Amazon | JINHAO 100 万年筆 ローズゴールドメッキ 細字 滑らかな書き心地 クラシックペン インクコンバーター付き (赤い鯉) | 万年筆 | 文房具・オフィス用品
かうしてアマゾンにてタイムセールをやって居り兎に角安いので此の赤い鯉は弐本目ですがコレをまた入手したところです。
其の値段ですが此の種のちゃんとしたペンでは我に取り初の千円切りでもってして結局ポイントでの値引き分もあり何と982円でした。
其のちゃんとしたペンとはオーヴァーサイズの本格的万年筆でもってコンヴァーター(吸入器)付きのペンだと云うことだ。
廉価なペンでは矢張り今年ペリカンの硬筆西洋書道の啓蒙モデルを千円台でイオンにて手に入れたのだったが何せ今回は其れよりも安い訳だ。
さて私は同じペンを弐本持つと云うクセがあり其れは何故かと申しますと其処に個体差を比較出来壱本を保存へと回し他の壱本を實用するからなのだ。
其のことは壱般的にはややこしく見えることでせうが我に取ってはあくまで重要なことです。
でもってかっては高価な限定万年筆でも其のことをして居りました。
だから金が兎に角かかって居たものでした。
ですが金は人間死んだらまるで意味を成さなくなるものだ。
なので其れに拘るのはむしろ誤りなのです。
つまりは金は生きてるうちに使って仕舞うべきものでせう。
故に使わぬ金を貯め込むこと程バカバカしいことはありません。
で、我に金などは元より無いですがかうして安いペンを買うことで樂しい筆記人生が送れても居ります。
さて此のペンJINHAO 100に就いての評価を総括して置きたいと思う。
1.概ね安い
2.概して高評価だ
3.軸色のヴァリエーションが豊富
1.に就いて
此のペンはイーベイの方でも矢張り安い。
Jinhao 100 Centennial Acrylic Fountain Pen Fine Nib 0.5mm Writing Office Gift #w | eBay
但し軸の色により値段が違うので注意が必要ながら、兎に角安いのは送料込み千五百円で入手出来る訳だ。
だけれどもアマゾンでの千円と云うのは其れはオカシイだらう。
オカシイのではあるが、今の世の中は大金持ちは百億を持ち貧乏人は月五万円で生活するやうな世界なので何があらうと基本的にオカシクは無い。
つまり世の中即ち社會其れ自體が狂ってる。
其の狂ってるところに狂ってることが起こるにせよ其れはむしろ当たり前のことなのだ。
だからソコはむしろ批判する必要が無い。
何故なら安いのはさうしたくて売る側がやって居ることなのだから批判する必要などそも無い訳だ。
なのですがほんたうはさう云うのは良くない。
厳密に言えば其れは資本主義が狂って居ることの証拠だらう。
だから其の社會の仕組みのことは抜きにしてやったー、ついに千円以下でJINHAO 100を手に入れた!とさう単純に喜んで自慢して置けば良い話なのだ。
尚、其の千五百円と千円の差は非常に大きい。
其れは一万五千円と一万円の差よりも常に大きいことだらう。
2.に就いて
Fishy? Jinhao Centennial fountain pen in Red Koi resin 金豪100/豆腐 - YouTube
尚此の「赤い鯉」と云うモデルはかって戦前~戦後の頃にー正確には分からずー「金魚」柄として日本の万年筆に屡使われて居たセルロイド軸の色のタイプです。
セルロイド 『金魚柄』 | プラチナ万年筆 (platinum-pen.co.jp)
例えばプラチナの古い萬年筆にも其れがあり私は其の小振りのペンを持って居ますが上の現行品は何故か持って居りませんでした。
プラチナの現行のセルロイドモデルは小振りなペンであり私が望むやうな長めで大き目のペンでは無いこともまたある。
ですが緑と白系マーブルーホルスタインと云うモデルーのセルロイドモデルはありますが最近共にボールペン化して仕舞いました。
つまるところ此の鯉柄即ち「金魚」柄が實は日本の万年筆としての伝統的な意匠なのです。Japanese vintage fountain pen with ink sack from Japan | eBay
ですが海外には古くより灰と赤の組み合わせのセルロイドのパターンはありましたが白と赤の組み合わせのセルロイドのパターンはありません。
さて此のJINHAO 100は廉価万年筆であり高価なセルロイドの軸では無くアクリル系の樹脂の軸です。
但し此のアクリル系の樹脂の軸の出来が非常に良い。
でもって其処に「金魚」柄も入れて呉れて居た訳だ。
其れも日本では何故か嫌われ者の共産主義國家中國の筆記具メーカーがです。
つまりは同じ東洋人としての花鳥風月を愛でる感覚があり且つ其れが理解し合える訳だ。
ですが其れは米英人にはついぞ分からぬ感覚でもあることだらう。
体制が異なることなどよりもむしろ其の文化的伝統の共通性の部分のことの方がより大事です。
なので此の際日本も共産主義化してみては如何か?
