英國新國王の眞實ーチャールズⅢ世の見識の高さに就いてー
国葬は「三権の了承必要」、過去に内閣法制局長官が見解 関係者証言 [国葬]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
ほりゃほりゃほりゃほりゃー!
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映画『マルクス・エンゲルス』オフィシャルサイト (hark3.com)
さて此の度こちらを視ました。
其のマルクス主義が文明世界に現れたのは時代の必然であったのだと強く思われる。
所謂搾取社會、搾取文明からは個に取っての本質的幸福が得られぬだらうことは明らかです。
逆に申せば我が述べるが如くに意図的に社會的価値を遮断するー限定するーことでしか見せかけの幸福でさえ得られぬこととなる。
よってまさに其れを遮断することで見せかけでも良いから幸福な状況を自ら創り出し其処にこそ飛び込めとさう我は述べて居ります。
問題は其のマルクス主義があくまで観念的な流れでのもので實際の世の流れに巣食う非合理性とは元元正反対での理想論としての性格を有して居ることだらう。
理想論⇔現實の様
共産主義社會の樹立は元來其の左側に沿い歩むものです。
但し其の理想論としてのマルクス主義が全部悪いかと言えばむしろそちらの方が理性的には正しいのだと言える。
確かにかうして資本主義社會は社會に於ける諸矛盾を加速させまるで巨大なる悪を履行して行くやうにしか見えぬのである。
さう、結局は其の悪なる欲望のデカさにより諸の破壊を齎すのが資本主義社會としての正體なのであらう。
逆に申せば體制側は其の自らが悪であることを容認しつつ諸の破壊へと勤しんで行くのである。
其れでは體制側が正しいと云うことにはあくまでならずつまりはヤバい訳である。
なんだけれども正しいと決めてみんなでやってる訳なのでたとえ赤信号で道を渡るにせよ余り怖くはありません。
なんですが、勿論其の場合にはみんなで其のヤバい橋を渡りさうしてみんなでもって轢かれたり川へ落ちたりして死ぬのでせう。
つまりは其れでもってヨシ=〇とするかダメ=✖とするかで価値観の上での根本のところが決まって来ます。
ちなみに僕の場合には、文明の価値観=✖✖✖、ですのでもう其れは止めよとさう長きに亘り世に訴えて来て居ります。
つまりはもう文明其のものを止めちゃえ。
と申しますか限定する、即ち縮小する方向へと価値観をシフトせよとさう申して来て居る。
なので實は其れが価値観の持ち方の問題なのである。
大→小
抽象→具象
資本の論理→生命の倫理
未来→過去
と云うやうに理性には価値観を整えて行く義務がある。
尚さうは言っても我は純粋なマルクス主義者では無く所謂唯物的弁証法過程を奉ずる者ではありません。
其れにむしろ過去や伝統を重視しますし宗教もまた最大限に尊重する。
要するに反進歩主義者なのですが他方で進歩しない、進歩出来ない社會の腐りやうには常に辟易して居る者でもまたある。
でもってしてあくまで理論的には共産主義並びに無政府主義は正しいとさう考えて居る。無政府共産主義 - Wikipedia
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其の革命に就いてはかうした映画を視ますと矢張りと言うべきか感動致します。
尤も今や問題は其の革命が何処に向かって行われて居るかと云うことだらうと思う。
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其のイスラム原理主義と云うことも實は其の革命の壱形態です。
9・11でもってアノデカいまさに資本主義の牙城としてのビルが倒されたが其れはムスリムとしての価値観が其れを壊したと云うことだった。
其のムスリムとしての壱部の過激な価値観が激しく欧米の価値観と対立しああ云うことになった訳である。
其の是非は別として其れは矢張り革命としての壱形態だったことだらう。
