目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

かくして理性は要る、でも其の理性の使ひ方こそが難しひーたとへコロナにまみれやうがすぐに起き上がるやる気満々のトランプ爺ー

ディベートをぶち壊したのは、トランプだ。冒頭から不規則発言で、ひたすら喋り続ける。ふつうディベートは、双方が主張をのべ、対立点を確認し、理性的に議論を戦わせていく。でもトランプにはその気がない。わざとなのか、ふだんからそうなのか、まるで相手の話を聞かない。司会のウォレス氏が、事前にルールを説明したでしょう、と何回もトランプを注意。司会とトランプで言い合いになるシーンもあった。

トランプは、「バイデンは頭が悪い、認知症の気味がある」などと、おちょくってきた。不規則発言で挑発し、カッとさせて失言や記憶違いを引き出す作戦だった。ー米大統領選テレビ討論会が「泥沼ディベート」にまで成り下がった理由 より

 

其のバヒデンは頭が悪ひ、と云ふ可能性がまた無ひ訳でも無ひ。

また彼が認知症となる虞が無ひ訳でも無ひ。

 

だが其れよりも何よりも、まず何でこんな爺っちゃん達がこんなに激しくやり合って居なければならぬのだらうか?

七十歳を過ぎたらもう全てから引退して悠々自適に暮らすことこそがかっての社会の常識ではなかったか?

 

つまりは其の社会としての常識が壊れかかって居やう。

わたくしは其の社会としての常識が何故壊れかかって居るのかと云ふことにつきもう長く思考を巡らせて来た。

 

其の結論としてはとりあへず「合理化」と云ふ大問題が存して居る。

此の「合理化」こそが人間の常識及び肉体性を破壊して行く可能性が高ひ。

 

だが其の原理は一部の直観者にしか見へて来ぬ。

幸か不幸かわたくしはまさに其の直観能力者だった。

 

 

其れはスプーン曲げとかをするアノユリ・ゲラーのやうな人のことか。

違ふ。

其れは超能力者だ。

 

直観能力者とは理性を超へる理性の力で正しく物事を捉へることだ。

 

より正確には常に理性を飽和化し逆に理性を全体論的に捉へ直すことが可能な力のことだ。

 

話が難しひ。

 

分からんでも良ひ。

 

また其の利口さは知識の飽和とは違ふ。

 

偏差値上の高度な知性とはまた訳が違ふ訳だ。

 

 

 

またぞろ威張り始めたな?

 

うんにゃ金輪際威張ってなど居らぬ。

 

第一君の質問に答へて居るだけだよ。

 

でもどうも威張り臭ひぞ。

 

 

さうでした、實は威張ってました。

どうも御免なさひ。

 

これまで人類をさうして文明を見下しておりました。

どうも御免なさひ。

 

 

すぐさまこんな余分で下らぬ会話は止め眞面目に書け。

へひ、分かり申した。

 

 

尚わたくしはトランプ氏もバヒデン氏も思想的立場は違へどまた立派な政治家なのだらうとさうも思って居る。

但し社会のあり方が悪ひが故にこんな爺っちゃん達になってもまだ論戦を繰り広げなければならぬのだ。

 

要するに現役世代に現代社会を纏め切る能力がすでに欠けて御座る。

と云ふよりも、まさに複雑に絡み合ふ現代社会の抽象性が人間の理性的対処能力を超へて仕舞って居る。

 

なので其れはまさに社会の問題なのだ。

其れも社会其れ自体の問題なのだ。

 

で、わたくしの思想的立場はむしろ其れを傍観すると云ふものだ。

もはや其れが何ともならぬものであるがゆえにあへて傍観することをこそ選ぶ。

 

 

ーこうなると、スピーチどころではない。反則技をしかけるトランプをどうかわすか、である。バイデンの対策は、不規則発言に取り合わない、笑みを浮かべ余裕をみせる、トランプと目を合わせない、大事なポイントではカメラ目線で有権者に訴える、だった。相手のペースに巻き込まれなかったのは成功だが、消極的に見えて損をした。雑音にめげず自分の政策を述べきる力強さを見たかった。ー米大統領選テレビ討論会が「泥沼ディベート」にまで成り下がった理由 より

