目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

#書評

まるで春壱番でのやうな読書ー養老孟司 『ヒトの壁』 | 新潮社の書評1ー

養老孟司 『ヒトの壁』 | 新潮社の書評1 さりげないのにスゴイ! 本好きが育つ町の本屋さん、名古屋・七五書店 | 週末の旅は本屋さん (bunshun.jp) 七五書店 - Wikipedia 寒い冬は巣篭りをし春になると本能に目覚め活動をし始めるまさにケモノの如き我は昨日…

『文明が不幸をもたらす』クリストファー・ライアン著の書評2

所謂金儲けを始めあらゆる生活上の営為は観念が目的とするところのものでは無い。 観念とはむしろ其の種の實利性、現實上の価値構築を元来離れたものなのだ。 だが世間の人人はむしろ其の實利性の上で自らの意見を構築しあれこれと論じ合って居る。 または感…

『文明が不幸をもたらす』クリストファー・ライアン著の書評1

幸か不幸かまさに其の文明論をわたくしは考え続けて来た訳だ。 其れも中学時代の恩師に人口問題と食糧危機のことを述べたレポートを評価されたばかりに其の後半世紀にも亘り考え続けて来た。 其のことは國語即ち文學的な課題とはまた別の大問題だった。 其の…

『哲学と宗教全史』を読んでー壱 かってエピクロス派が唱えた「アタラクシア」とは?ー

書評1 さても次第次第に世界は変わりつつあるやうな気がどうしてもしてならない。 此の文明は果たして何処へ行かうとして居るのだらうか? 其のことが私にはまさに直観的に認識されるのである。 或は感覚的に捉えられるのだと言っても良い。 つまりは全体的…