尚最近屡思うことがああして六拾年代に吹き荒れた社會変革の為の試みー主に学生運動ーとは何だったのかと云うことです。
68年闘争 68er Bewegung - ドイツ生活情報満載!ドイツニュースダイジェスト (newsdigest.de)
ドイツ、68年の学生運動が遺したもの 〜今見る社会を遡る〜 - SPEAKUP OVERSEAs
「ドイツ「68年世代」の50年をめぐって(上)」在ベルリン 福澤 啓臣 | 論壇 (gendainoriron.jp)
其れもまさにマルクスによる理論が成立した独逸に於ける変革の波に就きかうして調べたりもして居ります。
ーその「古いドイツ」を根底からひっくり返して、今のような社会が成立した根源は、1968年に世界的に広がった学生運動にある。ードイツ、68年の学生運動が遺したもの 〜今見る社会を遡る〜より
其の独逸は言うまでも無く先進諸國の中では所謂「見識が高くある」國です。
ですがむしろ独逸は日本と同じで古い権力構造に覆われた國であったとされて居る。
其れが現在のやうな國として或は民意として「意識が高くある」國となったのが其の六拾年代末の学生運動からだと云うのです。
ーそのもやもやは、渡独してさらに増した。ドイツ社会を根底的に変えた1968年と比較して、なぜ同じように学生運動が起きた日本でそれが実現しなかったのか、長い間疑問に思っていた。例えばドイツでは、学生運動に加わった多くの学生たちがその後、教員となって、学校教育の場からいわゆる反権威主義の教育を実現していったこと、環境汚染が経済成長の結果深刻化し、人々にとって環境保護問題が切実なテーマになりつつあり、これを運動の新しい目標に据えたこと、ピルが解禁されて性の自由化が進んだことなど、そのどれもが日本では実現しえなかったが、ドイツでは社会を変える原動力となった。ードイツ、68年の学生運動が遺したもの 〜今見る社会を遡る〜より
元來立憲君主制 - Wikipedia國家日本では権威や権力のヒエラルキーの度合いが強固で其れには逆らいにくいと云うことがあるのでせう。
日本人は兎に角體制には逆らいにくく何故なら其の體制は転覆されたり否定されたりすべきものでは無くまさに「和を以てして守る」ものなのだから。
問題は其の「和を以て守る」ことで変革力のやうなものが育たぬことであり且つ変化に対応しにくくなることではなからうか。
要するに此処日本では基本體制ーお上ーは〇=ヨシですので其処を日本共産党のやうに體制批判ばかりを連ねて居りますと其れはテロリズムと同じこととされて仕舞うのであります。=✖✖✖
なんですが、今や日本共産党はむしろまともなことばかりを言って居りますのですが…。
要するに日本と云う國は世界でも稀な「変わりたくない、変われない」國なのだらう。
日本の組織其れ自體がむしろ全部さうで要するに其れは「諸行非常」な世に思い切り逆らい「不変」なる體制をあえて築かんとする國であり民であると云うことだ。
つまりはまるで佛教の教義の本質が分かって居ない訳なのでして、ハッキリ申せばまさにソコは御坊様方でもそんなものでつまりは「変わりたくない、変われない」日本國民としての壱人であるに過ぎぬ。
だがなんだかんだ申して独逸は兎に角思想の面が凄いところなので変わっても行かざるを得ない。
ー68年は、社会的・歴史的・地理的文脈が異なったとはいえ、戦後似たような歩みを進めてきた日本とドイツが、決定的に違う方向へと向かった分岐点だ。ドイツでは、この秋の連邦議会選挙で、史上初めて緑の党の首相が誕生するかもしれない。50年の後に実現したあの時代の既成権威に反対する精神を顧み、日本でも、思いを継続し、日ごろの努力を重ねていく大切さを認識してほしいと、ドイツの地から願わずにはいられない。ードイツ、68年の学生運動が遺したもの 〜今見る社会を遡る〜より
で、其の変われぬ國であることが日本はむしろ英國にソックリです。
英國ではかって清教徒革命 - Wikipediaや名誉革命 - Wikipediaなどの革命があった訳ですがつまりは部分的に変革の波が押し寄せたのではあったが、其処に立憲君主制其れ自體が崩された訳では無かった。
