目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

ようやく出来た究極としての棚山産貴蛋白石原石標本

ようやく出来た究極としての棚山産貴蛋白石原石標本

 

 

 

 

安倍氏国葬でダンマリ決め込む麻生太郎氏 ラサール石井激怒「全額麻生財閥で出せや」 (msn.com)

 

全くのところ仰る通りです。

 

 

さて本日もまた光の良い日で昼間はバルコニーにて日光浴をしつつ貴蛋白石原石標本の観賞などをして居りました。

まさに傍目には其のことが「壱體何をやって居るのだ、優雅ー有閑ー過ぎる、即ち世間離れし過ぎて居る。」などと見えるのやもしれぬが詩的に生きることとはまさにさうしたことである。

 

さうして此の世の美を愉しみ尽くすことこそが此の無慈悲で且つ不条理な生に對するむしろ唯壱の反抗であり逆向きでの精神の流れである。

 

さうして陽の光と戯れまた石の美を観賞することで不思議と見えて来るものがある。

其れは人間界の価値秩序の下らなさであり實存的な意味での幸福への勘違いの様である。

 

即ち今かうして現前に展開される美の世界こそがまさに意識的な個ー我ーによる構築物である。

かうして今我は文明ー社會ーの価値を壱旦遮断し其処に其のやうな人工の樂園ー文化的樂園ーを築き上げて居る。

 

 

其の様やまるでボオドレエルシャルル・ボードレール - Wikipediaでありリヒャルト・ワーグナー - Wikipediaでありルートヴィヒ2世 (バイエルン王) - Wikipediaであらう。

 

其の藝術家や狂王が築く美の世界はしかしながら度を超して居る。

其れと比べれば我が美の上での放蕩は規模が小さいつまりは可愛いもんなのだ。

 

要するにタダの石の上での放蕩であり理窟でも藝術でも何でも無いのである。

其処を勝手にさも理窟や藝術の如くに持ち上げて書いて居るだけのことなのだ。

 

また其れに別に文化的人工物に對し酔い痴れて居るのでは無い。

さうして自然に對し酔い痴れて居るばかりだ。

 

だがさう云うのを此の21世紀では「文化的な事業」と云うのではなからうか。

つまりは「文化的な事業」として自然を愛でることこそが今現存在に為し得る最も高級な価値でなくて何であらう。

 

 

僕の生は常に其の「文化的な事業」と現實との軋轢であり齟齬の繰り返しであった。

其の僕の生とは我が實存としての内面世界と云うことである。

 

そんな我に取り美は現實と理想との橋渡しの役割を果たすものだ。

美とは其のやうに我に取り絵空事なのでは無い。

 

だが其れを言えば周りは逃げ出すのでなかなか言い出せぬ訳だ。

其れもこんなネット世界だからかうして内面のストリップが出来るが世間の大方はよもやそんな汚ねえ我が心の裸の様などを見たくは無いのである。

 

まさに其の現實と理想の架け橋としての美の世界が今日もまたかうして輝いて居る。

こんな光の良い日は貴蛋白石原石に日頃は観られぬ微細な輝きなどがまた出ても来る。

 

要するに其れは光が織り成す藝術の世界であり其処にて光が凡だと観え方もまた凡ながら特別な光だと特別な美の世界迄もがかうして映し出されるのである。

 

 

うーん、矢張りと云うべきか今日は游光の輝きの方が違うな。

其れと瓶に入れた標本の角度が實は大事であり其の角度が良いと標本として最大限に輝くやうにもまたなる。

 

尚本日はさうして翡翠原石を光に翳す訳では無く貴蛋白石原石のみを光に翳しつつ観て居る。

 

其の標本瓶こそが此の弐拾年余りの蒐集の末にようやく辿り着いた究極としての棚山産貴蛋白石原石としての標本である。

 

