目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

「株式会社アメリカの日本解体計画」への書評ー壱 禁断の書に就いての総論Ⅰー

さうして元塾の社會の先生の生の目的とは此の世から馬鹿ー無知無明ーを根絶せしめ人類にとっての明るい未来と今を築き上げることです。

 

さてもみんなは良い子ですか?

其れとも悪い子ですか?

 

先生は結局「良い子の悪い子」です。

其の良い子の悪い子とは結局善人其のものなのだが世の中に対し常に疑問があるので其れを常に根掘り葉掘り穿り出し周りに対して言っちゃう癖のある悪い子ちゃんのことです。

 

先生、壱體何時からそんな屈折人間になられたのですか?

いや先生も昔はもっともっとかう金八先生のやうに眞面目で且つ熱血の先生でした。

 

だから何人も登校拒否児童の家庭教師をして彼等を学校へ復帰させたりもして居たのだ。

 

さうか、偉い先生だな。

きっと先生には生徒さん方に対する愛がおありなのだ。

 

そんなまるで文殊菩薩のやうな先生が何故またかうも嫌らしいことを言うやうになったのですか?

いや、それがな、其れは世間の荒波に揉まれ死ぬだの生きるだのさうしてあがき続けて居るうちにいつしかかうも根性が悪くなりしかも常に絶望感を抱かされるやうになって行ったのだった。

 

つまりは社會が悪い?

つまりは社會が最悪だった。

 

 

だから社會の先生は其の社會が實は壱番嫌いだ!

社會はな、さうして救われ難い何かに捉われ雁字搦めになりつつあるのが實情だ。

 

きゃあ怖ーい。

社會の先生、そんなこと決して言わないで下さい。

 

むしろ其の一言で僕等の夢も希望も打ち砕かれるではありませんか。

 

ああ、悪い、悪い、ついほんたうのことを言っちゃったね。

ほんたうのことを言うとかうしてどうしても角が立つのだな。

 

 

もう一言さらに付け加えれば君等は夢や希望など持てる立場では決して無いぞ。

ああ、また言っちゃった。

 

やうし、今日もウンコが出た分至極体調が良いやうだ。

サアこれから頑張るぞー、其の世に対する批判のことを。

 

 

尚、あくまで僕は現役としての社會の先生なのでは無い。

社會の先生だったのは大昔ー参拾年弱も前ーのことで實は世の中のことにはむしろ疎い。

 

但し文學や哲學のことなどには至極敏感だ。

けれども特に経済分野に関しては関心が薄いと来てる。

 

だが其の経済のことこそが現代社會に於ける癌のやうなものになりつつあることだけは直観として分かって居た。

其の経済のことは然しなかなか読めては来ない。

 

私が尊敬する佐伯 啓思 - Wikipedia先生なども元々其の経済學者だったのだが其れに嫌気がさし文明学、文明論の方へとシフトされて行かれた程である。

さても今経済の方で壱體何が引き起こされて居るのだらうか?

 

 

大枠でのイメージ的にはどうも例のウォール街だの石油業界の利権への思惑が強欲過ぎむしろ其れにより森林破壊や地球温暖化促進などの悪事を働いて居るやうに思えるのだが果たしてどうなのだらう?

 

そんな中つい壱週間程前にたまたまネットに広告が出て居たので其れを見てみたのであった。

其れは堤 未果 - Wikipediaと云う女性ジャーナリストが書いた「株式会社アメリカの日本解体計画」と云う書籍の宣伝であった。

国際ジャーナリスト・堤未果の新刊 | 株式会社アメリカの日本解体計画・「お金」と「人事」で世界が見える (tsutsumimika.jp)

 

で、上で出て来るやうに此の書籍が税、送料込み550円で買えるとのことである。

ウソ臭くは無いので多分大丈夫かとは思うのだが何せ以前私は贋の中國人の万年筆販売サイトに騙され参万円程を盗み盗られたことがあるので其処はいきおい慎重となる。

 

なのだが堤氏の顔写真を見る限り此の人は悪い人間では無くむしろ善の側の人間だとさう直感した。

其れでもって注文から弐日後にはすでに書籍が届いて居た。

 

 

新刊 堤未果「株式会社アメリカの日本解体計画」 - 堤未果 (dpub.jp)

株式会社アメリカの日本解体計画 | 堤 未果 |本 | 通販 | Amazon

 

かうしてアマゾンでも売って居るのだがとりあえずは版元から其の半額で手に入った訳だ。

 

さて此の本に対する書評だが、まずは🚺に対し蔑視発言のやうなものを繰り返して来たわたくし自身の頭の中身のことを是非詫びたいと思う。

何故かと言えばまさに私は此の本を書かれた堤氏の勇気と理性に対し心底屈服したからなのだ。

 

どうもどうもすみませんでした、👩を馬鹿扱いして来たわたくしめをどうかどうか御許しあれ、皆様仏様神様。

 

さうして此の書こそはまさに恐怖の書だ。

特に良い子は絶対に読んではイケません。

 

良い子、中でも「良い子の悪い子」だけが読める本であり其の悪の訓練をして居ないとまさに卒倒して仕舞いかねぬおそろしい内容の本です。

即ちまるで米國社會のストリップ劇場のやうなものですので良い子は決してそんなところへ行き変なものを見てはイケません!