などとつい極端なことを申して仕舞いましたが兎に角JINHAO 100の「金魚」柄は素晴らしい。
でもって此の万年筆、結局は大き目なのだ。
何やら我の手にピッタリ来るが壱體其れは何故なのだ?
と思い長さを測ってみたところ何と其れが177ミリで重さは28グラムだった。
其のペンの理想の長さと云うものが手の大きさや感性的に規定される部分などで實は決まって居りわたくしの場合は其れが177ミリなのである。
ところが同じJINHAO 100でもかって求めた白軸ー象牙の如き白の軸ー175.5ミリでもって重さは同じく28グラムである。
其れと軸もより太く感じられる。
だが其の1.5ミリの全長の差が實は大きい。
其れも我我のやうに細かい感覚の愛好家にとっては大きい。
そんな訳でJINHAO 100の軸は八拾点は付けられるー万年筆としての評価でー合格点の出来である。
さらに廉価万年筆としてならば九拾点を与えることが出来る。
Jinhao 100 Fountain Pen Review - YouTube
ちなみにこちらの外人さんもまた其の軸の出来の良さをホメて居られ概して高評価をされて居るやうだ。
しかも書き易く明らかに廉価万年筆として良く出来て居る。
例えば其のFペン先の出来が異常に良い。
其れは何故か?
其れはペン先の形状が東洋の文字ー漢字や仮名ーを書くのにそも適して居るからなのだ。ー所謂穂先が長めでもってしてー
でもってタダのスチールニブの割には書道的運筆にも対応出来要するに少しは東洋風お習字的にも書けると云う訳だ。
尚西洋でもかっては文字に抑揚を付け表現する所謂カリグラフィーが広く行われて居た訳だ。
例えば昔の西洋の手書きの手紙や書物ー手書きの写本ーなどは其処に極めて美しい抑揚のある文字が認められて居たものだった。
だが時代が進み謂わば個としての筆跡や書體の美よりも読み易さや分かり易さが重視されるやうになりつまるところは文字自體が合理化され平面的且つ画一的なつまりは活字化された文字ばかりになって行ったのだった。
謂わば其れは所謂アナログとデジタルの違いなのでもある。
アナログのものには固有の物としての個性や深みがまた感じられるものなのだがさうしてより合理的に改変されるとむしろさうした美の要素が抜け落ちて行くものと相場は決まって居やう。
であるからこそオーディオ・マニアの方々は今でも好んでアナログのレコードを聴いたりして居る訳だ。
また其の部分は我我の如くに万年筆の深みにハマった愛好家達もまるで同様である。
いずれにせよ此のJINHAO 100のスチールニブは可成にレヴェルの高いアナログ筆記を可能とするものだ。
であるから私はペン先を替えたりせずにかうしてノーマルにて此のペンを使って居る。
だからコレだけのことが述べられる980円の万年筆など世界中の何処を探したって出て来はしない。
いや980円の万年筆其れ自體は何処にでもあるがまさにコレだけ満足感を与えて呉れるペンをわたくしは他に知らない。
何でそんなに共産主義國家中國の製品を持ち上げるのだ?
だから其れは思想とはまるで関係の無い話だよ。
思想とはまるで関係無くJINHAO 100其れ自體が良いのだ。
共産主義國の資本主義化は元より其れはオカシイのだとは思われるがかうしてGAFAの壱角としてのアマゾンが其れを限定的にではあれ千円で売ってることなどもまた凄い話でせう。
また其れもひとつには欧米資本、また先進國の資本による現行万年筆がバカバカしく高価になりつつあることとまるで逆の現象だと言えることではなからうか。
第壱其のプラチナのセルロイド万年筆は確か拾年程前までは弐万円程だった筈だ。
しかも其れを問屋買いすれば四割引きでもって壱万弐千円+消費税だった筈。
さても其れが何でかうも値上がりして居るのだらうか?