ー集った人々にはもう一つ共通している点がありました。それは、教育に可能性を見出し、最も有効な「ツール」であると捉えていることでした。しかも、気候変動に関する知識を教えるのでなく、地球規模の温暖化を引き起こしてきたような教育、すなわち地球資源を犠牲のもとに物質的な豊かさを追い求めるような価値観や知識・技能を培ってきた教育のあり方を根底から変えねばならないという信念をもつ専門家たちでした。ー
チャールズ皇太子提唱の「ハーモニー原則」と教育 ~不確実性の時代における希望への営み~|学び!とESD|まなびと|Webマガジン|日本文教出版 (nichibun-g.co.jp)より
其の「ハーモニー原則」なるものには共感出来ます。
地球は有限でありしかもかけがえの無い實存的価値です。
近現代の文明のあり方が其の實存的価値を破壊して来て居るのであれば無論のこと其の破壊を成り立たせるであらう教育もまた政治も人間の心も全てが間違って居ます。
「ハーモニー」即ち環境と文明とが均衡しバランスを取ると云うことだらう。
特集:チャールズ皇太子の改革 2006年5月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP (nikkeibp.co.jp)
処で其のチャールズ皇太子の改革と云うのは壱體何のことなのか?
特集:チャールズ皇太子の改革 2006年5月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP (nikkeibp.co.jp)
どうもかうしたことらしい。
HRH The Prince of Wales | Prince of Wales
うーん、英語で書いてあるので何が何やら分からんな。
ですがチャールズ皇太子の自然に對する見識はおそらく物凄く高いものがあるのではないか。
ゆえにチャールズ皇太子は「不倫」が好きな意識の低い人ではむしろ無く「意識が高いわやう」系の人だったのである。
つまるところはまるで僕のやうに見識が高くある訳だ。
チャールズ皇太子が信濃町で交流 -信州・信濃町|広報- - YouTube
さてイングランドのチャールズⅢ世新國王はかうしてかって信州信濃町のアファンの森を訪れて居る。
また此処にてC.W.ニコルさんが、島國である英國と日本は自然をどう保護すべきであるかと云う提案が出来るのではないかと述べられて居る。
さうだ、英國と日本は其の島國であることが同じな訳だ。
其れも中國や露西亜や米國のやうな大陸では無く自然環境が壱種繊細に出来上がる島國なのだ。
其のチャールズ皇太子は不倫が好きな悪い人かと思って居たのだが、其れも家の母によるとカミラ王妃とチャールズⅢ世國王は元元自然が好きな地味派であり其処が都会派と云うか社會派のダイアナ妃とは全くそりが合わなかったのださうだ。
さうか、さう言えば何だかダイアナ妃は常に活動的な人だったな。
尚英國には、特に英國の貴族や王族にはかうして自然を大事にする気風が色濃くある。ー京都大原のヴェニシアさんなども其の好例だー
壱説には其れは英國で起きた産業革命により其の自然がほぼ破壊されるに及んだからなのだともされて居る。
所謂ナショナル・トラスト - Wikipediaの設立などもまた其の結果齎されたものなのだらう。
また英國発祥のボーイスカウトは団體生活をして其処から社會的能力を學ぶ為の組織だが實はやって居ることはほとんど野山を駆け巡ることばかりである。
自分は其のカブスカウトまでしかやらなかったが兎に角其の間は野山を駆け巡ってばかり居たのである。
故に焚火のやり方やらまた複雑なロープの結び方などはやがて全て忘れて仕舞うのだけれどいまだ其の折に感じた山や森の神秘的な雰囲気だけは忘れられない。
自然、まさに其れが人間に取り究極的な価値である。
チャールズ皇太子はさうして自然への高い意識の持ち主だった。
