群程に美しい物は他にありません。
まずはシルヴァートリムかゴールドトリムかですが其れもどちらかと言えば自分はシルヴァートリムを好む傾向がある。
シルヴァートリムに是非黑軸が欲しいが無いやうですのでむしろ透明軸でせう。
もしゴールドトリムの方でしたら、
黑軸か
又は靑軸が良いかと思われる。
何故なら御高い限定🖋の方でもかっては「プリンス・リージェント」なる「靑金」のフィリグリー軸があった。ーモンブランのパトロン・シリーズの壱本としてー
またペリカンにも「ガウディ」なる限定🖋がありそちらは今でも持って居りますが其れは「黑銀」のフィリグリー軸となる。
其の「プリンス・リージェント」の方もかっては持って居たが何ぞ気に入らぬところがあったのか2010年以前に手放して居ます。
さて「JinHao100」のフィリグリー軸版はあくまでチープなフィリグリー軸ですので少し玩具っぽくなるのやもしれんが其れは得て見ないとまた分かりません。
また其の値段はいつもの如くに大體弐千円位のものなのです。
尚「フィリグリー軸での古典的萬年筆群」を自分は今まるで使って居りません。
以前は数本使って居たこともありしが今や現代の伊太利亜のスティピュラ🖋に自分でもってヴィスコンティ製の銀色のフィリグリー部を被せた🖋を壱本使う限りのことです。
「フィリグリー軸での古典的萬年筆群」は左様に観賞するが為の御品であり日頃使って其れが扱い易いと云う物でもまた無い。
故に日頃使わんが為に「JinHao100」のフィリグリー軸版を求めるのもまた惡くはないのやもしれません。
兎に角「JinHao100」にはかうして常にやられっ放しです。
此処数年はそんな中華🖋にやられっ放しでもうヘトヘトの状態ですが左様に毎月のやうに落札し得るのですからまあほんたうの意味でのプチ贅沢の範疇であり別に資本家共のやうに大枚をはたき贅沢な消費を重ねて居る訳なのでは断じて無い。
つまりは其れが左翼主義的な消費でもあることでせう。
でも自分は厳密には其の左翼ではないんですがね。