どうなる?世界、どうする?日本。
ーロシアは独裁だ。その通りです。しかし、それは誰も何のイデオロギーも信じていない独裁です。プーチンのイデオロギーは、完全に折衷的で多様です。
そして西洋で起きているのは、一種の「超個人主義の出現」と「社会の細分化」です。人々は家族や自分の生活のことを考え、民族や国家、全体のことについてはあまり気にしません。同じことがロシアの内側でも当てはまります。ロシア人は、私たちにとてもよく似ているのです。
私たちが説明しなければならないのは、なぜ国民が参加したくない文脈で、国家間の戦いが起きるか、ということです。これは、米国人にも、ヨーロッパ人にも、ロシア人にも当てはまります。そして、日本人にも当てはまると思います。
つまり、現在のゲームは国家間のものであり、国民や民族間のものではないのです。ー
“世界最高峰の知識人”エマニュエル・トッドが指摘する「第三次世界大戦」が過去とは決定的に異なる点 「独裁」でも「民主主義の衰退」でもない要因 (msn.com)より
其の露西亜は社會主義の實験國家でしたが今や其のイデオロギーには凝り固まって居ないのやもしれません。
對して其の露西亜のかってのライヴァルとしての米國は「自由と民主主義」なるイデオロギーにいまだ凝り固まりしかも其れをいまだ他國に押し付けやうとする。
でもってアノウクライナの大統領が其の「自由と民主主義」に恋♡をして居て兎に角もう其れしか見えて居ない訳です。
ですがウクライナはさう大人しく露西亜の属國で居た方がこんな悲惨な目に逢わずとも済んだものを何でまたこんな地獄へとあえて自國を奴は引き摺り込んだのか。
だから御前自身が米國に亡命するなどして其れも帰化し米國人となれば良い話ではないか。
其れなのに何で罪も無い國民をそんなイデオロギーの為に危険に晒さねばならんのだ。
尚「自由と民主主義」が至上の価値であるとさう喧伝すること自體が要するに「全體主義」の流れでのものだ。
だから其れは其れをやりたい例えばアングロサクソン國家がやれば良いだけの御話であり其れが普遍的に「正しいイデオロギー」だとさう決め付ける点にこそ大問題が生じて居るのである。
なので日本はむしろ徳川鎖國體制が壱番合っても居たのだしむしろ其れが「正しいイデオロギー」だった訳だ。
其れを無理やり開國させしかも後には原爆弐発まで落としやがって挙句の果てに「自由と民主主義」だと幾ら叫んでも結局日本國は民主制は機能せずさらに何でも自由だとばかりにかうして「性の自由化」ばかりが進み要するに其のふしだらなこと極まり無い。
おまけに労働其れ自體の自由化のことで派遣社員ばかりに何時の間にかしやがって兎に角大企業と國家ばかりが暴利を貪るひっでえ國にしちまった。
其れも其の全てが自由民主党を中心とする政権与党の🐶振りこそが招いたことなのだ。
さう米國に尻尾を振り振りしつつ何時の間にかさうなっちまったんだ。
そんなんで御前らほんたうに眞面目に仕事をやって來た積もりなのか!
さて其の「國家のゲーム」として行われる戦争や紛争が國民や民族間の具象的な幸福の世界を破壊します。
また國是としてのイデオロギーが國民や民族間の具象的な幸福の世界を破壊します。
でもって其の偉い筈の國が今やらんとして居ることとは何処の國でもさらなる「経済成長」であり「進歩主義」の履行のことです。
ところが其れをやればすでに壊れかかった地球がより早く壊れよって國民や民族間の具象的な幸福も何も無くなります。
そんな何時迄経ってもアホな國家の為にもはや誰も命などは捧げられない。
むしろそんな國なんぞ壱つも要らんわい。
ーむしろ、ロシアが勝者になる可能性があるんです。この戦争は単なる軍事的な衝突ではなく実は価値観の戦争でもあります。西側の国は、アングロサクソン的な自由と民主主義が普遍的で正しいと考えています。一方のロシアは権威主義でありつつも、あらゆる文明や国家の特殊性を尊重するという考えが正しいと考えています。そして中国、インド、中東やアフリカなど、このロシアの価値観のほうに共感する国は意外に多いのです。
世界が多極化し分断しても、それが不安定な世界だとは限りません。ロシアの言う「あらゆる文明、あらゆる国家がそれぞれのあり方で存在する権利を認める」世界が支持され、実現するなら、ロシアが勝者になると考えることもできるわけです。
米国が一国の覇権国家として存在し、無責任な行動をとる世界のほうがむしろ不安定化を招くでしょう。この状況は早々に終わらせるべきです。そのためには米国が自分の弱さを認めるしかない。そうしないと「終わり」は来ないのだと思います。ーエマニュエル・トッド×池上彰対談 ウクライナ戦争後の世界「米国の崩壊」もあり得る(1/2)〈AERA〉 | AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)より
