さう得難い物をあえて得ることこそがコレクターとしての究めの道ぞ
ーついについにアノ酒井軸の限定萬年筆を得るー
さても皆様方はソレゾレにイイ連休の日日を過ごされて居るのでせうか?
でもワタシに限ればもうほぼサイコーの連休の日日を迎えて居ります。
そも何でさうなるので?
だって連日のやうにイイ物がかうして送られて來てるのだから。
あっ分かった、君は先日質屋へ金ペン先を売りとりあえずカネが出來たのでまたイイ気になりナニかを買ったのだな?
まあさうでせう、奴にやれることと言えばまずはそんなこと位だ。
アアだからまたココへ出て來た?
さうほんたうはもう深ーい海の底でもってタダ眠って居たい。
はあ?
だって連休だからデズニーランドとか大阪万博だとかへ行きたいのだろ?
だからワタシは常に世間とは逆のことをやるの。
あっ、さうかだからさう深ーい海の底でもってむしろ眠るんだ。
さう連休が終わり皆がイザ仕事にかかりますと逆にボクは目壱杯に遊ぶの。
でもってして果たして本日はナニが届いたの?
まさかまた石なのか。
いやソレがナゼカ萬年筆が壱本届いたの。
へえっ?でも萬年筆の蒐集はすでに終えたのだらう?
いいやさうではないの。
さうではなく買わないけれどもずっと視て居るの、ソレもソノヤフオクやeBayを。
でもってして4月27日の日曜の夜にヤフオクにて壱本の萬年筆を落としましたのです。
ソレがコレだ。
尚ソノ前日の土曜日にまたとんでもない萬年筆が出されて居たのでありました。
Yahoo!オークション - NORTH STAR ノーススター 万年筆 ペン先 WARRANT...
コチラは矢張り古い🗾のインク止め両ベロタイプペン芯付きの御品となりソノサイズが超弩級となる。
だが如何せん程度が宜しく無い。
でもってしてドチラへ本気となり応札するものかもう迷いに迷い結果として酒井軸の方を得ることとなった。
ですが🖋の愛好家ならばまたすぐに分かることですが酒井軸の所謂手作り萬年筆は現在至って高価です。
とは言え廿五年程前即ち四半世紀前はさうではありませんでした。
當時は名古屋丸善などに常にコレが置かれて居てソノ御値段は2~3萬が相場であり特殊なモデルでもせいぜい4~5萬と云うところでありし。
故に自分はソコにて参本程酒井軸の所謂手作り萬年筆を求めました。
ソノうちの弐本は太い軸の大型の物でつまりはイイ物ですのでいまだソノ侭に保管中です。
またオノト型で細身の酒井軸を凡そ廿年程愛用致したがインク止め機構が壊れたりもし現在は休ませて居る。
さて2010年頃からだったか、兎に角酒井軸の手作り萬年筆はソノ価格が高騰化して行ったのです。
故にワタシが保管中の酒井軸弐本もまたソレゾレに拾萬程度の値が付くものかと思われる。
但し共にイイ物ですので兎に角さうなります。
ソノ酒井軸の手作り萬年筆には所謂数量限定版の品などがかっては有った。
ソレもまたヤフオクの方で何拾と云う単位で視て参りましたがナゼカワタシには縁が無かった。
するとソノ酒井軸の限定萬年筆なのですね?