三河の棚山産貴蛋白石原石や福島の寶坂産貴蛋白石原石は國産鉱物の中でもとりあえずは其の価値として上部構造を形成するであらう石なのだと思う。

 

勿論糸魚川翡翠こそがおそらくはNo.1なのだらうが貴蛋白石原石やパイロクスマンガン鉱などは其れとはまた別にNo.1たり得る國産の石である。

 

尤も鉱物の玄人の方方はまた違う視点から石を學問的に見詰められても居るので其れ等の石とは別の石を重要に考えて居られる場合などもまたあらうかと思う。

 

なのだが自分の場合には石は綺麗さがまずは第壱であり其処に學問的探究心などはほぼ無いのでー尤も哲學的な意味での石に對する探究心だけはあるのだがー其の理系としての理窟の方はどうでも良く要するにタダ光に透かし輝く様が最高の心の癒しとなる訳なのだ。

 

 

尚棚山産貴蛋白石原石よりも寶坂産貴蛋白石原石の方が💎としては明らかに上である。

但し其れも棚山産貴蛋白石原石は掘って無いので凄い石が出て居ないだけの可能性もまたあるのだが寶坂産貴蛋白石原石の良品は實際とんでも無いやうなものが出て居て其れを五年程前に名古屋ミネラルショーにて我は直に観て居る。

 

其れは確か四拾萬円台の石であった。

まずは其れがネット上にて売られて居るやうな寶坂産貴蛋白石原石とはまるで別物だった。

 

また其れが兎に角ギラギラに輝いて居たのだった、其のブースの壱角にて。

ちなみに國産の貴蛋白石原石で四拾萬台の石と云うのは實は其れ以外に聞いたことも観たことも無い。

 

其の翌年にとあるブースにて寶坂産貴蛋白石原石がキラッと輝いて居たので確か弐萬程を出して其れを衝動買いしたが全くに失敗だった。

つまりは存在感が無くイマイチの石だったのだ。

 

どだい弐萬も出して棚山産貴蛋白石原石を買ったことなどついぞ無い。

 

 

ところが其の失敗話には伏線があり丁度其の頃だったと思うのだがタケダ鉱物標本 國産鉱物の方で沢山の寶坂産貴蛋白石原石が売られて居たことがあったのだった。

ところが其の折に壱つも買えなんだのだった。

 

其処には可成に良いものが五萬円程で出て居たやうに記憶して居る。

さう云うのが先に売れて仕舞い残りを買うかどうか迷って居るうちに結局売り切れて仕舞った。

 

尚タケダ鉱物標本さんには此れ迄に色色とお世話になって居るが此れは!と云う物を其処で得た経験はまだ無い。

だからまさに其の折に買って置くべきだったのだ。

 

 

さうして石を掘っても居た寶坂産貴蛋白石だが鉱山が廃されてすでに久しく要するに良い標本が世に出回らなくなって居ることかと思う。

實際ヤフオクでも最近はほとんど寶坂産貴蛋白石が出なくなりつつあるのではないか。

 

ヤフオク! -「宝坂 オパール」の落札相場・落札価格 (yahoo.co.jp)

 

こちらなどを視てもまともなものが余り出て居ない。

 

 

ヤフオク! - オパール 福島県宝坂 (yahoo.co.jp)

 

ところでこれは、何だ?

此の赤い光ばかりの石は何だ?

 

要するに此れぞ大珍品でありまさに最高の標本でせう。

尚貴蛋白石の游光の場合赤が壱番評価は高くなる。

 

其れでも其の鉱物ショーで観た四拾萬円台の石の方が観た目には矢張り上である。

或はタケダ鉱物標本で売られた五萬円級の石の方がより綺麗なことでせう。

 

 

だが、

 

A-Zearth日本の鉱物さんはTwitterを使っています: 「有名産地のノーブル・オパール。メラメラと燃えるような赤ファイアが特に強い https://t.co/4h9pt1Yt9l」 / Twitter

A-Zearth日本の鉱物さんはTwitterを使っています: 「「見える、見える。あそこが噴火口だ。そら火をふいた」 宮沢賢治『貝の火』 https://t.co/8dxpgBW0Hl」 / Twitter

 

うわおーなんじゃこりゃあ!