其れでかの池上彰がまた訳の分からんことを此処でもちょろりと言って居るがトッド氏と対談させるならむしろわたくしにこそ任せるべきだらう。
尚トッド氏は家系としてもまた個人的にもバリバリの左翼である。
だから元元露西亜が嫌いじゃ無いのだと思う。
また自分の場合も元元露西亜が嫌いじゃ無い。
但し自分は其れこそ厳密には革命支持者では無く國家の解體をこそ支持する者ですが其の露西亜の國是と米國の國是とどちらがより危険かと問われれば其れは米國の國是の方なのだと以前からさう考えて來て居る。
其のアングロサクソンのイデオロギーである「自由と民主主義」を即否定するものでも無いのだが「自由と民主主義」なるイデオロギーは可成にリスクの大きい政治體制であることは現實的に否めない。
また問題は「自由と民主主義」が絶體だとさう洗脳される部分に最大の思想的リスクが潜んで居ることだ。
上でトッド氏が述べるやうに米國流の新自由主義政策や金融政策が逆に文明としての安定性を剝奪するつまりは格差をより大きくし「公的な力の麻痺」までをも生じさせて行く。
例えば高名な哲学者のマルクス・ガブリエル氏などは其のことに大きく反発され「独逸には独逸としての資本主義や倫理観のあり方がある」位のことまで仰って居る。
でも全くのところまさに其の通りなのだ。
確かに其れ其れの國にむしろ見合った政治體制や経済體制が必ずやある。
其れを全部米國流にして仕舞おうとするから日本の第壱次産業は壊滅的となりおまけに地球温暖化の影響でサンマも獲れなくなる。
だが其の代わりに北海道でも例えばブリが大漁なんださうだ。
じゃあブリばっか食ってりゃ良いのかなあ。
ー世界が多極化し分断しても、それが不安定な世界だとは限りません。ロシアの言う「あらゆる文明、あらゆる国家がそれぞれのあり方で存在する権利を認める」世界が支持され、実現するなら、ロシアが勝者になると考えることもできるわけです。ーエマニュエル・トッド×池上彰対談 ウクライナ戦争後の世界「米国の崩壊」もあり得る(1/2)〈AERA〉 | AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)より
自分は露西亜と中國はいずれくっつくとさう申して居た訳です。
露西亜と中國が堅固に同盟関係を結べばアングロサクソンもまたゲルマン民族ももう太刀打ち出来なくなる。
また其れに何時の間にか北朝鮮などがくっつきますともうエライ話です。
つまりはどえりゃーヤバい話となる。
でもって世界の覇権を握った露西亜と中國と北朝鮮の同盟関係は國としての力が落ちた米國や日本を愈愈イジメにかかるのです。
其処でまず此処日本國などは「思想改造」されて行くことでせう。
ですがこと自称詩人の場合に限り元元思想が過激ですので余り弄るところがありません。
もう其の侭でも左翼思想に凝り固まる位のことは平気の平左です。
でも米國流の価値観にすでに洗脳されし日本のみんなは随分苦しい筈ですよ。
で、問題は盟主となる露西亜が果たしてそんなに物わかりの良いつまりは寛容な國なのか?と云う部分です。
まあ然し其のこともイザさうなってみませんと事實上分かりませんので今は何とも申せませんのですが。
ーでは、世界のシステムを考えていく上でどの国が問題なのか。世界が不安定化していくその中心にあり、世界がこれから先に向き合わないといけないのはアングロサクソン圏、とくに米国の「後退のスパイラル」なのだということに気づいたんです。問題はロシアでも中国でもなく、米国なのです。私はいま、よくこう言います。今の人類が直面している問題は二つある。地球温暖化と、米国だと。ーエマニュエル・トッド×池上彰対談 ウクライナ戦争後の世界「米国の崩壊」もあり得る(1/2)〈AERA〉 | AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)より
我我日本人の米國に對する理解は所謂「バイアス」がかかり過ぎて居りそも壱部の識者を除き其れを正確に分かって居る人が少ない。
正確には米國は近代國家としての+主義としての實験場であり-主義としての社會主義國家とあくまで對を成すものでした。
そも+主義なので「何でも積極的に解釈を変え實際にも変えて行く國」である訳です。
でも此処日本は元來さうではありませんでした。
確かに明治以降は其の急激な「近代化」に勤しんで行くが少なくとも徳川幕藩體制の頃迄はむしろ「體制維持型」での保守的な平和體制を築いて居た訳だ。
其の保守的な平和體制はまた天皇制を維持することにも大いに役立って居たのだった。
何故ならイキナリ貿易の完全な自由化だのまた市民革命だ、挙句に社會主義革命だ、などと言われてもそんな限定的體制にドップリ浸かって居た我我日本人にそんなもんが分かる筈が無い。
つまりは其のどんな「革命」にも縁が無いのが此の國のあり方なのだ。
で、米國では其の「フロンティア精神」其のものが「第参の革命精神」なんです。