但し國王となった今は其の自然派ばかりではおそらく國が回っていかぬことだらう。
現存在とは元元さうして自然を壊しつつ歩む👿の如き存在である。
但し英國の其の自然に對する意識の高さはおそらくかっての此処日本と匹敵する程のものがあることだらう。
其の点からも日本は是非英國と同盟関係を結ぶべきだ。
今日さう母に言ったら、英國と同盟を結び國が滅びるなら其れは其れで日本に取り良いことだとさう言って居た。
要するに日米安全保障条約には個人的に大きく疑問がある。
尚つい先日シンクロニシティのことを述べたばかりだが、今回またオスカーワイルドの話をしたところ突然にエリザベス女王陛下が亡くなって仕舞った。
だからわたくしはチョットソコが違う訳なので我が言説には気を付けて置く方が良いことだらう。
【C.W.ニコルの生涯(1940 2020 )〜貴重な写真と共に】 - YouTube
かうしてC.W.ニコル氏の生き様を視てみますと其の行動力には驚嘆する他は無い。
對して我は行動せず思考するタイプなのでかう云うのを見ると何やら羨ましくもある。
いずれにせよC.W.ニコル氏は心より其の島國としての日本の自然の豊かさを愛し且つ其れを復活させやうとされて居た訳だ。
ー高度経済成長期に日本の里山の自然は有用林化され壱旦滅んだのだと言えやうー
さて先日ブラタモリを視て居りましたら何と南 直哉師が出演されて居るではないか!ーさうして勝手に師と仰がせて頂いて居るーブラタモリ - NHK
其処での恐山 - Wikipediaの自然としての神秘性などもさることながら菩提寺 (むつ市) - Wikipedia院代の南 直哉 (禅僧) - Wikipedia師は凄い長身の方であり矢張りと言うべきかどこか変わった方ですね。
其れに何より南 直哉師は独身ヲタクの方なのでソコは僕とは心の傾向性が似て居ることだらう。
こちらでも師は滅茶苦茶なことを書いて居られます。
ですが、此の方の著作を読むと余りにも其の佛法に對する解釈が深いと申しますかまさに哲學的で要するに頭の良い御坊さんであることがもはや一目瞭然です。
で、此の方は永平寺にて長年修行を積まれまるでもって👩に触って居ないので要するにくだけて居ない何かを頑なに持ち合わせて居られる。
まずはソコもまた自分と良く似て居る点でありませう。
だからどっかでプッツリ切れたりドカーンと爆発したりもするのではないかしら。
ですが兎に角流石に我が師だ。
其れも台本のあるTV番組などにはもう弐度と出たくは無いなどと堂堂とブログにて言えるアンタは凄い!!
尚師の著作でもって小林秀雄賞を受賞された『南直哉 『超越と実存―「無常」をめぐる仏教史―』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)』が現在行方不明でまずは掃除をしてみませんと其れが読めない。
確か買っては居るのです。
なのですが我もかうして何かと趣味が多く忙しいものですから何をやって居るのだか訳が分からんやうになることが屡ある。
ですがつい壱週間程前に禅と福音 - 春秋社を読み返して居りました。
矢張り此の本は凄いです。
特に南師の強情っぷりが凄いのだ。
『仏教入門』(南 直哉):講談社現代新書|講談社BOOK倶楽部 (kodansha.co.jp)
またこちらもなかなかに癖の強い南師流での佛法の入門書だ。
入門書となってる割には難解な部分もまたあり一筋縄にはいかぬ本である。
ですが正直決定版とも言える佛法書なのだと思う。
そんな訳にて學ぶと云うことは現實面だけでは無く言語的、観念的にもやって行くべきことだ。
しかも本なんて最低参度位は読み返さぬと眞の意味で理解出来ぬものだ。
よってほんたうのインテリは👩に触ってるヒマなど何処にも無いのです。
ソコに触らずにさうして日日勉學に励むのがほんたうのインテリの姿と云うものです。
うわおー、飯を食う時間もまた無い!
だから拾分で食ってまた佛教か又は思想関係の御勉強だな。
いずれにせよ其の「見識が頗る高い」系の新英國國王の誕生を心よりお喜び申し上げて置きたい。