目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

2019-01-01から1年間の記事一覧

『無声慟哭』より見た死

無声慟哭 こんなにみんなにみまもられながら おまへはまだここでくるしまなければならないか ああ巨きな信のちからからことさらにはなれ また純粋やちひさな徳性のかずをうしなひ わたくしが青ぐらい修羅をあるいてゐるとき おまへはじぶんにさだめられたみ…

賢治は何故結婚しなかったのか

さて其のコスモポリタン的な世界観ー価値観ーを追求していったのがかの宮澤 賢治である。 廿台の終わりから四十歳位まで、わたくしは宮澤 賢治につき全集ー新修全集ーを丹念に読み込み解読を行って居た。 だが所謂有名な作品を具に読み込んで居た訳では無ひ…

危機としての文明の抽象化

重要なことは極右の立場にせよまた極左の立場にせよタダ「日本の社会」を良くしたひと云ふ一心にて其の全ての行動は規定されて居りしことなのだった。 また、新自由主義は新自由主義でまた、世界をより豊かにする為に自由主義経済を徹底して活性化し新たな富…

三島事件とあさま山荘事件とに寄せて

さて歴史はまた思想は何故一通り学ばねばならぬのかと言ふことである。 あくまで個人的には以下の見解による。 まずは其の幅広ひ学びにより何事にも動じず自律的な意見表明を成すことが可能だ。 最終的には其れは人間としての精神のあり方を磨くことにも繋が…

じぶんをも含め一体いつまで「結婚出来なひ男」なのか?

《神戸・教師いじめ》親族も困惑する、リーダー格 “女帝” 教員のあきれた素顔 ほうれ、其の通りじゃった。 まさにワシの言った通りだらう。 だから権力と云ふものは個に集中させてはならぬ。 また国家に集中させてもならぬ。 つまりは人間の営為に集中させて…

常に具象的な自然の怒り

元より文明とは抽象概念の巨大なる集積なので、自然の齎すところでの具象的破壊力に対しては手も足も出ぬ。 其の具象的破壊力をむしろ文明は長きに亘りナメて来て居た。 具象的破壊力は地にも満ち天にも満ち人間界にも實は満ち満ちて居る。 よって抽象的に形…

はき違へてはならぬ自由

『社会学者の宮台真司との共著に見られるような、「リベラル」な視座からの発言が多数なされている。主な思想的には「右でも左でもないリベラリスト」を自称しており、この勢力拡大が急務であると主張している。また改憲論者であり、将来的には憲法9条を改正…

お局様の方々が自らを反省するには是非尼寺へでもお籠りなされ

「反抗して学級つぶしたらいい」…いじめ被害教諭の担任児童にけしかけ 「子どもに『あなたのこと嫌い』」教員間暴力の加害教員、児童にも うーむ、どうも此処までのことをかの女性教諭が言ったとなると、コレはもはや所謂お局様体制が其処にしかと確立されて…

人間は何故人をイジメた上で喜びを得るのか?

個としての宿命とは別に現代に於ける人間の宿命につき調べて居たらこんなものが出て来た。 羽交い締めで激辛カレー 衝撃写真から見る教師による教師へのいじめ…その実態と表面化しにくい理由とは? だが問題は此の番組自体にあるのでは無ひ。 其処にも画像が…

仏法から辿る環境問題

其の抽象願望を過度に追求していく世界観を仏法は極度に嫌ひます。 特に禅家に於ひては其の観念的過程こそが煩悩の温床であり苦の母胎であるとして其の観念自体を否定するのです。 つまるところ其処では認識作用の根本にまで遡り観念としての因を滅却してい…

「温暖化非常事態」を視てー2ー

2.今何が進みつつあるのか さてこれまで述べて来たやうに文明とは抽象願望を過度に追求していく現象だと云ふことです。 人権の拡張然りまた幸福追求への権利然りで其処ではまさに何処までも人間中心主義を貫かんとして居る訳です。 然しあくまでも其れは抽象…

「温暖化非常事態」を視てー1ー

さて此の度16歳の少女が訴える 温暖化非常事態を繰り返し四度程視てみました。 何故なら結構内容のあるものでまさに大問題を真正面から取りあげた番組であったからだ。 1.グレタさんの活動に就ひて まさにとんでもなひことになって居た。 つまり今やグレタ…

死者と語らふことでこそ大衆は目覚める

自殺者急増の仏警察官らがデモ 労働条件の改善を要求 さて何で近代社会はいつもかうしたことになって仕舞ふのか? おそらくは何処かでバランスを崩して居ることでせう。 寺離れ、危機的…” 本来の姿を取り戻すために始まった、住職たちの挑戦 ガンダムから寺…

たまにはNHKの番組を視てみやう

16歳の少女が訴える 温暖化非常事態 此のグレタさんの怒りの顔つきが兎に角とても怖ひ! さて言ふまでもなく地球温暖化はまさに人類にとっての死活問題なのだ。 但し其れが我我に取りいまひとつ危機として感じられぬのは我我現代人が思想的洗脳を受け其の大…

白黒をつける是非

怒りと涙の訴え 16歳 グレタさんを知っていますか? 「『大切な勉強の時間を無駄にしている』と言われるかもしれないが、政治家たちはこの数十年間を何もせず無駄にしてきた。私たちは温暖化の問題解決まで活動やめない」以上より引用 政治家はこれまで何も…

