目覚めよ!

文明批判と心の探求と

ゴルフは続けられるか

いつの間にかもう秋にてそれこそゴルフシーズンもたけなわである訳ですが其のゴルフに関連してひとつ嫌らしひことを述べさせて頂きます。

 

尚此の夏以降わたくしはゴルフからは遠ざかって居ます。

 

もはやゴルフにてとても遊んで居られなひ、まさに其れどころではなひ、と云った感じでそんなことよりも何よりも文明と自然からの報復の関係性につき思考を巡らせて居る最中なのです。

 

さてゴルフにせよ野球にせよ他のプロスポーツにせよまさに資本主義的に其の年棒や賞金額が多過ぎるのは明らかにバランスを失した部分です。

 

プロスポーツ選手は稼働年数が少なひので高額な年棒なり賞金なりを貰ってしかるべきとの意見もありませうが普通のサラリーマンだって今のグローバルに展開される資本主義体制ではいつどうなるものか知れたものではありません。

 

即ち年功序列などとっくに崩され一流企業でさへ一歩間違へば崩壊しかねぬ不安定な社会です。

 

其のやうな社会に於ひて一体何故プロスポーツ選手ばかりが持て囃されるのでせうか。

 

いや、アマチュアであれ新記録だの何だのと浮かれ騒ぐ必要があるのだらう。ー謂わば+のことだけが持て囃される世界だー

 

 

と言へば如何にも左翼的な発想なのやもしれませぬが、兎に角成果主義または進歩主義と資本主義が最も先鋭的な形で組み合わさって居るのがスポーツの世界での出来事です。

ところが、今回こんなことが起こりました。ZOZOチャンピオンシップ 26日は無観客試合で開催「皆様の安全を第一に考え」

 

アノタイガーウッズがさうしてアノ松山 英樹が出場して居る初開催のPGAツアートーナメントであるZOZO CHAMPIONSHIPが失敗に終わるかもしれぬと云ふことなのだ。

 

勿論わたくしはゴルフが嫌ひなのでは無ひ。

 

其れでもって喜んで居る訳では無論のこと無ひ。

 

其れでもかうしてわざわざ此のことを取り上げ書ひて居ることの真意とは、まさに此のやうに今後文明は物理的に限定されていかざるを得ぬと云ふことだけを伝へたいのだ。

 

たとへば其のプロスポーツとはむしろ極端に観念的な営為であるに過ぎぬ。

 

野球にせよ今注目されて居るラグビーにせよ全部が其の人間の観念による営為なのだ。

観念とは其れ即ち抽象的計画性=ルールに従ひ運営される営為のことだ。

 

ところが自然はむしろ観念以外のところで生きて御座る。

左様に自然の法則性は観念では無く宇宙の摂理に従ひ構築される物理的なものだ。

 

特に近年は其の本質としての自然と文明の関係性が次第に炙り出されて来て居る。

 

 

其の関係性とはまさに齟齬であり断絶である。

 

日本人は昔自然の内側にて何でも行って居たものだったが今やまるで違ふ。

 

今や高度に近代化されし日本国は日本の自然としての何たるかを忘れ大雨が降り川でも氾濫すればもはや如何ともし難ひ始末だ。

 

其の自然による災害の全てが想定外のことであり観念の埒外でのことなのだ。

 

 

然し其のやうな自然の暴虐振りは江戸時代まではむしろ当たり前のことであった。

近代化する以前の遥か昔から日本国は屡大災害に見舞われて来し國であった。

 

だから其のことを何故忘れて仕舞ったのか。

 

戦後高度な経済成長を成し遂げるよりも何よりもむしろ其のやうな事実をしかと見詰めることこそが大事なことではなかったか。

 

特にゴルフの場合には唯一自然の中で行ふスポーツである関係上、ゴルフとは自然との闘ひだ、などと屡昔から聞かされて来たものだったがほんたうの自然の怒りとはゴルフ其のものを抹消する力に溢れて居たことをまさに今回実感させられた次第である。

 

此のやうに今後文明には物理的な限度が次々と迫り来ることであらう。

 

特に自然の場で行ふスポーツであるゴルフなどはやがて温度上昇により夏場でのプレーが成立しなくなることだらう。

 

其ればかりか人間の観念的営為は次第次第に実現不可能なものとされるに及び其の多くが断念されることを余儀なくされやう。

 

わたくしは其れだけが述べたかったのであり別にゴルフなど滅べとさう思って居る訳では勿論無ひ。

 

ではあるが自然との関係性のことを真摯に取り上げ社会を変へていかぬ限り其の傾向は益々加速していくとさう述べて居るのだ。