ところが社會主義革命が壱党独裁の矛盾より滅ぶと其の「フロンティア革命精神」にて性の自由化やらさらなる宇宙開発やらおまけに情報革命や資本主義の合理化までして仕舞います。
だから全部がまさに其の「フロンティア革命精神」の発露なのだ。
要するに「米國流」の進歩主義=「フロンティア進歩革命」程ヤバいものもまた無い。
だが日本人はかうして親米派に洗脳されて來て居ますのでまずは其の「リスク」のことがまるで分かって居ない。
但し其の進歩の國米國との関係性は戦後其のやうに歴史的に規定されて來たものですので確かに其処は如何ともし難い。
ではあるがアホの自民党の如くにご主人様にワンと鳴いて尻尾を振り続けて居る必要などは何処にも無い。
なんとなれば御主人様にワンと鳴いて尻尾を振り続けて來たので日本の社會はすでに壊れちゃいました。
ーむしろ、ロシアが勝者になる可能性があるんです。この戦争は単なる軍事的な衝突ではなく実は価値観の戦争でもあります。西側の国は、アングロサクソン的な自由と民主主義が普遍的で正しいと考えています。一方のロシアは権威主義でありつつも、あらゆる文明や国家の特殊性を尊重するという考えが正しいと考えています。そして中国、インド、中東やアフリカなど、このロシアの価値観のほうに共感する国は意外に多いのです。
世界が多極化し分断しても、それが不安定な世界だとは限りません。ロシアの言う「あらゆる文明、あらゆる国家がそれぞれのあり方で存在する権利を認める」世界が支持され、実現するなら、ロシアが勝者になると考えることもできるわけです。
米国が一国の覇権国家として存在し、無責任な行動をとる世界のほうがむしろ不安定化を招くでしょう。この状況は早々に終わらせるべきです。そのためには米国が自分の弱さを認めるしかない。そうしないと「終わり」は来ないのだと思います。ーエマニュエル・トッド×池上彰対談 ウクライナ戦争後の世界「米国の崩壊」もあり得る(1/2)〈AERA〉 | AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)より
自分も露西亜が勝つ可能性は六割位はあると見て居ります。
ですが個人的にはアノプーチン氏の裸だけはもう見たく無い。
でも米國は自分の弱さを認めるどころかゼレンスキーの野郎と抱き合って居ますね、其れもアノバイデンさんが。
バイデンさんは意外と強硬と言いますか要するに進歩主義者としての右翼なんでせう。
さて問題はまさに其の「価値観」の上での國家間の對立のことです。
其れはあくまで「抽象的な価値観の對立」のことです。
ですが「抽象的な価値観の對立」から破壊が起こると酷いことになる。
何度も申して來て居ますが、國是だの何だの其のデカい抽象的概念に對して個は常に警戒感を持って置かねばなりません。
だからなるべく「具象的に限定」して置く方がこんな時代でも「気樂」に生きて行くことの秘訣です。
要するに世界情勢なる「周り」にばかり振り回されずまさにあっけらかんと「我が道」を行くことの方がより大事なことでせう。
「左派高学歴エリートは語義矛盾の存在になり果てた」それでも“トランプ再選”が世界のためになるワケ | 文春オンライン (bunshun.jp)
こちらでは「高学歴リベラル派」が語義矛盾としての體制主義者となる旨をトッド氏が述べられて居るが實に鋭い御指摘です。
此処日本でもまた「高学歴リベラル派」が體制主義者となり例えば自由民主党などに票を入れて御座るのだらうか?
尚自分はあくまで人間の社會の批判者ですので保守でも革新でも何でも無く要するに「體制反對!」ダケなのです。
其れも實質的には「文明反對!!」者のことです。
つまりは世の趨勢とは逆のことばかりを言う「天邪鬼」と云う者です。
尚自分もかって其の「保護主義」的政策を打ち出したトランプ氏を支持して居た。
何でよりによりコイツを支持したかと云うに彼の政治理念が左様に「限定的」だったからです。
で實際に彼はアノ北朝鮮とも仲良くやり其のことでは今では考えられぬ程の素晴らしいことでした。
ところが現在世界情勢はより惡化して來て居る。
ああ其れにトランプ氏はプーチン氏とも確か仲が良かった筈です。
また彼は殺されたアベとも仲が良かったが兎に角アベはああして🐶となり果て尻尾を振ることしか出来なんだ。
で、自分に限れば世界情勢や國際政治のことなどはまるで考えて居りません。
其れよりももっと大事な哲學的な命題のことばかりを實は考えて來て居る。
朝日新聞出版 最新刊行物:新書:2035年の世界地図 (asahi.com)
尤も本だけは読んで置くべきですのでまた是非こんな本なども読みたいところです。
いずれにせよ「世界」はまた「人類」はなるやうにしかなりません。
「日本」もまたさうで本質的には矢張りなるやうにしかなりません。
其のどうなる?どうする?ばかりは實際なるやうにしかならんものですので自分の世界ー価値観ーを築くことにこそ力を注ぎ込むべきでせう。