 

トランプ氏とバヒデン氏の思想的対決は其れ即ち保守思想と革新思想の全面的対決なのでもまたある。

ところが政治思想の対決は本質的にどちらが「正しひ」と云った問題なのでは無ひ。

 

先に述べた如くに「正しひ」か「正しくは無ひ」かと云ふ問題につき吟味するのは宗教の課題であり政治思想は其の時々に見合ったより良ひと思はれる選択を行ふものでしかなひ。

 

皆様及びみんなはまず其の認識其れ自体が曖昧なのだ。

だから自分の思想が正しひなどと思って居るうちはまるで思想のことなど分かって居なひ訳である。

 

なので其れでは、

 

でもオレは絶対に自民党が正しひと思ってる。

おまへみたひな革命主義者は人間の屑だ。

 

でもオヒラは絶対に共産党が正しひと思ってる。

おまへみたひな軍國主義者は人間の屑だ。

 

と必然的にさうならう。

 

 

でもコレ、實はどちらが「正しひ」か「正しくは無ひ」かと云ふ問題なのでは無ひ。

實はどちらにも転び得るのが民主制の本質でありまさに時代の選択であり文明の選択なのだ。

 

 

ーでもバイデンは、攻めがあっさりしすぎ。ケンカ慣れしていない。トランプにのらりくらりと逃げられてしまった。ー

 

其の理性による討議其れ自体が成立して居なひ訳だ。

トランプ氏のやり方は元々さうした「力の論理」による征服であり議論の放棄なのだ。

 

では何故其処まで理性的なおまへがトランプ氏を支持して居たのだ?

其れは近代主義の膨張をあくまで限定せねばならなかったからだ。

 

近代主義の膨張を限定せねば世界の破壊が止むことなどはあり得ぬ。

 

其のやうにより大きく世界を見て居る訳だが、まさに其処が感情や常識と云った限定的な今を重視して生きる大衆にはなかなか理解し難ひ訳だ。

 

 

するとトランプ政権には意義があったと、其れもむしろ時代に要請されたところでの意義が存して居たのだと、さう云ふことなのか?

 

まさにさう云ふことだ。

 

其れと左の勢力は人権の無制限の拡張を唱へ続ける。

 

だが結局は其の無制限の拡張こそがむしろ「限度」の破壊を齎すのだ。

 

もうひとつ、人権の無制限の拡張を行へば行ふ程に人間の闘争本能のやうな肉体性がむしろ弱められて行く。

すると次第に人間が弱くなるので問題への対処能力を本質的には失って行くこととなる。

 

 

まさにおまへのやうに逃げ腰になると云ふことか?

いや、其れは違ふ。

 

わたくしはむしろ闘争的な人間で問題意識の方も常にくっきりと掲げて居る。

だが其の逃げ腰を文學又は藝術の智恵としてむしろ選択したのだ。

 

上で指摘されて居るのがまさに其の問題なのであり、理性的なものは結果として弱くならざるを得ぬ。

対する非理性的なものは言はば押しが強く喧嘩にもまた強ひ訳だ。

 

つまりは腕力があり軍國主義がやれる。

でも安倍政権がやったのは純粋なる國粋主義では無く國家の矛盾的破壊であるに過ぎぬのだが。

 

 

ートランプがオバマケアをあやふやな知識で批判しようと、グリーン・ニューディールにケチをつけようと(バイデンは、グリーン・ニューディールに賛成していない)、過激な社会主義者呼ばわりしようと(バイデンは、サンダースに比べてずっと穏健派だ)、真偽はどうでもいい。喰ってかかっているポーズが重要なのだ。トランプ支持者はそれを喜ぶ。ー米大統領選テレビ討論会が「泥沼ディベート」にまで成り下がった理由 より

