目覚めよ!

文明批判と美と心の探求と

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

実体とは仏または神のことである

ところで其の実体とは何でしょうか。 もしもこの世のすべてが自立性の無い非実体であり非実在であるならば、まさに此の世ではない実体であり実在であるところの世界へ行った方が良いような気も致しますがそこのところはどうなんでしょうか。 まあ其れもひと…

この世は夢かうつつか幻か

まださめぬ 此世の夢に夢を見て いやはかななる 身のゆくへかな これはかの沢庵禅師の辞世の句だそうですが、何と申しますか何とも寂しげなものに感じられます。 が、ただ寂しいのではなく愚かさの生ずるエロスのようなものが其処に謳い込まれていないとも限…

目覚めよ!での恐怖の課題図書六冊

さて今や米中の相互依存関係が築かれつつあるように思われますが其れは一種イデオロギーを超えた同盟関係であるようにも見える。 が、良く良く見るに其れは近代全体主義というもっともっと大きなイデオロギーに貫かれし相互依存関係であるに過ぎない。 経済…

否定はしない近代の美果ですが

近代という人間の世紀が可能にした様々な美果については、無論のこと其処で十二分に味わいそして楽しんでいく必要があります。 何故なら其れ等のことを今更否定してみたって何も始まらないからなのでもあります。 ゆえに今現在味わえることについては有難く…

快楽は精神でもってこそ求めていく

前回人間の生活がこんなに豊かになったのは近代という打ち上げ花火を操る花火師の方々、其れも優秀な方々が一生懸命に其の花火の打ち方、或は打ち上げる花火の球のことを懸命に考え抜いた結果である、というようなことを申しました。 そしてそういうのが分析…

分析知の集積の時代

一言で申せば近代という世紀の流れを形造るものは分析知の集積です。 然し其れは常に一方通行での流れですね。 だから近代に欠けて居る部分とは逆に全面通行性とでも申しましょうかそうしたものなのではないでしょうか。 分析知の反対語を考えますとつまりは…