薔薇荊としての罠 ーグレタさんの文明批判に寄せてー

グレタさん演説全文 「裏切るなら絶対に許さない」涙の訴え 『私が伝えたいことは、私たちはあなた方を見ているということです。そもそも、すべてが間違っているのです。私はここにいるべきではありません。私は海の反対側で、学校に通っているべきなのです…

一人の少女の正論に対し正論でもって応ずる

「子どもの未来、奪わないで」 15歳の活動家、COP24で演説 『私はグレタ・トゥーンベリといいます。15歳です。スウェーデンから来ました。「クライメート・ジャスティス・ナウ」の代表として演説しています。 スウェーデンは小国なので、私たちが何…

環境問題は「セクシー」か否か

玉川徹氏「セクシー発言」の小泉進次郎氏に「潮目が変わったのは結婚から。意外と視聴率取れない。ファンの人たちは虚像を見ていた」 其の結婚前であれ結婚後であれ元々かの小泉 進次郎に望むべき理性などは無ひのでありだからこそ直ちに大臣など辞めよとさ…

一度位は其の侭に火に焼き尽くされてみよ

八事山文庫 2019秋 秋季彼岸会 千燈供養会 八事山興正寺 我等凡夫に於ひても常に宗教に縁ししかもかような宗教的行事に気を配り其れに参加することこそが肝要です。 元より仏教とは其処で現世利益の成就を乞ひ願ふものでは無ひが、たとへ現世利益の成就…

『ホモ・デウス』を読み解く-2-

命題3 飢餓、疫病、戦争の3つを克服した人類が次に解決しようとする課題は、人間至上主義の完全なる達成のため、不死、至福となることを通じてホモデウス=神となることと予想される。 人類は自らをホモデウスにアップグレードすることで人間至上主義の完遂を…

過去でのさうして現在での愛の形

今アマゾン プライム・ヴィデオで視聴することが可能な90年代後半のSF映画『フィフス・エレメント』-1997-はSF映画の金字塔を打ち立てたものだとされて居る。 The fifth Element (Full HD) Hollywood movie 2018 in Hindi dubbed ヒンディー語吹き替え版 本…

ノーヒット・ノーランの達成御目出度う御座ります

本日のドラゴンズの左のエース大野 雄大 人物 のノーヒット・ノーランの達成御目出度う御座ります。 さうして佛教大學の出身の投手の此の度の御活躍どうも御目出度う御座ります。 仏教系大学 なる程、ミッション系に限らずかように仏教系大學も矢張りと云ふ…

ハラリ氏よりのメッセージ

「私の前著『サピエンス全史』では、集合的神話――神や人権、貨幣など――を信じる私たちのユニークな能力が、どのようにして私たちがこの惑星地球を征服することを可能にしたのかについて書きました。『ホモ・デウス』で私は、この私たちの古くからある神話が…

もはや事実としての温暖化

インドで気温50度超え。深刻化する水不足問題の実態 其の水不足と云ふのは水資源には恵まれた此処日本ではなかなか考へにくひことで事実我我には日本国内での水不足などは実感されて居なひ。 但し其の50度を超える気温と云ふことはまさに脅威に値することで…

『ホモ・デウス』を読み解くー1ー

「人類文明の壮大な歴史物語」であるところでの【まとめと要約】『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』 上巻 ユヴァル・ノア・ハラリ(著) レビュー及び『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』の著者であるユヴァル・ノア・ハラリ氏は此れ等の…

「今を生きる」べきでは無ひ

禅やマインドフルネスなどで屡云われるのが「今を生きる」と云ふ概念です。 其れは究極としての苦悩の脱し方なのだと屡紹介されて居たりもします。 ですが、逆にわたくしは現代人は「今を生きる」べきではなひ、とさう捉へるのであります。 では何故「今を生…

相対分別ー観念的認識ーの功罪

認識上の誤謬ー認識其れ自体がすでに誤謬ーと云ふまさに哲學的な命題がわたくしの頭の中を支配しあれこれ思ひ悩まさせられたりもして居る。 そんなことで思ひ悩んで居る奴は哲學者又は宗教學者などを除き何処にも居なひ筈だ。 わたくしはさうした哲學上の問…

かの本丸御殿を観て

「第二次世界大戦後には、信長はその政策の新しさから、革新者として評価されるようになった。しかし、このような革新者としての信長像には疑義が呈されつつあり、2010年代の歴史学界では、信長の評価の見直しが進んでいる[注釈 9]。」 織田 信長 概要より …

翡翠の価値、自然の価値。

自然と云ふものは究極の価値である、と云ふことにつき誤解乃至はまるで分かって居なひ現代人がおそらくは大半です。 即ち現代人が寄って立つところでの其の価値ヒエラルキーにつき誤解して仕舞って居る。 近現代の価値とはズバリ言へば須らく合理化されし価…

男の彼=男のライスカレー

先にも述べたやうにカレー好きのわたくしはほぼ毎日ライスカリーを食って御座る。 其れも朝食に食ってる、即ちかってのイチローと同じく朝カレー派なのだ。 どんなレトルトカレーを食って居るかと云ふに咖喱屋カレーのしかも<大辛>を日々好んで食っておる…