しかもかの宮澤 賢治の『貝の火』だとも、何だそりゃあ。

ー其のやうに宮澤 賢治はかって其の作品中に貴蛋白石の輝きのことを「貝の火」として表現して居るー

 

實は此の動画を今日初めて視たのですがまさにコレぞなんじゃこりゃあ、だ。

 

 

くううー、確かに此れは六萬六千円の石だわな。

いやあー、まさに此れぞ恐るべき石でせう。

 

また赤ばかりでは無く七色の光が出て居ます。

 

つまりは此のクラスの輝きが棚山産貴蛋白石原石には無いのだと思う。

故に寶坂産こそがまさに日本壱の貴蛋白石標本です。

 

また石川県の赤瀬の方にもまた貴蛋白石原石は出ますが此処までの物は出て居りません。-また掘っても居らずしかも今や採集禁止である-

 

さてわたくしが持って居る寶坂産貴蛋白石とはこちらです。

 

 

寶坂産 貴蛋白石

 

 

古い画像でしかも少しピンボケですが實は派手に光輝く石である。

要するに游光が大きく且つハッキリとして居り光に翳せば棚山産貴蛋白石以上に光り輝く。

 

 

なんですが、結局我の場合は寶坂産貴蛋白石の蒐集へは向かえませんでした。

 

では何をやったかと言えば地元の棚山産貴蛋白石原石の蒐集に對し壱筋です。

さう云うのは理窟では無くまた観た目ばかりでも無くまさに壱つの實存的価値としてしかと規定されし部分である。

 

要するに現存在とはさうして限定され此の世に生を受ける。

でもって棚山は弐時間程かけ🚙で行けば行けるが福島は遠過ぎて元元縁の無い処だと云うことである。

 

其の限定性をこそ我は可成に大事にして来ても居る。

と云うことは地元の愛知県こそが壱番大事なんですね。

 

まあ名古屋人には良くあることだらう精神のパターンで地元愛が強く他は関係無いと云う独りよがりでの壱種の守りのパターンです。

 

で、三河の人は三河の人で名古屋なんぞまるで別で地元じゃないわいと必ずさう言うのですが實際には同じやうに味噌煮込み饂飩や味噌おでんを食って居りますのです。ー其の割に対抗意識が強く有り大抵は仲が悪いー

 

 

さうかうするうちにちっとも棚山産貴蛋白石原石が出て来ずで癇癪が起きそうになる訳です。

だから其の間はパイロクスマンガン鉱の蒐集に勤しんで居りましたのです。

 

棚山産貴蛋白石原石が何故さうも出て来にくいのかと申せば其れはひとえに掘って居ない石だからです。

掘っても居らずにかの堰堤工事の折ー九拾年代中頃のーに掘られて出た石だけに愛好家が群がり売られたり秘蔵されたりして居た訳だ。

 

要するに可成にカルト度の高い石なのだ。

其れも寶坂産貴蛋白石なんぞまさに問題では無くカルト度が高くある石だ。

 

だからわたくしは其のカルトな物に限り酷く好きなんです。

もう我が人生こそが其のカルト人生其のものでもまたあった。

 

でも石が出て来ないと兎に角頭に来ます。

出た、と思えば腐ったやうな石ばかりでまるで寶坂産貴蛋白石には対抗出来ぬ。

 

 

ところがコロナ禍以降は特に弐年程前から棚山産貴蛋白石原石がヤフオクの方で順次放出されるやうになった。

其れもまた次から次へと出されて来るのです。

 

まあわたくしも出来得る範囲にて落札を重ねたが逃した良標本もまた数しれずでした。

其れでも其処に凡そ弐瓶分の棚山産貴蛋白石原石を得ることが出来た。

 