 

 

其のグリーン・ニューディールに就ひてもかってわたくしは此処で述べて居るが、まさに其れはより理性的な選択でありこと環境問題に対してはまさに「正しひ」選択となるものだ。

先に政治的課題は「正しひ」か「正しくは無ひ」かと云ふ問題なのでは無ひと述べたのだが、其れは人為的に拵へた社会構造ー抽象的課題ーに対しさう規定されてはならぬことなのであり、ところがこと環境問題ー具象的課題ーに関しては待った無しでまさに「正しひ」とされる選択を行はねばならぬことだらう。

 

他に「正しひ」選択を行はねばならぬ分野を述べるとすれば、まさに其れは食料の供給、社会保障と云った生存権に関する課題なのではなからうか。

さう述べると社会科を勉強されたことのある読者の方々の中には随分左寄りの考へだなあとさう思はれるのやもしれぬが。

 

ただ、わたくしがかって接したことがあった元警察官の幹部の方ー一流高校卒のーは「社会を守る為にはちゃんと社会が給料を出し生存権も確保されるべき」とする考へ方を持って居られすぐさまわたくしは其の意見に同調したのだった。

 

さうなのだ、現代社会の問題点とはむしろ合理化ー其れも人的合理化ーにより人間の生存権が圧迫されて行く部分にこそあらう。

無論のこと其れでは國も会社も守れる筈が無ひと云ふのにだ。

 

其の社会の矛盾、社会構造の上での大矛盾こそが逆に社会其れ自体に矛先を向け破壊を促進させて行くのだ。

 

わたくしは壱保守者の立場として其れだけは述べて置かねばならぬと思った。

五年程前にヤフーブログにて此のブログを始めた動機とはまさに其処にこそあった。

 

ところが自民党の🐵や🐶、また悪人っぽい麻生氏などはまるで其のことが分かって居らぬ。

おそらくは其れは理性に欠けて居るが故にさうなるのだ。

 

ところで麻生氏は🐊じゃなひのか?

しっかし此の爺っちゃんも何処までしぶとひのでせうかね?

 

 

即ち保守の立場としての人権の守り方と左派の立場としての人権の守り方はまた微妙に異なって居る。

其れでも生存権を脅かすやうな権力の横暴ー其れも矛盾的権力の行使ーにより國民の生存権が脅かされるやうでは此の國の未来は無ひ。

 

其の頭の悪ひ保守政権により國がグズグズにされて仕舞ふ位ならばむしろ保守人間こそが🐵や🐶また🐊に戦ひを挑まねばならぬのではなひか。

 

だからまさにソコんとこがみんなはまるで分かって居なひ。

 

故にグリーン・ニューディール的な捉へ方はことかうした分野に於ひてはどうしても必要であり且つ「正しひ」選択とならう。

 

 

ーまるで、プロレスの試合だった。

ルールは、あるにはある。でも反則攻撃が見ものである。汚い手を使うほど、人気が出る。八百長でもかまわない。聴衆はやんやと盛り上がって満足する。これがプロレスだ。

アメリカの民主主義は、プロレスに成り下がったのかも知れない。トランプは、ワシントンに乗り込んだタフガイだ。バイデンは古手の政治家で憎まれ役。空手チョップや飛び蹴りによろよろする。ー米大統領選テレビ討論会が「泥沼ディベート」にまで成り下がった理由 より

 

 

逆に言へば民主主義が「正しひ」つまりは最良の選択であるとは實は結論付けられぬ。

むしろ民主制は仮に時代に沿ふ形で選択されて来たのであり、よって其れは「正しひ」か「正しくは無ひ」かと云ふ選択なのでは無ひ。

 

どだひ民主制は衆愚化し易くまさに今其の衆愚化が進んで居る可能性もまた高ひ。

 

だが重要なことは其れと共に先にも何度も述べて居るが如くに米國は最先端の革新國家だと云ふことなのだ。

最先端の革新國家だと云ふことは民主的革命の実行者でありまさに其の革命、革新を世界中に広めることを國是とする先端國家だと云ふことだ。

 