さう、つまりはソノ限定萬年筆の中でもこれ迄視たことがない大きな御品がたまたまオークションに出て居たのだった。
ソノ酒井軸の限定萬年筆は素材やインク吸入方式がクラシックでもデザインが近代的な所謂デュオフォールドタイプでの物となる。
ですが新品ですとほとんどが5~8萬位はしていてまず手が出ませんでした。
でも確かに變な話ですよね、さうして何でも萬年筆を持って居るアナタに限りソレが得られないなんて。
さうなんだ、だからアノSirius氏(壱応世に名が知られた万年筆愛好家)の話にしてはまさに變なのだ。
でもってして本日早速ソノ萬年筆が届いた。
何せ出品者がショップなので発送もまた早い。
うーんまずはさう箱がイイ。
無論のことソレは桐箱となるがソノサイズがデカい。
おうコレは當たったぞ、多分。ーさう箱の良し惡しのみでもう全てが分かる彼なのだー
桐箱から出たのはまるで視たことの無い巨大なる酒井軸であった。
やったー、當たりー。
ほれみよじゃからコレはコレだけはかうして落として置かねばならなんだのよ。
さて問題はソノ御値段となる。
ナゼナラ彼Sirius氏は「安くイイモノ」を引っ張る愛好家なのでありまたつまりはソノモノの蒐集力を石と万年筆に於いて発揮しつつ皆にさう見せつけて居るのだから故に。
だからソレって實は壱番難しい高等技術なんだ、コノモノの世界ではまさにさうなのだ。
だから當然にコノ萬年筆もまた安かったー。
つまりが税込み、送料別でもってして44646円となる。
1.オークションが時期的にGWの前だったこと
2.写眞からは程度が惡く見受けられたこと
3.だがほんたうはもっと安くなる可能性も有ったがどうも好事家が発見したらしく壱人でもって数萬円も値を上げた
尚ソノ好事家の面面とはほぼ金持ちのジジイ連中のことでせう。
さうした御仁がまず🗾の古い萬年筆のオークションには頻繁に出没しつまりはどーんとカネを積み落札値を上げるのが常なのだ。
だからさう云う人が居ると實に迷惑なのですがでも結果としてカネを積む人が強い訳ですのでもはやさうした類の人が出ないやうに祈るより他は御座りません。
ですがとりあえず金額的には安く落ちコノオークションに関してはとりあえず成功です。
4.所謂オーヴァーサイズのデュオフォールドタイプをコレ迄に視たことが無い。
5.だが限定壱萬本で出て居るのでヤフオクにせよかっては売られて居た可能性が高い。
ですが兎に角ワタシの場合はコレを初めて視た。
無論のことなので応札したのであります。
オーヴァーサイズでデュオフォールドタイプの酒井軸であれば結果としてレアーな品となりますので新品ですとおそらく8~10萬程はしてもオカシク無い。
故にソノ落札値は安いと言えるのですがタダ程度の方は惡さうなのでまるで期待はして居りませんでした。
ところが實物は写眞よりもキレイな品であり特に赤漆塗りの部分などはむしろピカピカだった。
では使う萬年筆としては申し分無い物であったのですね。
さう全然合格点だと言えるものでした。
だが問題が壱つ有った。
さうソレは思ったよりも金ペン先(兜木14金ペン先)がちっこかったのである。
さうちっこい?
うんちっこい。
だがあいにくワシはデカい金ペン先が好きなんだな。
じゃあソノデカい金ペン先に交換でもすれば?
どだい軸はデカくてサイコーだったのだし…。
まあそんなカンタンに言われますがデカい金ペン先に交換するのはなかなかに難儀なのですぞ。
でもまあやれぬことは無いじゃらう。
どだいワタシはそんなデカい兜木14金ペン先を幾つも持って居るのですし…。
流石はSirius氏だ!!
まあワシにやれないことはナニも無いんですがね、ことこんな筆記具の世界ではね。
ですがどうのかうの言ってるよりもまずは書いてみませう。
ちなみにインク止め機構が生きてるかどうかはまだ調べて居りません。
ソレ以前にまずは首軸を回し取れるかどうかが最も大事なことだ。
…苦も無く取れた。
ですのでとりあえずコノ個體は「萬年筆」としても使える。
たとえインク止め機構が死んで居たにせよED化することでちゃーんと萬年筆化することは可能なのだ。
が、ソノ前にまずは付けペン状態にて書いてみるべし。
はい、ではイマよりパイロットのブラックインキに金ペン先を浸してみます。
ソレでもってダイソーの中華便箋に文字を認めてみやう。
ソノ書く紙はダイソーの中華便箋でなくてはならぬのですか?
はい、他の人はイザ知らず自分の場合はズバリソノダイソーの中華便箋となりますのです。
サア書くぞ。
ソレもたったイマ書いたぞ。
うんわあー、ナゼカとってもイイ書き心地がするわい。
うん、コレはもうコレでとってもイイ書き心地なんだわ。
もはやココにナニも足せずさらにココからナニも引けぬ。
うん、うん、うん、うん。
そもなんでこんなに書き心地がイイのだ?
