今我が視るべきものとして視てみた良い番組の例
「生きる根をみつめて」 - こころの時代〜宗教・人生〜 - NHK
NHKオンデマンド | こころの時代~宗教・人生~ 「生きる根をみつめて」 (nhk-ondemand.jp)
さて此の番組を視て感動致しました。
其の小松 由佳さんと云う登山家の方が世界の高山に挑戦するうちにー時には死にかけたことなどもまたあったやうだー其の挑戦と云うか征服と云うか其のこと自體が人間の欲望であり其れは人間の生活とは違うのではないかと考えるやうになり山を下り人間の暮らしを辺境地帯に追う写眞家となられたさうだ。
全く其の通りで近代と云う人間の世紀は所謂科学技術に基づく自然の征服ばかりをむしろ目指して来たが其の方向性ソレ自體が誤りである。
正しくは自然と調和し生きること即ち自然より諸の価値を頂き感謝しつつ生きて行かねばならぬと云うのに西欧近代が其の轍を踏み外し分析的数学的功利主義的な壱義的進歩思想に凝り固まったが故に必然としてかうして世界は次第に壊れて行かざるを得ぬ訳だ。
逆に申せば其の種の哲學的な生き方が出来なくなったが故に今人間共は世界の破壊者となり果てて居るのであらう。
そんな訳にて哲學的帰結として其れが結論される以上我の場合は文明其れ自體を否定的に扱わざるを得ず其れでもってこんな仙人のやうなことばかりをあえて此処にて述べて来たのであった。
尚我はこんな観念人間なので所謂♀的な意味での👪主義などとは元元程遠い人間である。
どだい僕は此の世に於いて👪や子孫を持てなかったのだしまた其れを積極的に持たうともしては居ない。
但し老後を考えてパートナーだけは確保しやうともまたしたのだったがまあ其れもこんな周りに其の価値観が理解し難い詩人の故か結局はいつまでもかうして藝術だの美の世界だのが御友達であるより他は無い。
なんですが此の小松 由佳さんの生き様を視て居てなる程、人間の生活とはさう云うことなのか、其の人間の生活其のものにしかと實存としての眞實が宿って居るのだなとさう思わされた次第である。
其れでも猶其れは半分位しか理解することが出来ぬのだが其の人間の生活こそが大事だと云う視点には賛同すべき点が見出せたのだと言える。
よって其の人間の生活の方にこそ進歩主義だの征服主義だのからは決して得られることの無い価値があると云うことだけには是非共感して居たい。
要するに其の近代文明以前に人間は人間なのである。
其の人間が人間であることを文明が奪い去る権利などは元元何処にも無いのだからして。
NHKオンデマンド | 小さな旅 「心照らす満天の星 ~新潟県 胎内市~」 (nhk-ondemand.jp)
まさにポエムのやうに優しく心豊かになれるまさに宇宙浪漫の部分が描かれた素晴らしき番組でした。
NHKオンデマンド にっぽん百低山 (nhk-ondemand.jp)
此処でもって猿投山や鳳來山などが出て来ないかなあとさう思いつつ屡此れ等を視て居ります。
さて此の文明の課題と云うことは現在全てが文化文明と自然との関係性の部分に集約され噴出して来て居ります。
其れは要するに「自然を壊し肥え太る文化文明」の是非と云う大問題であり大課題でせう。
もうさう云うのは具體的個別的な學問領域や個としての人間の感度や思考力を超えて仕舞う課題であり問題なのではないか。
故にまさに「詩人」化して語らねば其れこそ語り得ぬ課題であり問題となるのです。
其れに對する僕自身の答えとしては社會的価値からはなるべく距離を置くべきだと云うまるで老荘思想での如きやる気の無い考えでした。
ですがほんたうにやる気が無いのでは無くやる気が湧き起こる其の方向性を変えて行くと云うことなのだが。
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さてワイルドのことで今回こちらをも視たがBBC製作のドラマらしくなかなか良い作品だった。
其の文學者としてワイルドのどうしやうも無さが赤裸裸に其処に描かれると共に後半部では『幸福な王子』と云う童話作品のエピソードを交え彼の念願だったカトリックへの改宗への道程と云うことを描き出した此れ以上を望み得ぬ展開のものであるやうに感ぜられた。
ワイルドはさうして世の中に反抗し👿の部分をも生きた文學者であったが他方にはそんな聖なる心としての道程が其の人生にしかと拡がって居たのである。
文學に限らず藝術と云うものはまさにそんなものであるのだと個人的には思う。
さう藝術とはそんな誰もが生き得ない両義性をあえて生きて行くことなのだ。
元より宗教に於ける真摯さは壱面では常に藝術の分野にも通じて居る。
藝術家は其のやうに常に真摯に己に降りかかる事象と対峙して行かざるを得ない。
まさに其れは運命の道であり且つ荊の道なのだ。
宗教家がさうして荊の道を歩むのと同じくして藝術家は其の表現としての崖っぷちの領域をさうして独り歩いて行かざるを得ない。
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さて此のBBC製作の此のドキュメンタリードラマは秀作です。
どう云うことかと云うにもはや此れ以上は無く動物としての🐅の生態に密着する迫眞のドキュメンタリー作品である。
此のドキュメンタリー作品を視ると動物としての生き様が人間の生に比し劣って居るなどとはまるで言えぬことだらう真摯なものであることが我我にも胸に迫り分かって来る。