つまるところ、トランプ氏とバヒデン氏の個人的な感情の行き違ひや罵り合ひ、精神的に展開される其のプロレスのことなどはむしろどうーでも良ひことなのだ。

さうでは無く社会構造の破綻、其の最先端の革新國家、其の実験國家としての社会制度上での破綻につき其れを理論的に解明し修正して行く作業こそが急務なのだ。

 

だからトランプ氏とバヒデン氏の精神的殴り合ひは其れはむしろ当たり前のことでどちらが正しひなどとは判断出来ぬことだ。

だが其の実験國家としての問題点を吟味し問題による破壊を促進させぬやうに「限定」または「修正」が加へられる必要があらう。

 

 

アメリカの分断は深い。今回の泥沼ディベートの背景を考えると、気が重くなる。ー米大統領選テレビ討論会が「泥沼ディベート」にまで成り下がった理由 より

 

米國の現状を鑑みるに今は學者の方々ですらもうイヤになっちゃふ方々が多々居られるやうだ。

 

だからさうした部分を大衆レヴェルに還元し指し示すことなどもはや難しひ訳だ。

インテリレヴェルでさへまことにヤバひ話なのでおバカな大衆にこんな問題だよと指し示しても其れは意味をなさぬことともならう。

 

尤も此処の読者レヴェルの方々ならば何とか分かって頂けるものかと思ひわたくしもまた述べ続けて来ては居る。

 

 

ーまずアメリカの「生きづらさ」を考える必要がある。アメリカは自由の国だが、それは自己責任を伴う国だということである。失敗も、貧困も、挫折も、自分のせい。心の平衡(正気)を保つのがむずかしい。ひとつは金儲け。もうひとつは職業的成功。人びとは社会の承認を得たくて、これらを追い求める。その幸運に恵まれなかった人は、信仰が穴埋めになる。教会は、共同体に代わって、都市の空漠とした生活を潤す。多様な人びとからなるアメリ中流階級の安定装置だ。

この中流階級がやせ細っている。所得が伸びない。非正規雇用が増えた。中西部は置き去りだ。移民が増えた。キリスト教の信仰は盛り下がって、教会は人気がない。

キリスト教を飛び出た人びとは、自由で個人主義で進歩的だ。ポスト冷戦の若者は、社会主義にかぶれもする。高学歴で都市部に住む。サンダースを支持する人びとだ。

逆に、キリスト教の信仰にこだわる人びともいる。聖書をないがしろにする進歩派も、ワシントンも、間違っている。科学や進歩に懐疑的な、福音派とよばれる人びとだ。トランプを熱心に支持している。トランプは、そうした人びとと、気候変動はウソだとかコロナは消え失せるとか郵便投票はイカサマだとかいった妄想を共有しているのだ。ー米大統領選テレビ討論会が「泥沼ディベート」にまで成り下がった理由 より

 

 

其の「自由」のあり方と云ふことの問題が實は米國の國是としての思想の核心部に根深く横たはって居る。

但しわたくしの場合は其の「自由」のあり方の問題もまた合理化の問題と関連付け考へて来て居る。

 

其の問題の核には無限の利益の追求、まさに自由なる利潤の追求としての資本主義としての原理が横たはって居るかとさう考へる。

 

即ち資本主義による経済制度としての限界点が其処に示されて居やう。

 

 

先に「正しひ」社会制度に就ひて述べたが、環境や生存権を守ることは其れはどうしても「正しひ」ことなのだ。

 

何故なら環境をブチ壊し生存権を破壊し其れでも資本家は大金を儲け続けて行くのだらうか?

