まずはお祝いである。
Congratulations!Mr. President.ー正しい英語かどうかは分からぬー
さて、元より近代主義の全的な履行には限界が存して居る。
要するに自由や平等といった人権の擁護には限界があるのだ。
そうなると、必ずどこかに抑圧され権利を与えられない人々が生じて来よう。
たとえばかっての帝国主義の時代であるならば、欧米列強に植民地化されし国々の人々が其の不利益を被って生きて居たのである。
酷い時にはドレイ化され毎日こき使われ揚句の果てに国家としての主体性すら奪われて仕舞ったのだ。
近代以降の文明世界とは畢竟そのやうな中心が周辺を搾取する構造の中で繁栄を続けて来たものだったのである。
そうした搾取はイカンとリベラル勢力は訴えるが、たとえどんな主義だろうが其の構造を根本から覆すことなど出来やしない。
第一近代自体が自然の搾取過程そのものであり、其れは人間を神格化して自然を隷属させ骨の髄までムシャブリ尽くす飽食の過程なのでもある。
つまりは近代以降の人類は欲望が強い。
いやむしろ欲望があるからこそ、人間である。
とそう開き直ったのが近代以降の人類である。
なので近代以降の人間は最低限文明人としての体裁を整え生きていきたい。
そんなことは当たり前のことなのであり、もし其れが行えないような国家であり政治であるのならば即否定されるということともなる。
ところが資本主義の末期状態である金融資本主義による虚の利益の追求に走った米国ではこの当たり前のことが崩されて仕舞った。
やがて中間層もボロボロになり、日本や中国や中南米の有色人種に出し抜かれ貧乏白人層が増えて仕舞ったのだ。
そんな食うや食わずで、しかも元教師がスーパーの店員の採用の面接に並ぶような有様で、そんな状態で誰があのオバハンみたくエリート政治家に票を入れたりするものか。
こちとらもう明日とも知れぬ身で、しかも栄養が足りてないのですでに病気で、大金持ちの連中のやうに女遊びに五億円をポンと使うことなどスッカリ別の宇宙での話だ。
ところが其処にもう一人変な野郎が居た。
エロジジイでもってしてもうどれだけ女に金を使って来たか分からぬような一種凄みのある男だ。
しかもコイツが暴言を吐くのでフィリピンの暴言王が仲間だと思い込みついでに露国の指導者が友だと思い込みけど女好きのABE君はやりにくくて仕方がないのだがいざコイツが大統領にでもなれば喜んで尻尾を振るつもりなのだった。
そして事実其の通りになった。
即ち近代は一体何をやって居るんだ?という問いと怒りの部分を発掘した。
其れも高度に進化した資本主義の筈が、しかもこうして白人が白人の国で精出して働いて居るにも関わらず何でこんな貧乏で人間以下の境遇に甘んじて居なければならないのか。
其処はもう革命したくなって来るのも人情というものではないですか。
ただ資本主義の牙城である米国での革命は出来ないのであくまで体制の枠内で本質的な変革を望む庶民のパワー、或は「怒り」の力がトランプ大統領を実現させたのである。
其の意義は一応は大きいというべきなのだろう。
何故なら彼は反グローバル主義者であり保護主義者だからなのである。
無論のこと保護主義だからこそ排外主義なのである。
保護というのは米国つまりは自分の国を護るということである。
国民を護るということである。
現状でのグローバル化による「なんでもあり」の社会、謂わばグチャグチャの社会、外国の企業や移民に根こそぎ仕事や利権を奪われ泣き寝入りしているやうな異常な状況を転換させるということである。
言うまでも無くこのままではグローバル化により世界は滅びの坂を転げ落ちて居るのだと言えよう。
なので今すぐに其れを止め排外主義を行うべきであるとかってわたくしは述べて居た筈だ。
人種も宗教も或は経済も皆限定的なものなので相互理解などかなわず元々人間とはそういうものなのでそうした限定された範囲の中を限定的に生きるべきであると前々から述べて来て居る筈。
其の意味ではトランプ氏の政策と云うか考え方はむしろ○。
ただし富裕層への減税と地球温暖化対策をやる気が無いのは×。
それから女をのさばらせない社会通念をつくる上では彼のエロ振りはむしろ大いに○。
今後日本国の自立性を確立していく意味での日米同盟への冷たさはむしろ○。
それと今後米国の経済は良くなろうから日本の経済にとってもむしろ○。
ただし其れもより早く地球を壊して仕舞う可能性が高いという点では大いに×。
さらに近代主義の無能振りを暴言でぶっ飛ばすという点では大いに○。
第一何処に、一体何処に移民さんやら外国人さんやらを厚遇し其れでもって自国民が我慢を強いられる社会が良いなどと思うアホが居るというのだろうか。
そんなものはおかしいに決まっておりますがな。
じゃ、君等は自分の年収がたったの150万になったとしても難民さんやら女性やら障害者さんやらの厚遇を本当に願ったりするものなのだろうか。
勿論そうではない、結局人間はまず自分が充たされて居ないといつかは爆発して仕舞うものである。
だから其のグローバルな近代主義の乱痴気騒ぎをもう止めて自国の範囲内で大人しく生きていくべきなのである。
なので米国だけではなく英国でも日本でも何処でも兎に角そうした鎖国政策をやっていけば良いのである。
そして最終的には国家そのものを解体し共同体単位で人類は文明を継続させていくべきなのである。
ではあるが、其れだけは如何にも難しいことだ。
ゆえに前々から我はトランプ氏に期待して居る。
ただしTPPの代わりの通商政策を考え出さないとも限らないから、其の部分は警戒しておく必要がある。
其れから自衛隊を維持する為に今後消費税が随分上がる可能性がある為この際是非会社に其の分を払えと今から交渉を開始しておく必要がある。
そしてオバサンは負けた。
ザマミロである。
初の女性大統領はならなかった。
尤も昔のヒラリーさんは結構な美女だったのだね。
其れにエロジジイの方も昔は結構なイケメンだったのですね。
この二人が結婚して居たら一体どんな家庭が築かれたのだろうとつい空想して仕舞う程に美男美女の、そして実力のあるカップルではなかったか。