目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

目覚めよ!-17



病の起源 第1集 がん ~人類進化が生んだ病~
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0519/

今夜上記の番組をTVの方で視聴したのだったが、これは非常に為になる内容のものであった。

大変勉強になり、大変面白かった。

科学がここまでがんのメカニズムを解き明かしつつあるのならば、近い将来にがん細胞の増殖を抑える方策が見いだせるのかもしれない。


ただし、がん細胞の発生と増殖のリスクは人類、それも現代人に於いて最も高い確率のものになりつつあるという事実は如何ともし難いということが番組中にデータとしてハッキリと示されていて少々驚いた。

と言うのも、そうしたデータとは関係なく直感的に私がこれまでそう感じていたことが科学的に裏付けられたということにこそ驚いたのであった。


それで、がんにならない為にはどうしたら良いかということなのですが、その為にはまずなるべく自然な生活を行った方が良いということが上の番組からも見て取れる部分だったのである。

1.日頃から日光を適度に浴びて体内でのヴィタミンDの生成を促すこ と。

2.夜は早めに休んで体内でのメラトニンという物質の生成を促すこ と。

3.過大なストレスがかかることを避ける。

4.タバコや酒は止める。


1.
Wikipedia-ビタミンD
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3D

ここで「ビタミンDの分子的特質は、癌の防止に関して癌の増殖の主たる細胞メカニズムに幅広い範囲で潜在的に関わっていると考えられている」と書かれて居る部分が重要だ。

さらに、「ヒトにおいては、午前10時から午後3時の日光で、少なくとも週に2回、5分から30分の間、日焼け止めクリームなしで、 顔、手足、 背中への日光浴で、十分な量のビタミンDが体内で生合成される」とのことなので、これをやっていればかなりにがんを抑制する効果が表れる筈である。

ちなみに私は日光浴が大好き。それも私の部屋の横のヴェランダで日光浴するのが好きだ。
その時には無論パンツ一丁である。冬でもそう。

そこで恥ずかしいとか何とか言って居る奴の方がバカなのである。

この我がたるんだ裸など誰も好き好んで見て居る訳ではない。

それから美白だとか何とか言いつつなるべく日光に当たらないようにしているようなお姉さん方、アナタ方、ヴィタミンDがどの位体に良いものなのか、そこをよーく考えてみたことがおありだろうか?

ちなみにわたくしは元々肌がきめ細やかでしかも美白で、そこは流石に自称詩人なのではあるが、実はそこが自分では一番嫌いでもっと男らしく見られたく肌を焼こうと思って日光浴派になったのである。

されど、日光浴には確かに紫外線による人体への悪影響の問題もある為、本当は一ヶ月に一度位しかして来て居なかったのである。


尚私の場合元々体の燃焼の度合いが低いのか、強い日光に当たると逆に とても体の調子が良くなりそればかりか心の方まで爽快になって何だか元気ハツラツになってしまうのであった。

それで天気の良い日は兎に角裸で、それもヴェランダで日光浴という傍から見ればアイツは奇人変人なのではないかと思われやすいことを好んでして来て居たのであった。

ところが今回この番組からその変質行為こそが我の体を根本から守るという尊い行為であったことが証明されたのである。


2.

Wikipedia-メラトニン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3

ここにあるように「最近ではメラトニンが免疫系に効く、発ガンを抑える作用がある等、人体全体に関して大きな役割を果たしていることがわかってきている」とのことである。

それで、兎に角、夜はしっかりと寝ることが肝要だ。

矢張り不眠症ではいけなかったのだ。

夜はしっかりと寝て、朝鶏の鳴き声と共に起きるのが正しい人間の生活リズムなのである。

「ヒトでは、メラトニン血中濃度は昼に低く夜に高く、睡眠と関連している。」とあるので矢張り夜にはしっかりと寝た方がメラトニンが充分に出来るのではないだろうか。

然しその場合にたとえばかの五木 寛之先生のようなそれこそ夜行性の作家の場合は一体どうなって仕舞うのであろうか?

朝寝て昼に起きるとメラトニンは生成されにくいのであろうか?

まあ多分はそうなのだろう。


それで、これら1.と2.の部分をよーく見直してみると、要するにこれはかって人間が当たり前に行っていた生活のパターンであることがはっきりと分かるのであった。

だからわたくしは日頃から訴えて来て居るではないか。

人間存在は兎に角なるべく自然の生活に戻った方が良いのだと何度も何度も繰り返しそう言って来て居るではないか。

人間存在は出来れば昼は裸で生活してそして暗くなったら家に戻りそのまま寝るということが最も望ましい生活なのである。


3.労働の代りに生活費を出して呉れるパトロンを是非見つけておきたいところだ。そうすれば多分ストレス過剰にはならない。


4.実は我はタバコを嗜む。

タバコが大好きなので結局はそれで死ぬることになるのではないかと思って居る。

Wikipedia-ニコチン依存症
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%81%E3%83%B3%E4%BE%9D%E5%AD%98%E7%97%87

「ニコチンは、神経伝達物質であるアセチルコリンに分子構造が類似し、ニコチン性アセチルコリン受容体(レセプターとも)に作用することで、中枢神経のドパミン神経系、特に脳内報酬系を活性化する。そのため、摂取後に一時的に快の感覚や覚醒作用を得られる。このような報酬系を介した薬理作用は、覚醒剤など依存性を有する他の薬物と共通である。ニコチン摂取を続けると、ニコチン受容体がダウンレギュレーション(受容体の数が減ること)を起こし、ニコチンを外部から摂取しないと神経伝達が低下した状態となる。自覚的には不安症状やイライラ感など不愉快な気分を生じる。」以上より引用

とのことですが、依存性はあるにせよ実はタバコは精神自体には悪影響を及ぼさないのである。

むしろ神経質の人には良いのではないだろうか。

ちなみにあの極端に神経質な芥川 龍之介は煙草が大好きであったという。


Wikipedia-酒
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%92

個人的に、酒の方が色々と危険なことを引き起こすのではないかと思っ て居てしかもそれを皆に言うので顰蹙を買ったりもしている。

つまるところタバコは覚醒なのだし、アルコールは鈍麻なのだから自称詩人にとってはむしろタバコの方が良いということになる。

鈍麻したら詩の方が書けやしない。

いや、それでも酔いどれ詩人というのが昔の仏蘭西などには大勢居た様なのではありますが。


いずれにせよ、本当はタバコは良くない。近く是非止めたい。

と言いながらまるで葉巻のようなKEITH MILDの一本に火をつけてふかし始めたわたくし。

しかしながら全く凄い良い香りだな、この小さな葉巻は。                                                 2013/05/20(月)