 

ハッキリ言へば其れは幼稚其のものの問題、まさに幼稚園児でも分かる論理である。

つまりは世界を壊しつつ儲けても何にもなりゃせんこと位は誰にでも分かることだ。

 

 

だけれどもあくまで近代主義の推進、資本の論理による利潤の追求に軸足を置くとそんな抽象的に推進される暴走が是認されるに至って仕舞ふ。

 

だから其れが資本主義による自己破壊、資本による暴走其のものに繋がる訳だ。

 

まさにそんなものは中学卒業レヴェルでのお話。

 

三十年前にわたくしが社会科を教へた生徒さん方ならもう完璧に分かって居やう筈。

 

だから其の抽象性と具象性の関係性の問題、全ては其処に帰する訳だ。

 

近代、現代と突き進んで来し文明の問題点とは全てが其処に帰する訳だ。

 

 

なる程、米國でもヤッパリインテリ層は社会主義にかぶれたりもするのか。

 

個人的には米國社会主義國家としてむしろ似合って居るのじゃなひかと思ふのだけれど其処はどうなのでせう。

 

と言ふのも何せ極端な國家なので、或は其れを社会主義化するのもむしろやり易ひのではなからうか。

 

日本の場合は元々社会保障が充實して居り其処は米國とは正反対に👪主義なのです。

 

日本の体制は大昔から其れこそ和の体制でもって天皇様が父ちゃんでもって我我は皆其の子供です。

 

だからみんなが病気になっても健康保険があり老後に年金もまた貰へ基本的に其れは社会主義政策を重視する。

 

なので左翼思想を毛嫌ひするのは其れは誤りです。

 

 

特に日本の戦後体制の安定化は其の社会保障でもって一家が安定しであるからこそやる気がまた出て父ちゃん達が会社でもってこき使はれても来たのであります。

 

でもこき使はれた分給料はちゃんと増へても居たのでした。

 

でも今はたとへこき使はれたとしても給料の額や定年までの勤めは保障されて居りません。

 

其れはまさにアノ🐊みたひな金持ちが投資だ何だので大金を儲けるから底辺層の賃金が圧迫され格差が大きく拡がって仕舞ったからなのです。

 

また其の🐊だけでは無く👩が威張って仕事をするから其の分父ちゃん達の給料が減りまさにやる気が出なくなって仕舞ふのです。

 

そんな風にまさに此の世界は具象的な構築物ですので、其処に抽象的な理念ばかりを組み込むと世界が矛盾的に駆動せざるを得なくなりひいては其処に破壊を生じせしめるのだ。

 

ところがみんなは頭が悪くそんな原理にはまるで気付けません。

 

 

また威張り始めたな。

 

いへ、威張ってなど居なひよ、かうして理性的に静かにお話して居るだけですよ。

 

いや、威張ってる。

 

其れに今回はまた妙に話が長ひ。

また何ぞ悩みを抱へて居るな。

 

さう根ほり葉ほり人の内面のことをほじくり全くイヤな奴だな。

 

 

ー聖書をないがしろにする進歩派も、ワシントンも、間違っている。科学や進歩に懐疑的な、福音派とよばれる人びとだ。トランプを熱心に支持している。ー

 

わたくしは其の福音派が實は嫌ひでは無ひ。

 

わたくしは進歩思想にそも懐疑的なのだし、其処は元々保守傾向の強ひ人間なのでもある。

 

だが人文理性だけは信じて居る。

 

但しあくまで人文理性を信奉する者なので科学や進歩にはまた懐疑的なのだ。

 

要するに合理化其のものに対し極めて懐疑的なのだ。

 

 

だが結局合理化されねばならぬところもまたあるのであらう。

さうして社会保障制度もまた是非必要な人的合理化なのではなからうか。

 

即ち資本主義もまた逆の方向へと合理化されて行かねばならぬことだらう。

何故なら世界が具象的に限定されて居る分無制限の欲望の成就は不可能なこととなるからだ。

 

其れでも猶無制限に欲望を成就させて行けば結局は自分で自分の首を絞めるが如くに自己崩壊して行く筈だ。

 

コロナ禍とは其の自己崩壊、自己破壊の直前に引き起こされた具象的限定其のものなのだとも言へやう。

 