 

おおまるでかっての袋とじビニ本のやうな恐るべき嫌らしい本だな。

 

だが知性はまさに其れをこそ求めておる。

知性はさうして眞實を、世の實相をこそ求めつまりは全てほんたうのことを知りたいのだ!

 

 

うわあー、さうだったのか!

まさにさう云うカラクリで大金が動いて居たのか!

 

しかも其処にわたくしが悪人であり罪人だとすでに断定して居るコイズミジュンイチロウだのタケナカヘーゾーだとかまたカンキョ―相のコイズミの馬鹿息子だとか日銀の行う悪だとかそんなものがまるで堰を切ったかのやうに書き込まれて居るではないか。

 

ズバリ申せば此の書はわたくしが此れ迄に読んだ本の中で最も怖くしかも内容の濃い本である。

で、實は余りに内容が怖い本なのでまだ半分しか読めて居らぬ。

 

ですが其れだけでも壱體何故今日本の経済が沈没し始めて居るのかと云うことがまさに手に取る如くに分かって来る。

 

1.此の本は159頁で終わる、しかも活字が大きく余白部が目立つ非常に読み易い本だ。

2.しかしながら其の内容はもしもネットで探すにせよ此処まではよもや明らかにはならぬことであらう。

3.其れ程に縺れた米國経済に於ける金の流れを整理整頓しつつ追い其処で壱體何が経済的な悪者なのかと云うことを白日の下に曝け出して居る。

 

だからどうのかうのでは無い。

其れは経済學なのでも投資騒ぎでも何でも無くまさに此の書こそが経済に於ける眞實の書だ。

 

なのでまずは皆様にも是非此の本を読んで頂きたい。

「日本を解体し、大切なものを狙うこのプランが着々と進められる今、一方的に奪われないために私たち自身がまずやるべきことは、彼らの手の内を知ることだ。」 堤 未果「株式会社アメリカの日本解体計画」P.14より

なんとなれば其れはウソや妄想を語った著作の類では無く釈迦やキリスト並に清廉潔白でもって正しい認識に基づく書のことなのだから。

 

第壱アナタ方はまず此の世にさうして生を受けしかも理性を使うことの出来る恵みに対し余りにも鈍感だ。

さうして折角の人間の理性に恵まれたことをまずは神か又は佛に感謝しつつ其の邪悪なる社會的な馬鹿を根絶せしめること只其れだけに己の全精力を傾けずして何とする?

 

うわあー、ヤッパリ、ヤッパリ本は、其の本こそが大事だったのだな。

其れも眞實の書がかうして此の世にはあるのだな。

 

其れもたったの550円だったのに。

 

 

で、問題はかのリーマンショックにせよ何にせよ其処にはウォール街による極端な金儲け主義なる思惑こそが引き起こしたものであると云うことだ。

さらにコロナ禍もまた其の極端な金儲け主義=利己的な資本の論理がまさに引き起こしたものであるとかねてより私は考える。

 

人倫に悖ることだらう其の種の儲け主義が最終的には文明又は國家の公的秩序を破壊しおまけに庶民の普通の暮らしさえをも脅かす訳だ。

であるからこそ我は「社會が悪い」とさう述べて居る訳で其のことは根拠が無い侭にまるで何処かの教祖の妄想の如くに述べて居る訳でも何でも無い。

 

ちゃんと裏付けがあることなのでまさに其れぞ眞實なのだ。

だが大衆レヴェルの思考を繰り返すだけは其の社會悪の様が決して見えては来ない。

 

かうしてジャーナリスト級か又は文人級の感度と表現力を持つこと無くば其の眞實をば正しく世に訴えかけられぬ。

 

アメリカだけではなく世界を動かしている。自分たちは神なのだ」 堤未果「株式会社アメリカの日本解体計画」P.34より

「今だけカネだけ自分だけ」 堤未果「株式会社アメリカの日本解体計画」P.15より

 

 

さても哲學的には、

 

其の「今」に就いては是非気を付けて置かねばなるまい。

何故なら「今」に固執する価値観は大抵強欲化するからだ。

 

つまるところ「今」は利己主義と結び付き易い。

逆に未来へと続く今など要らんと云うのが謙虚なる過去追悼者である。

 

次に社會科的には、

 

米國は實験的革新國家であり伝統國日本とは似ても似つかぬ國であることをまずは知って置く必要がある。

元々宗教的革新者ーピユーリタンーが英國を締め出され新天地を求めて建國したものであり従って革新的な素地が元々社會的に根付いた精神をかの國は持ち其の精神は日本の其れー倭國としての精神の流れーとは似ても似つかぬものとなる。