其れもほとんど倍近くの値段となりつつある訳だ。
逆にJINHAO 100は上手くいけば半額で買える訳だ。
但しアマゾンのプライム会員となって居れば送料はかからないと云った話なのだが…。
さてJINHAO 100の性能は安定して居るやうだが其れもあくまで中國や印度の万年筆は比較的上級者向けである。
要するに基本的には個体差があるから無難な廉価万年筆とはむしろ日本製の方なのだ。
Amazon | パイロット カクノ 万年筆 細字 灰色 ボディ (FKA-1SR-GYF) グレー | 万年筆 | 文房具・オフィス用品
初心者の為の廉価万年筆はコレが良いと思われるのだがー同じのを私も使って居るー何と値段がJINHAO 100とほとんど同じである。
でもどう見てもJINHAO 100の方が格が上ですよ。
實際に書いてみてもJINHAO 100の方が格が上です。
つまりはさうしたことで、先進國で作るものは必然として高価となって行く。
なので中國の万年筆もまた高くなる筈なのに結局其れ等は高くはならない。
其れはそもモノが違うのでは、そも欧米や日本の万年筆と中國や印度の万年筆とでは?
違うとも言えやうが其れ以上に問題なのがまさに資本主義が抱える構造的な問題でもありことだらう。
つまりいざブランド化した商品は資本主義経済の名の元にドンドン値上がりして行くのである。
今まさに日本の家電や🚙などもまたさうした道を辿って来て居やう。
ところがかうして社會に危機が訪れると特に國内での消費が落ち込んで行く。
1.21世紀以降日本では収入が實質的には下がって来て居る。
2.もはや日本はまともに経済成長などして居ない経済レヴェルにこそある。ー實質上は金融経済での儲けが出て居るだけの話ー
3.でもって日本の消費財だけが値上がりを続けて行く。
此れはもはや國内経済の悪循環であり其れをあえてやって来たのが全て与党自民党の責任である。
だから皆はもう日本の高ーい万年筆を買うのは止め千円のJINHAO 100でもって充分な筈だ。
でも其れではパイロットやプラチナが窮地に陥ることでせう…。
知りませんがな、元よりそんなことは。
だからいざさうなったら自民党から金を出して貰えば良いのでせう?
其れにつけてもああー、全くコレは良い金魚ちゃんだなー。
いや欧米の愛好家がコレに嵌る気持ちが良く分かります。
でも其のうちに中國製のペンの販売が民主主義國では禁止される虞などもあるのやもしれません。
もしやさうなるとJINHAO 100も絶滅しませうから今のうちにもう壱本買って置きませう。
アンタ頭がオカシクはないですか?
もうコレで四本目ですよ!!
いや四本買っても合計は壱万円以下の筈です。
さても今度は何色ですか?
今度は桜色です。
でもって實はコレもまた日本の伝統色のパクリなんですねー。
うーむ、金魚に桜か…。
其れを共にパクられたと。
もしや愈愈日本に対する精神的侵略の開始なのですか?
いやさうでは無い。
其れは漢字文化を共有する同じ文明圏としてのむしろ相互理解のことであらう。
だって日本共産党もまた中國の共産主義のやり方を否定して居る筈ですよ。
いや日本共産党はソ連も中華人民共和國もまたどんな他の共産主義をも否定するまさに唯我独尊での革命勢力なのだ。
さーくーらー、さーくーらー♪
尚ピンク系の万年筆は實はほとんどありません。
ピンク系の万年筆はそも欧米の感覚からはオカシイ訳です。
セルロイド 『桜柄』 | プラチナ万年筆 (platinum-pen.co.jp)
ところがギッチョン、實はコレもまたプラチナ万年筆にはあるんですねー。
するとJINHAO 100はまさに其のプラチナのセルロイド万年筆の色をパクッて居たのか!!
まあさうでせう。
他の色もパクられて居る可能性もまたあらう。
セルロイド 『唐草柄』 | プラチナ万年筆 (platinum-pen.co.jp)
かうしてクソ高い万年筆ながら興味があるプラチナの現行品がまさに此のモデルです。
拾年程前だったか、此の唐草柄の多機能ペンに惚れ込み結局三本を求めて居ます。
此の黑は今でも未使用の状態にて保管して居る。
かうして靑もまたあります。
但し私は人にペンを贈るクセがあり此の靑は弟の嫁に贈って居てもう壱本は使って居ましたがさても何処へ紛れ込んだものか今は見当たらない。
さてプラチナのペンはパイロットのペンなどに比べかうして藝術を解するやうな部分が昔からある。
であるからこそ私はプラチナのペンのファンなのです。
でも「金魚」柄は結局プラチナでは無くパクリのJINHAOなので?
嗚呼、さうだ!!
其のうちに是非JINHAO 100にプラチナ3776の金ペン先を付けてやらう!
おそらく其れは完璧に合うぞ。
何故ならまさに今さう直感して仕舞ったのだからして…。