 

ー問題は、この左派/中道/宗教右派の人びとのあいだで対話が成り立たないことだ。アメリカはピューリタンから遠く離れて、心にぽっかり穴があいている。それを埋めるのが上の3つの態度。政治ではなく実存の問題なので、対話できないのである。ー米大統領選テレビ討論会が「泥沼ディベート」にまで成り下がった理由 より

 

米國が抱へる問題とは近代思想が抱へる最先端での問題、先鋭的な問題でもまたある訳だ。

逆に言へばまさに其処にこそ近代と云ふ時代其のものの眞の意義が問はれて居るのだと言へやう。

 

ところで先にも述べたが米國とは其の清教徒英國を脱出しより純粋に近代的世界を追求したひとつの実験としての國家でもあった訳だ。

 

ところが其れがなかなか上手くは回らなひ。

 

逆に心に穴が開ひて仕舞ったかの如くにだ。

 

 

たとへ幾ら儲けてもまた幾ら元気でもってムキムキのスーパーマンでも未来を見据へず其の場限りでの欲望に流されて居ては其んな世の中はかのイエス・キリストにせよよもや望んで居なかったことだらう。

 

またお釈迦様でもこんな日本國のやうに何でもありの現世利益國家をよもや望んでは居られなんだ筈だ。

 

其のやうにイエス・キリスト及び釈迦をなひがしろにして顧みぬ価値観こそが嗚呼まさに謗法であり悪魔の仕業でありおおまさに地獄に堕ちることだらう誤った価値観其のものなのだ。

 

 

はあー、疲れたな。

今回は何故か熱弁をふるって仕舞ったな。

 

 

さてもトランプ氏が退院したやうですよ。トランプ大統領、退院に際し「コロナを恐れるな」とツイート

 

うはあー、此のバケモノめが。トランプ氏が退院、ホワイトハウスに戻るやマスク外す

 

だがこんな白🐻トランプ氏の此の根性だけは是非見習っておくべきだ。

たとへコロナにまみれやうがすぐに起き上がるやる気満々のトランプ爺。

 

其のトランプ爺の此の根性を見習へば還暦詩人さんの其のやる気の無さも治りますかね?

 

決して治りません。

 

どだひわたくしは此処でもってやる気を出して居るのだから他のところではまるでやる気なんぞ出ては居りません。

 

 

トランプ氏の弱点は生存権の保障ー社会福祉政策ーや環境対策の部分にこそ当て嵌まることかと思ふ。

要するにまさに其処こそが人文理性が発動されるべき分野なのだ。

 

其処には多分に心の領域が交はって居るのだとも言へる。

 

だが他の分野では彼の政策は決して悪ひものでは無ひ。

 

トランプ氏が大統領選に当選した時にむしろわたくしは喜んで居たものだった。

 

其れでもって彼にこそ限定的政策を期待して居たのだった。

事實として此の白🐻爺は其の後様々な分野でもって限定的政策を実行して居る。

 

だが其の社会保障環境保護の観点は今後の地球環境の劣化を鑑みた場合にむしろ最重要課題となるものなのだ。

 

但し世界中の國々の人々全てに其の社会保障環境を行き渡らせることなどは出来なひ。

 

其れは此の世界其のものが元々限定されたものであり且つ感情や心だけでは決して駆動されぬものだからなのだ。

 

なので最優先課題としてはまさしく環境問題だと云ふことにならうかと思ふ。

 

環境問題に関しては一般に左派の方が眞面目に取り組み易ひ政治課題なのだが先に述べた如くにまさに其れこそが「正しひ」選択を行はねばならぬ領域であり課題なのでもある。

逆に言へば環境問題こぞが待った無しでの問題であり他に選択の余地の無ひ課題であり、其れはたとへば民主制としての右、左の立場として常に二元的に選択する問題なのでは無くまさに其れしか無ひ、まさに其れをやるしか無ひと云った類での大問題なのだ。