さうか、分かったぞ。
つまりはまさにソレが軸の力なんだよ。
ー萬年筆の使用感にはさう軸のサイズや形状の部分が大きく影響するものだ。
ゆえにペン先によるものバカリなのでは無くむしろかうして軸により規定される感触の部分が大きかったりもするのであーる。ー
そんな風にたったイマわたくしはそんなSirius氏や石の方でのanimist氏に化け毎日遊んでおるので御座りまする。
しかも机上にて遊んで居るのでありつまるところは大衆の方方のやうに連休だとてドコカヘ遊びに行くでも無く兎に角かうしてまるで海の底のやうなおおまさに深くてブルーな趣味性の底に耽溺する侭に實に高等なる遊びをさう毎日繰り広げておるので御座ります。
うはあああーついにやったー。
ついについにサイコーの萬年筆をたったイマかうして入手せり。
しかもソレを得んが為のカネは要らん金ペン先を売り払い得たものなのですぞ。
なのでもうカンペキ―。
もはやコレ以上無くカンペキ―。
さてこんなスペシャル記事だから石のこともまた少しだけ書いて置きますね。
例えば昨日は掃除のオバちゃん(参歳下で元ニッサンの販売レデーで原石ファンの人)に「驚愕のデカいエメラルド標本」を見せソコに強力ライトの光を當てますとうわああーソレはもうまるで緑色の光の万華鏡やわ。
とそんなことをしつつつい遊んで居りましたのです。
もおキレイ―コレを壱日中やって居たくなるわぁー。
さうですね、コレを机上にて壱日やればもう此の世の中のどんな憂さもまた晴れませう。
かのトランプちゃんもまたプーチン君もあんなややこしい自國の利益追求ばかりやっとらずにこんな深ーい海の底でまた深ーい森の奥でこんなキレイな石や🖊や感性バカリを追求したとすればもうどんだけ世界が平和になりますことか。
だがね、ワタシはもうコレバカリですので逆に世間と交わった方がイイ。
こんな独り遊びバカリですのでむしろ友達の家を訪ね是非喧嘩でもして來やう。
ソレに幼馴染のKEIちゃんもさうイノチが助かったのだから全快祝いでも持って行ってやらにゃあ。
とさう人を気遣う素振りを見せつつほんたうはかうして机上の海や森にていつも寝て居るんですねー。
いや眞面目な話ですがかうしてたったイマ次次と欲しい物がドンピシャリと得られまさに嬉しい限りです。
ですがソレはまたモノ集めとしての年貢の納め時が近いのかな、などともまたチラリと思ったりも致す。
まあさうは言いながら實はコレ以外にもあれこれとモノを求めて居ます。
ソレ等のことに就いてはまたの機会に是非御話したいとさうも思って居ります。
尚今回ワタシが得たやうなデカい酒井軸の萬年筆がオークションに出て來ることは可能性としては常に有るがソレも極稀なこととなることだらう。
※ソノデカい酒井軸の限定萬年筆の仕様諸元
全長147mm
筆記全長182mm
筆記重量28g
重心位置6.5對3.5
となる。
そんな酒井軸の萬年筆が今やもはや幻の作品と化して居らう。
ちなみに手作り万年筆の世界には、例えば中屋万年筆であるとかまた萬年筆博士であるとかさらにマサヒロモデルや植原作品であるとか兎に角色色と有ります。
有りますが、インク止め式の吸入機構及び鍛造ペン先の復刻との面で酒井軸で且つ兜木金ペン先付きの萬年筆はソレ等とはまさに別格の物となる。
逆に申せば前者での手作り万年筆は眞の意味での戦前の萬年筆の復刻品とはまさかならず。
要するに単に現代の🖋の部品を使い組み立てた現代の手作り🖋なんです。
對して酒井軸で且つ兜木金ペン先付きの萬年筆はほぼ戦前に作られて居た🗾の萬年筆の精密な復刻版となる。
故にこそまずは価値があるのです。
またソノ中でも特に得難いモデルをナゼカ今回ワタシがひょいっと拾い上げて仕舞ったとのことなんですね。