つまりは米國には「自由」を求める気風が強くあり其れは天皇制の元でさうしてお父さんとしての天皇を敬い其れもイザ有事の際には武士の壱人と化し特攻にて國家を守ると云う価値観とは180度違うものだ。

 

だが戦後日本は米國流に民主社會化されしかも勤勉且つ労働意欲があったが故に高度なる経済成長を成し遂げた訳だ。

確かに其の点では経済的には民主化されたかに見える。

ところが天皇制の継続及び政治の上では其の民主化は果たされなかったのだと私は見て居る。

 

だから精神的にはいまだ日本人のお父さんは天皇陛下でありお母さんは皇后陛下で要するに其処に自由もクソも無くほぼ封建体制其のものの考え方をして居ざるを得ぬ。

但し戦争は自衛隊がやって呉れることとなったので詩人や画家や音樂家が軍隊へ行かずとも済むこととなった。ー其れだけは大正解だー

 

いや然し経済的にも日本人はいまだ民主化などされては居らぬことだらう。

日本人がさうしてこぞって會社へ行くのは世間体の為で要するに其れは御國の為、天皇や皇后の為に働き其処にて戦死をする為なのだ。ー過労戦死ー

 

 

いやあ全く困った奴等だな。

其れにいまだにかの聖徳太子が説いた「和の精神」を連綿として続けていやあがる。

 

結論としては米國と日本は社會的素地がまるで違い、なのであればまた必然として國民としての精神構造もまるで違うものだ。

なのでまずはソコんとこから別箇のものとして「哲學」して置く必要が是非あった。

 

ところが戦後民主制を推進した自民党には頭の悪い奴等が多くソコの違いがまるで分からずおまけに金さえ儲ければ其れで良いとさう思って仕舞ったのだった、其れも馬鹿なのでついさう考えた。

 

恐ろしいことながら此の本は経済の流れの上から其の日本への洗脳がどう行われて来たかと云うことを實體験を交える形で語ったものだ。

女性の著作では以前山口 真由 - Wikipedia氏の著作も読んで居るがこちらの方もまた可成に米國流の抽象経済の流れに対し批判的で流石は東大首席者だなあとさう思わされた次第だ。ー現信州大特任准教授ー

 

だから👩が馬鹿だと云う説は是非考え直さねばならぬと心よりさう思う。

 

でも馬鹿が居ることもまた確かですが結局僕は利口な👩に是非知的に組み伏せられたい欲望が強くあるのです。

で、特に堤 未果氏にはズバリ鞭でもって我を打って欲しいとさえ思うのだ。

 

ビシッ、ああーあああああー、良い、とっても。

 

 

ひとつの批判の観点として戦後民主主義体制の負の側面の側を是非惑わされずに見据えて置くべきなのではなからうか。

これまで繁栄として認識されて来た戦後民主主義体制にはひとつの大きな精神的盲点があったのではなかったか。

 

まさに其れが國家としての自立性であり経済的尺度一辺倒に寄らぬ國家観なり國民感情の形成に関するものであったやうな気がしてならない。

結果として続いた自民党壱党支配により其の逆に國家としての自立性は壊されさらに憲法解釈の面でも大きく無理が生じつつある。

 

米國の言いなりになって居る限りはいずれはさうなることが明らかであり従って三島先生はああして自ら立たれた訳だが實は其れって全然正しい判断だった訳だ。

 

 

米國では若者を中心にして左傾化の流れが認められるやうだ。

問題は結局大人共が私利私欲に走りまともに社會を成り立たせぬのでもういい加減頭に来て共産制でも何でもやったるぞと云うことであるらしい。

 

結局911テロに於ける宗教或は文明間のイデオロギー対立の大問題やリーマンショックの如くに巨額な儲けが極壱部にのみ偏り中間層以下の暮らしを圧迫する金融資本主義としての論理の破綻、さらにコロナ禍とまさに米國では良いところがまるで無くさらに其の米國に追随する形にて日本の経済もまた崩れつつあるのだから其れは社會が悪い、つまりは社會が奉ずる思想の誤りこそがまさしく其処に示されて居るのである。

 

只問題は其の位のことは分かりさうなものなのにあえて同じ轍を踏み其ればかりかまるで🐶みたく尻尾ばかりを振る自民党の政治とは壱體何だったのかと云う疑問であり其処に抱かされる政治への不信感其のものだ。

もしやコイツラはほんたうのほんたうに馬鹿なのではないか?

 

其れもそんな馬鹿を選んで来た我我日本國民とはヤッパリ馬鹿なのか。

其れもアノコイズミの馬鹿ヘヤ―スタイルをホメたり社會科零点でもって至極頭が悪いアベを讃美したりともうバカバカしいにも程があらう。

 

まあいい、次回は是非各論にて其の自民党による國家破壊の具体例を挙げ逐一批判してやる。

無論のこと其れは堤氏の本から學ばさせて頂いた部分を基にしつつ行う批判である。