尚個人的に自慢出来ることは其の瓶の中に自己採集の棚山産貴蛋白石原石が四つ程紛れ込んで居ることでせう。

 

 

自己採集での棚山産貴蛋白石標本

 

そんな訳で此処弐年程はまさに其の棚山産貴蛋白石原石への蒐集熱が最高潮に達して居たのであった。

 

其れでもって弐箇月程前についに此の標本を得た。

 

 

棚山産 貴蛋白石標本ー1

 

實際には此の倍程の游光を其処に観察することが出来る。

 

 

棚山産 貴蛋白石標本ー2

 

尚本日は丁度此のやうにレインボーの光が石の中に大きく現れ出でても居た。

 

 

棚山産 貴蛋白石標本ー3

 

此のやうに赤い游光も本日はハッキリと現れ出でて居た。

 

 

 

さて現時点ではまさに此の標本こそがベストのものです。

しかも出品者さんはズバリ三河の方です。

 

三河は元元家康の故郷であり信長とはまるで関係の無いところですが何故か良い石は三河にしか出ません。

でもって此のサイコーの標本を特別な大きい瓶に入れ毎日眺めて居た。-實は少少瓶自體がラッキョウ臭い-

 

だが其の後は石が何処からも出なくなり其の長きに亘った怒涛の出品が終わりを遂げたかのやうな感じと相成った。

仕舞った!

 

もはやコレでは瓶が空き石が動いて仕舞う。

石が動くと割れたり欠けたりでロクなことは無いと云うにさても困ったな。

 

 

だが其れこそ長年に亘る貴蛋白石蒐集であったが故に實はまた別のところにデカい其れも飛びっきりの石が秘蔵してあったのである。

まさに其れがコレだ。

 

棚山産 貴蛋白石標本ー赤い游光ー1

 

棚山産 貴蛋白石標本ー赤い游光ー2

 

 

さてこの画像をよーく視てみやう。

靑いオパール部の右下の部分に赤い游光が纏まって出て居ることが確認される筈である。

 

さて此の標本は拾年程前に名古屋の鉱物同好会の元会長さんだったSHIBATA氏より落札し求めた物である。

さうして實は此の標本こそが先に示した寶坂産の標本のやうに赤い游光の出る特別な石だったのだ。

 

其処で兎に角此の標本を瓶の中へ入れることとしてみた。

が、石が大き過ぎるつまりは分厚過ぎ瓶の中へ入らない。

 

 

其れでもって本日石の裏側をカナズチにて成形し標本が入るやうにしてみた。

さうしてとどのつまりは此の弐標本が背中を向けつつ瓶の中へと入り共に其れ其れの游光を味わえるやうになった訳である。

 

そんな訳にて本日ようやく其の究極としての棚山産貴蛋白石原石の瓶を壱つ創ることが出来たのだった。

かうして物事を成し遂げる為には何より熱意と工夫が要るものと相場は決まって居る。

 

だが實際には其れ以上に時と云うものがまたあるやうに思うのだ。

何にでもまた其の時と云うものがあり、ようやくかうして究極としての棚山産貴蛋白石原石としての壱瓶が得られたのも熱意と工夫以上に其の時の到来こそが深く関係して居るのである。

 

 

かうしてコロナ禍はむしろ石を世に溢れ出させて来て居る。

こと石の蒐集者に取っては其れは悪いことでも何でも無くむしろ大きくチャンスが拡がるだらう絶好の機會なのである。

 

尚其のSHIBATA氏より珍しい赤の棚山産蛋白石原石標本を得たことがかってあったものだった。

さうして游光ばかりでは無くオパールとしての地色の方もまた其の赤こそが最も評価が高くなるのである。ー赤や黄のオパールはさうしてファイアーオパールとまた呼ばれるー

 

棚山産 赤オパール標本