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他にも色色と面白さうなのがありますが此れ等は夏休み向きだらうか。
然し過去のことだとは言え自然界のことを學ぶことは我我現代人に取り常に大事なことである。
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さて問題はこちらでせう。
其のグレタ氏に関しては我も前前から様様に述べて来ても居ます。
1.社會の問題
2.理性の問題
其のグレタ氏に對して「極左の刺客」だとの批判が壱部にあるやうですが其れこそ文明による洗脳にて理性が麻痺させられたケモノ共が述べ立てる論理であることでせう。
まずは其の環境問題とは現代文明がたった今直面して居る究極の大問題であり大課題であることをほぼ現存在の八割方の人人が實感として分かって居ない。
ですのでわたくしの場合には其の事實としての環境破壊よりもむしろまずは其の現存在の認識のあり方が最大の問題であると結論付けて来て居る。
なので其の洗脳による理性の鈍麻を解き現存在に取り「目覚めた」状態にして行くことこそが喫緊の課題である。
なんですがイザ持って生まれた其の癖を「止めやう」と説いてもまず止められませんのでじゃあ詩人は何を価値としつつ今を生き抜いて居るのかと云う其の壱点に絞りかうしてあえて石の話ばかりをして来たのです。
即ち國だの企業だの文明の発展だのと云う話は所詮虚の領域での御話ー抽象的な価値観ーであり具體的に今を生きる御話では無いのであります。
いつしか我我はそんな社會的洗脳を受け現存在としてのまともな価値観すらをも奪われつつある。
なのでそんな厄介な社會的価値は意図的に遮断して置く方が得策なのだ。
其れもあくまで個に於ける意思決定に於いて。
で、問題は其の社會の問題が即理性の問題に連なる訳です。
其れ即ち理性無き社會は破壊的な現實をのみ生じさせて行く。
其処にて理性とは何かと云う御話となるが故に其の理性の内容に就き此処数年を費やしわたくしは述べて参った。
より簡単にさうして壱言にて述べれば現代文明は其の理性無き文明であり理性を欠く文明だ。
故に其のケモノの如き文明の価値観に従えばどんな現實がまた未来が訪れるかと云うことはすでに分かり切ったことです。
まさに其れが即ち「理性が欲望ー獣性ーに負けた」ところでの文明のあり方だ。
其の理性と獣性の死闘の様こそが所謂ハルマゲドンとしての意である。
尚番組中でまずは気になったのが地球温暖化による氷河の消失と山火事の事例である。
特にカリフォルニア州のパラダイスと云う街を襲った山火事の様には少なからずショックを受けた。
即ち🚙にて逃げ惑う人人がおそらくは渋滞故に🚙の中にて生きながら火葬されたなんてのは全くのところ恐怖映画を通り越して宇宙壱の大悲劇である。
ところが此処日本に限ればおそらくはそんなことがあったことを知る人は少ないことだらう。
要するに此の日本社會には所謂「正常性バイアス」が強く働いて居り此の日本の社會に限り悲劇などは起きる筈が無いとさう信じ込まされて居る訳だ。
だが弐度の大震災やまたコロナ惨禍などで實際には何が起きてもおかしくは無い現代社會であることが次第次第に其の壱般に鈍感な日本の大衆にも分かって来たのではなからうか。
米西海岸とカナダが気温45℃超えの灼熱地獄に。最高記録を更新中 - s-eigamura
さてNHK総合TVの方では午前中に世界のニュースを扱う番組が今年より立ち上がり昨年は此の時間に韓國ドラマばかりを視て居た我であったが今は其のワールド・ニュース番組を視ることが多い。
其処には世界の現實の様がまさに映し出されて居てどうも其の様が此処日本とはまるで違いソレ即ち社會なり地球なりが過激にブチ壊れて来て居り其処にて嗚呼、ヤッパリ日本は平和ボケして居るのだなあ、とさう思わされることが屡である。
そりゃあ、さうだ、だから我みたく石の話ばかりして居れば其れは其れで通って仕舞うのである。
其れでもって今朝も其の米國西海岸の異常な高温のことに就き述べられて居たのだった。
ところが此処日本では其の暑さもまた大したことは無かったので温暖化はむしろ他國でのことだとさう皆が思って居ることだらう。
だからキシダはアソーに言われてキャンキャンと鳴きかうしてアベの國葬をやることにし香川氏は銀座のクラブにてさうしてエロをやり吠えて居たのである。
此の地球の危機の折にそんなことをやってる日本人はしっかしアホとちゃうのか?
そんなことで果たして日本人は此の地球の難局を乗り切れるのだらうか?
さて最大の問題とはむしろ其の日本の社會が理性では動かぬ感性的な場ー感情的な場ーだとのことであらう。
無論のこと元元日本人は頭が良い人人なのに其の理性を使うと何かと角が立つので其れを使えぬのである。
壱応は其の理性を持っては居るのに使わぬから次第に其れが退化しつまりは為政者の質の劣化などもまた見抜けぬやうになっちまう。
でもって近頃わたくしには其の地球の危機以上に日本人の意思決定がビョーキに罹って仕舞って居るのではないかとさう危惧されてならぬ。
つまりは悪いビョーキが日本人の脳味噌の中にて増殖しもうほとんど限界の域に達して来ていやあしないか。
いずれにせよ地球の危機をまずは實感することこそが特に日本人には必要なことなのだらう。
其の意味でかうした危機を認識する為の問題に自らぶちあたってみることが大事なのである。
尚此のグレタ氏に関するドキュメンタリードラマに就いては次回にまた是非語りたいと思う。